コップが2つあり、一方のコップAには100ccの水が、もう一方のコップBには50ccのミルクが入っています。 今、コップBからスプーンに1杯のミルクをすくい、コップAに入れてよくかき混ぜます。 次に今度はコップAからスプーン1杯の「水とミルクの混合液」をすくい、これをコップBに戻します。 この時、コップAの中のミルクの量とコップBの中の水の量は、どちらがどれだけ多いでしょうか?
またコップAにミルクを入れた時、よくかき混ぜず、半分ほどかき混ぜただけでコップBに混合液を戻した時は、コップAの中のミルクの量とコップBの中の水の量は、どちらがどれだけ多いでしょうか?
なお使用したスプーンの容量は10ccで、スプーンの周囲に付いた水は無視できることにします。
(→第2問へ)
最初の作業でコップAからコップBに一定量のミルクが移動し、次の作業で同じ量の水とミルクの混合液がコップAからコップBに戻ってきます。 その結果、作業の前後でコップAとコップBの内容量は変わりません。 この時、コップBからコップAに移動したミルクの分だけコップAからコップBに水が移動している、つまりコップAの水とコップBのミルクが同量だけ入れ替わっているわけです。
したがって、コップAの中のミルクの量とコップBの中の水の量は同じになります。 これはコップAから戻ってくる水とミルクの混合液の割合とは無関係ですから、どちらの場合もコップAの中のミルクの量とコップBの中の水の量は同じです。