「X-Window Dump」より「.xwd」。
X-window上で画像を処理するために開発され、X-windowにおける標準形式となっています。
MIT(マサチューセッツ工科大学) X-windowコンソーシアムが開発し、同組織が著作権を保有しています。
X-windowはできる限りハードウェアに依存しないように設計されているため、XWDファイルも多種類のワークステーション上で使用可能であり、仕様としても明確かつ必要十分で拡張性にも富んでいます。 しかし、元々ワークステーション上で使用することを目的として設計されたため、保存領域を贅沢に使用しており、 ファイル容量が比較的大きくなりがちなため、あまりパソコン向きではなく、X-window以外のシステムではほとんどサポートされていません。
X-windowにはXWDファイル以外に、主としてカーソルとアイコン用の画像フォーマットである「XBM(X-window Bit Map)」というものもあります。 このXBMファイルはC言語のソースコードでビットマップデータを記述したテキスト形式のファイルであり、非常に特殊な形式のため普通の画像保存用にはめったに用いられません。