前口上 | 目次 | 第1章 | 第2章 | 第3章 | 第4章 | 第5章 | 第6章 | 第7章 | 第8章 | 第9章 | 第10章 |
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用量q0を吸収部位に投与し、瞬時に溶けて徐々に血液区画に分布して、徐々に体外に排出されるモデル。 (注1)
時間(hr) | 0.07 | 0.32 | 0.57 | 0.72 | 1.07 | 1.57 | 2.07 | 2.57 | 3.57 | 4.57 | 5.57 |
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血中濃度 | 8.79 | 20 | 21.3 | 17 | 10.7 | 6.46 | 3.72 | 2.47 | 1.17 | 0.64 | 0.41 |
溶解時間t0が無視できない時は内服1コンパートメントラグタイムモデルになります。 このモデルは時間をT = t - t0とした内服1コンパートメントモデルになります。 表14.3.3は、実は溶解時間t0を0.43時間として、実際の内服時間からt0を引いた時間を内服時間にした溶解時間補正後の表です。 実際の内服時間とその時の血中濃度は表14.3.4のようになります。 内服薬は溶解時間が無視できないものが多いので、たいていはラグタイムモデルの方がうまく当てはまります。 (注2)
時間(hr) | 0.5 | 0.75 | 1 | 1.15 | 1.5 | 2 | 2.5 | 3 | 4 | 5 | 6 |
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血中濃度 | 8.79 | 20 | 21.3 | 17 | 10.7 | 6.46 | 3.72 | 2.47 | 1.17 | 0.64 | 0.41 |
表14.3.3の血中濃度を対数変換して0.57〜5.57時間をβ相と考え、皮むき法によってパラメーターA、α、βを求めると次のようになります。
これらの値を初期値としてガウス・ニュートン法でパラメーターを求めると、70回以上の反復計算の結果、次のような値に収束します。
これらの値を初期値としてガウス・ニュートン法でパラメーターを求めると、80回以上の反復計算の結果、次のような値に収束します。 表14.3.3の結果がt0を0.43時間に固定した時のものであるのに対して、この結果はt0もパラメーターにした時のものなのでパラメーターの値がわずかに異なっています。