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- 854. 行って来ました、エジプト・トルコ格安弾丸ツア−8日間 エジプト4 投稿者:NEGI 投稿日:2010/06/05(土) 16:03:57
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今日は朝からピラミッドデーだ、ホテルからあまり上等な舗装ではない道路でメ
ンフィスに向かう。
道路沿いになつめやしの林が続く、のんびりとその実を収穫してる。
メンフィスではラムセスⅡ世の巨大な石像を見て感動、アラバスタ−スフィンク
スの愛らしい顔に少し和む、蚊が多い、周りの土産物屋台をからかう、その後サッ
カラの階段ピラミッドへ行く。
ところで、エジプトの観光スポットには必ず物売りが居て、これがもうしつこい
の何の、顔もおっかないしね。
「絵葉書10枚1ドル!」・・「絵葉書20枚1ドル!」いや、あのね、高いと
か安いとかの話じゃなくて絵葉書ならもう既にあのおっちゃんに買わされてんだっ
てば、え、オレからも買えって、そんなカンニンしてよ絵葉書だらけになっちゃう
よ第一これと同じものでしょ。w
マゴマゴしてると、手に杖を持たされてあたまに布キレ巻かれて写真撮らされて
10ドル要求される。
商売抜きなら笑顔のすばらしい連中なんだがね。
次は屈折ピラミッドと赤ピラミッドのダハシュ−ルへ行く。
サッカラの階段ピラミッドもここのピラミッドも茫漠たる砂漠の中だ。
ここの砂はさらさらで細かくかなり礫を含んでいる、よく見るとビニールやらペ
ットボトルやらも混ざっていて、しっかりと近代文明の味付けもなされているのだ。
つづく NEGI
- 853. 行って来ました、エジプト・トルコ格安弾丸ツア−8日間 エジプト3 投稿者:NEGI 投稿日:2010/06/03(木) 17:59:57
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さて、朝カイロに到着後そのまま市内観光に出発、イスラム教のモスクをいくつ
かと古いキリスト教の教会を見学した。
途中チラチラとピラミッドが見え隠する、最初は一同小学生の遠足のようにワ−
ワ−言ってたが、ピラミッドってカイロ市内のあちこちからよく見えるので、だん
だん静かになる。w
何年か前にルクソ−ルでテロがあったためか、いまだ市内の観光スポットではカ
ラシニコフを持った観光ポリスが白い制服で目を光らせている。また観光施設には
必ずX線の荷物検査があってうっとうしいことこの上ないが、同じ物を持ってても
ひっかる奴とそうでない奴が居るのはなぜだろう、私はトランクのキ−が原因で捕
まってしまったが、もっと怪しい物を持ってても通過できてしまうのはなぜ?w
エジプト考古学博物館へ行った。
おお、教科書か本でしか見たことの無いものが大量にある、4〜5千年前のもの
が無造作にそこいら中に置いてある、大迫力だ。
マミールームにも入って本物のミイラも拝見した、うーむこれがツタンカ−メン
の黄金のマスクですかい、おおキャップストーンが・・・残念ながら格安弾丸ツア
−なのでじっくり見てる時間が無い、時間はないけど律儀に土産物屋を回るのはな
ぜ。w
なぜ、なぜ、で一日目が過ぎた。
つづく NEGI
- 852. Re[851]:あれ! 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/06/03(木) 17:05:11
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>NEGIさん
書き込み、ありがとうございます〜!m(..)m
久しぶりのNEGI節全開の書き込みを、大笑いしながら読ませてもらってますよ。(^O^)
>>あれおかしいな。
>>すみません、この所をお借りして愚にもつかない駄文を垂れ流すのを
>>お許し願う、冒頭のご挨拶が欠落してました。
>>アップしたつもりでされてなかったようです。^^;
またしても、この掲示板の迷惑書き込み防止の呪いに引っかかったようですね。(^^;)
2つ目の書き込みからは呪いが解かれることが多いようですから、最初にダミー書き
込みでも書き込むといいかもしれませんねぇ。
それじゃあ、続きを楽しみにしてますよ〜!(^o^)/
とものり
- 851. あれ! 投稿者:NEGI 投稿日:2010/06/03(木) 12:55:20
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老師
あれおかしいな。
すみません、この所をお借りして愚にもつかない駄文を垂れ流すのを
お許し願う、冒頭のご挨拶が欠落してました。
アップしたつもりでされてなかったようです。^^;
いきなりの訳の分からん書き込みで、失礼をば致しました。
もしお許し願えるのならば、暫くお目汚しをご勘弁下さい。<(_ _)>ペコリ
イカンイカン NEGI
- 850. 行って来ました、エジプト・トルコ格安弾丸ツア−8日間 エジプト2 投稿者:NEGI 投稿日:2010/06/03(木) 09:11:55
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エジプト旅行にはいくつか壁があって、その一つが「ファラオの呪い」と言われ
る腹下しである。
エジプトは水が悪く水道水でも飲めない、飲めば必ず下痢をする。
当然その水で洗った野菜なんか食してもアウトなので、事前にガイドから生野菜
などは敬遠するよう注意があるのだった。
また水道水を凍らした氷なども同様なので、うっかり氷入りの飲み物を飲まない
ようにしなければならないのだ。
しかし現地人は当然ながら、欧米人も比較的強いようで生野菜なんかはバリバリ
食べているが、日本人、それもある年代から下が特に弱いようである。
洟たらしてボットン便所を使ってた年代は大丈夫らしいってことね。w
一説には日本人旅行者の9割が罹るといわれ、日本製の下痢止めなんかは一切効
かず、ひどくなるとケ○からション○ンが出るとまで言われるくらいで、そうなる
ともう命に関わってくるのだ。
おまけに観光地のトイレは全部有料なので、下痢なんぞしてしまったらドンドン
貴重な水分とエジプトポンドが出ていってしまうのだ。w
つづく NEGI
- 849. 行って来ました、エジプト・トルコ格安弾丸ツア−8日間 エジプト1 投稿者:NEGI 投稿日:2010/06/02(水) 21:07:28
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期待と緊張の数ヶ月が過ぎ、やがてミッション開始の日が来た。
しかし格安ツア−の恐ろしさ、出発地の関空まで名古屋からバス移動だ、おまけ
に航空会社はエジプト航空ときた。
名前を聞いている分には充分ロマンティックなのだが、どうも中古の機材を使っ
てるらしくあちこち不具合があって、例えばエアコンは、客席の右半分では寒すぎ
るのに左半分では暑すぎると言う具合だ。
ヒコ−キはボロだがパイロットの腕は確からしく、経由地のルクソ−ルでは今ま
で経験した事のない見事なソフトランディングを披露してくれた、が、その後故障
修理とかで2時間機内でカンヅメになってしまい、結局関空→カイロ17時間座り
っぱなしということになってしまった。w
新品ヒコ−キに下手パイロットか、ボロヒコ−キに凄腕パイロットか究極の選択
だ。
つづく NEGI
- 848. 行って来ました、エジプト・トルコ格安弾丸ツア−8日間 プロロ−グ 投稿者:NEGI 投稿日:2010/06/02(水) 20:05:37
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行って来ました、エジプト・トルコ格安弾丸ツア−8日間w
何時仕事が入るか予測出来ないうえに、入るとなれば突然入る因果な商売をして
ますと、なかなか長期の休暇を取り難く、普段は一泊二日の温泉旅行が精々の私で
あります。
ところが、一番下の息子が正月に入籍し、新婚旅行をイタリアにすると言い出し
た所から事件は始まったのであります。ww
新婚ツア−用の豪華旅行パンフを広げニタつく息子を横目で見ているうちに、他
の家族には「何かムカつくな、ホナラわしらもいっちょイテコマしたろかいな」等
と言うヨコシマな心が湧き上ってきたのであります。
丁度時代は不景気の真っ最中で、仕事なんか当分入りっこないし今だったら誰に
も迷惑を掛けなくて済むし、不景気のせいか格安ツア−も沢山出回っててこちとら
ビンボ−人には有難いし、そーだ、行くなら今しかない、それに内緒にしてれば土
産も買ってこなくて済むし。w
旅行先は格安のエジプト・トルコ8日間と決定、残りの家族4人参加、時期は息
子が新婚旅行から帰った一週間後、どうせ周りに内緒にするなら旅行先から新婚さ
んに写メを送るサプライズも計画、よって緘口令が布かれた。
つづく NEGI
- 847. Re[846]:死刑 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/05/31(月) 20:56:44
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>山本直樹先生
>>昨日NHK教育TVでETV特集「検事と死刑囚の44年」という番組が放送されました。
>>重い問題を丁寧に扱った良質な番組でした。
残念ながら、その番組は観ませんでした。
紹介していただいた阿津聖恵さんの感想を読みました、大変考えさせられる内容で
すね。
陪審員制度ができたことによって、人が人を裁くということが他人事ではすまなく
なってしまいましたので、誰もがじっくりと考えておかなければならない重い問題で
すよね。
僕は基本的に死刑反対の立場ですが、それは人道的な理由からというよりも、人間
は必ず間違いを犯すものであり、特に国家権力が絡むと間違いがそのまま通ってしま
い、冤罪を生む可能性が非常に高い(事実、そのような冤罪が沢山あります)という、
かなり現実的な理由からです。
冤罪で服役するのももちろん問題ですが、まだ間違いを正して冤罪を晴らす機会が
多少なりともあります。しかし死刑の場合は間違いを正す機会が永遠に無くなってし
まうわけですから、救いようがありません。
そしてへそ曲がりで天邪鬼な僕としては、戦争で沢山の人を殺した人間が死刑にな
らず、むしろ英雄扱いされているのに、本当に人を殺したかどうかわからない人間が
死刑になるという世の中を、感情的にどうしても受け入れることができないのです。
(^^;)
とものり
- 846. 死刑 投稿者:山本直樹 投稿日:2010/05/31(月) 07:45:02
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昨日NHK教育TVでETV特集「検事と死刑囚の44年」という番組が放送されました。
重い問題を丁寧に扱った良質な番組でした。
当直室で見ていてなかなか夜眠れませんでした。
http://reliance.blog.eonet.jp/default/2010/05/etv-2cec.html
というアドレスで河津聖恵さんという方がすばらしい感想を書いておられました。
最高検察庁の元検事土本氏には
若き日に関わった、死刑判決をめぐって忘れない記憶があります。
強盗に押し入った家で主婦を殺害した22歳の容疑者に死刑を求刑し、
最高裁で確定させた事件です。
死刑囚となった青年と土本氏は死刑が執行されるまで手紙を交わしました。
手紙から、死刑囚が社会に出られるほどに立ち直ったのを確信した元検事は
執行を止められないかと上司に恩赦をかけあいますが死刑は執行されます。
それ以後、ずっとこの死刑囚のことは心にわだかまっていましたが、
後日、別の死刑囚の死刑の現場にみずから立ち会うことを決心します。
土本氏は初老の死刑囚の隣で、その体に肱でふれながら読経もする。
彼がふるえおびえる様子も目の当たりにする。
階段の下へ連れていかれた死刑囚がみえなくなると
看守たちや立ち会い人が唱える読経が急速に高まっていく。
突然凄い音が響く。
次の瞬間元検事が目にしたのは
目を覆われ、両足を結ばれ、手錠をかけられ
首をくくられて苦しむ死刑囚の姿。
それを階段の途中から白衣の医務官が
時計で時間を測りながら見て、脈と瞳孔と呼吸を確認しつづける・・・
土本氏はその凄惨な現場に立ち会いながら
「私達が裁くのは罪か人間か」と痛感します。
死刑囚の青年は手紙で、死刑確定後も
「これからきっと立ち直ります」
「今年も検事さんにとっていい年なりますように。僕はもっといい年にしてみせます」
と生きることへの祈りのように書き記しました。
「立ち直っていくのが分かる、でもそれだけ苦しくなる。しかしそれも罪のあがないなのだと思う」とも記しています。
精神不安を静めるために飼うことを許された文鳥のために
自分の分の毛布で住み家を作ったことや
窓から鴉が雀を殺す様子を観察し
しかし鴉は巣に戻れば雛がいる、
自分は鴉以下だと思ったことなども書いています。
最後の勤め先の奥さんや国選弁護人には
獄中の内職で稼いだなけなしのお金を贈っています。
番組から感じられた青年の姿は
本当にまっとうで
そのような人間が人を殺したというのは、魔がさしたとしか思えません。
あるいは人を殺して初めて、自分を見つめることが出来たのかもしれませんが、
いずれにしてもどんな人間も変わりうるということを
この死刑囚の変化は物語っているのではないでしょうか。
番組の最後に、最近の調査で、85%以上の人々が死刑に賛成という事実を知りました。
「人を殺したから、殺されてあたりまえ」
「死刑が犯罪の抑止につながる」
「立ち直る人もいれば立ち直らない人もいるはず」
というような考えにもとづいていると思いますが、
それは一人の人間としての死刑囚がどんな生活をし、どんなことを考えているのか
何よりも、死刑の現場の実態がいかなるものであるのかを
知らないからだと思います。
しかし一方で、罪と人間は切り離されうるのか、
という根源的な問いかけもたしかに存在します。
けれどもう一方で、犯罪者とは、
その人間が追い詰められた時の仮そめの姿で
本当の姿ではなかったということもできるでしょう。
元検事は裁判員制度の開始をきっかけに
重い口を開いたのでした。
人を裁き、死刑を言い渡す義務を負わされる市民に
死刑の現実が全く知らされていないことを危惧して。
この強盗殺人事件は私が生まれ育った町で
私が十歳の時に起こったものだと知り、驚きました。
記憶にはありませんでしたが。
死刑囚の母親は、息子の死からほどなく、
やはり同じ町で電車にみずから飛び込み亡くなったそうです。
画面に映る風景にはたしかに見覚えがありました。
いったい罪とは何なのか。
罪と罰の関係とはどんな次元にあるものなのか。
これだけの人々が賛成しているならば、
死刑というものはなくならない、と元検事は言っていましたが
もしそうであるとしても
一人の人間のいのちを奪うことは
神にしか出来ないことだという真実を
それぞれがもっと自分の内側から感じとらなくてはならないのではないでしょうか。
- 845. Re[844]:江戸時代に体罰はほとんどなかった 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/05/24(月) 12:28:26
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>山本直樹先生
>>ある雑誌に体罰を肯定している人が紹介されています。
>>歴史を考察しない独りよがりの危険な発想だと思いました。
全く同感ですね。
紹介していただいた秋本信孝氏の論文に書かれたことは、浅学ながら初めて知る事
柄が多く、大変興味深く読ませていただきました。
教育に関する根本的な思想が東洋と西洋で異なっていることは、色々な面で感じる
ことがありますね。
人間だけでなく家畜やペットに対する接し方ついても、同じようなことを感じるこ
とがあります。
西洋はあくまでも家畜やペットは調教するものであり、家畜を殺して食べることを
当然と割り切って考えているところが感じられます。
しかし日本では家畜もペットも家族同然に扱い、調教するというよりも、子供を育
てるように慈しんで育てますね。
このため今の口蹄疫騒ぎでも、牧畜業の人達は、牛が病気で死ぬのをまるで我が子
を亡くすように嘆き悲しんでいますね。
冷静に考えれば、いくら我が子のように慈しんで育てても、いずれは殺されて人に
食べられてしまう…というよりも、人に食べてもらうために育てているわけですよね。
牛にとっては、人に殺されて食べられるよりは、病気で死ぬ方がむしろ自然だと思
いますが(^^;)、それが重々わかっていながら、慈しんで我が子のように育てずには
いられないのでしょう。
東洋では、人間や動物だけでなく万物に霊魂があり、それを尊重し、敬うという平
和的な思想がありますが、その思想がこういったことの根本にあるような気がします。
それに対して西洋では、自然は人間に敵対するものであり、自然を征服したり、調
教したりして人間に従わせるという、戦闘的な思想が根本にあるような気がします。
そしてこの「自然」には異民族や先住民族のような自分達以外の人間も含まれてい
て、それらは「自然の脅威」として同一視されているような気がします。
このことは、アメリカの昔の西部劇におけるネイティブアメリカンの描き方を観れ
ばはっきりとわかります。
とものり
- 844. 江戸時代に体罰はほとんどなかった 投稿者:山本直樹 投稿日:2010/05/23(日) 17:56:54
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ある雑誌に体罰を肯定している人が紹介されています。
歴史を考察しない独りよがりの危険な発想だと思いました。
秋本信孝氏の修士論文から
明治初期「学制」以後教育令(1879年)以前の近代学校において、体罰規定を含んでいるところは一つもない。
1879(明治12)年の教育令は「自由教育令」とも呼ばれたが、これの第46条に「凡学校ニ於テハ、生徒ニ体罰(殴チ或ハ縛スルノ類)ヲ加フヘカラス」と、体罰禁止が法制上明文化された。前年文部省が上奏した「教育令布告案」では次のようになっていた。「第75条 凡学校ニ於テハ、生徒ニ体罰ヲ加フ可ラズ。」
江森はこのことについて「日本ではなぜ学校体罰の禁止が、近代教育思想の体罰的構造に反して、教育法規にすんなりと早期に定着したのか、ということである。学校体罰法禁の西欧先進国であるフランスでさえ、教育令の規定より8年遅れている。それは、わが国の伝統思想の中に国民のエートスとして、体罰を残酷とみる見方が定着しているとすれば、この課題設定はあっさりと氷解してしまうことになる。本書はこれまで、まさにそのことを明らかにしてきたつもりである。」
江森の論に従えば、維新期の指導層である中央政界の武士出身者には、体罰否定思想は抵抗なく受け入れられ、海外の新思潮も多く紹介されたが、改正教育(1880年)以後から、文部省の軌道修正がみられるのである。1882(明治15)年には軍人勅諭の発布、1889(明治22)年大日本帝国憲法・皇室典範の発布、1890(明治23)年教育勅語の発布とつづき、天皇制国家の基礎が作られていった。1879(明治12)年天皇が提示した教学聖旨をめぐり、開明派の伊藤博文と儒学派の元田永孚の間に起こった徳育論争があったが、天皇制国家体制は教育勅語にみられるように忠孝を教育の基礎とする元田らの思想をその拠り所とするものである。
しかしこの間もわが国では法制上は、ほぼ一貫して体罰禁止の明文を掲げていた。1900(明治33)年の第三次小学校令では「小学校校長及び教員ハ教育上必要ト認メタルトキハ児童ニ懲戒ヲ加フルコトヲ得但シ体罰ヲ加フルコトヲ得ス」(第47条)と、懲戒権を認めた上で、限定条項として体罰禁止が規定されることになった。この規定は、国民学校令(1941年3月公布、同年4月施行)においても「国民学校職員ハ教育上必要アリト認ムルトキハ児童ニ懲戒ヲ加フルコトヲ得但シ体罰ヲ加フルコトヲ得ズ」(第20条)として継承された。
江戸東京博物館学芸員の市川寛明さんは、「江戸の学び」の本の中で、「体罰をめぐる日欧比較」という章でこんなことを書いています。
「ルソー以前における西欧の教育観の中核にあったのは、人間は教え込むべき存在であるとする考えであった。幼い子どもは、動物的な存在であり、これを調教することによって一人前の人間に育てあげるのだ。きわめて単純にいえば、ルソー以前の西欧社会では、こうした調教的な教育観が主流だったといわれている。」
ですから、よく西欧の学校を描いた絵画では、教師はむちを持っていることが多いのです。物事を教え込むための体罰は許容されていたのです。
「学ぶという行為が純粋に能力や技術の習得として考えられていた西欧社会と異なり、日本では学ぶことを通じて道徳の実践者になることに目的があると観念され、学ぶことと道徳とが不即不離の関係にあった。寺子屋において体罰がほとんど存在しなかったのは、主体的に学ぶことができる能力の涵養を重視した主体的な学習観の結果であった。」
- 843. 「萌の朱雀」 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/05/21(金) 11:21:41
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・「萌の朱雀」河瀬直美監督、1997年、日本
西川美和監督の「ディア・ドクター」を紹介したので、ついでに河瀬直美監督
の出世作である「萌の朱雀」を紹介しておきます。(^_-)
河瀬監督はドキュメンタリー映画の監督として出発したため、この作品もドキ
ュメンタリー映画の手法が多用されています。
一応、奈良県の山村で暮らす少女の淡い初恋と、彼女の家族の物語というスト
ーリーらしきものはありますが、鄙びた山村の美しい風景と、そこで暮らす人々
の日常と表情が淡々とつづられていて、ストーリーよりもそれらを撮ることに主
眼が置かれているような感じです。
とにかく状況説明とセリフが極端に少ないため、ストーリー展開がわかりにく
く、物語の内容を観る側が想像する必要があります。しかしストーリ展開といっ
たものは、河瀬監督にとってはあまり重要なことではないのかもしれません。
この映画にはロケ地である奈良県の山村で実際に暮らす人々が沢山登場し、地
元の人ならではの存在感を出しています。
普通の役者なら、そういった素人の存在感に食われてしまうところですが、父
親役の國村隼が演技を超えた存在感で負けていないのはさすがです。
またこの時はまだ素人であった尾野真千子の、初々しい高校生姿といじらしさ
にすっかりやられてしまい、いっぺんでファンになってしまいました。(*^^*)
とものり
- 842. 「ディア・ドクター」 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/05/16(日) 20:28:06
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・「ディア・ドクター」西川美和監督、2009年、日本
今の日本映画界で、河瀬直美監督と並んで僕が最も注目している西川美和監督
の最新作です。
公開時に見逃してしまったのでDVDが出るまでは観られないかもと思っていた
ところ、嬉しいことに、いつも招待券を貰う三越映画劇場で上映していたのでカ
ミさんと一緒に観に行ってきました。(^o^)v
三越映画劇場は「大ヒットした作品ではないものの、映画ファンの間で話題に
なったちょっといい作品」を上映するのがコンセプトです。
でもこの作品は、僕的には「ちょっといい作品」どころか、昨年の日本映画の
ベスト1だと思っています。
832番で紹介した「ゆれる」の成功が香川照之の演技力に負うところが大きい
ように、この作品の成功は笑福亭鶴瓶の個性に負うところが大きいでしょう。
人懐っこくて誰からも好かれる好人物のくせに、どこか胡散臭くて怪しげで、
存在感があるように見えて、よく見ると実体がないような曖昧なところがあると
いう実につかみどころのない人間を、可笑しさと哀しさがないまぜになった独特
の個性で見事に表現しています。
役者・笑福亭鶴瓶の、最大のはまり役と言って良いでしょう。
また「ゆれる」はストーリー的にも映像表現的にもかなり”尖った”作品でし
たが、この作品は少し緩めのストーリー展開とわかりやすい映像表現によって尖
った部分をオブラートに包んでいます。
つまり作家性を殺すことなくエンターテインメント性を高めることによって、
より多くの観客に受け入れられる作品作りに成功していると言えるでしょう。こ
の点は、ひたすら作家性を追求している河瀬監督と好対照です。
また「ゆれる」のラストシーンやこの作品のラストシーンを観ると、西川監督
が根っからのスストーリーテイラーであることがわかります。この点でも、スト
ーリーテリングに重きを置かない河瀬監督とは好対照です。
しかし女性監督の特徴でしょうか、二人とも精緻な心理描写の名手であり、人
の顔と表情を撮るのが好きなようです。
これはちょうど女性漫画家が精緻な心理描写に長けていて、キャラクターの顔
のアップや表情を描くのがフェチ的に好きであることと似ているのかもしれませ
ん。
とものり
- 841. Re[840]:フィッシャー・ディスカウ 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/05/11(火) 09:56:42
-
>山本直樹先生
>>歌曲の世界には「絶対的」といえるような優れた男性歌手がいます。
>>バリトンのディートリヒ・フィッシャーディスカウ1925年生まれ。
多くの人が彼のことを史上最も優れた歌手と評価しているようですね。
僕は声楽については疎いのでよくわかりませんが、以前、彼が歌うバッハを聴いて
非常に感銘を受けた覚えがあります。少なくとも、いわゆる「三大テノール」の歌を
聴いた時よりもよっぽど深い感銘を受けました。(^^;)
もっともこれは、僕がテノールよりもバリトンやバスの方が好みだということと大
いに関係があるとは思いますけどね。(^^)ゞ
ちなみに「菩提樹」のヒロインを演じたルート・ロイヴェリックは、一時、フィッ
シャー・ディスカウと結婚していたことがあります。
当時、彼女はドイツで最も人気のあった女優であり、フィッシャー・ディスカウも
最も人気のあった声楽家ですから、二人の結婚は相当話題になったことでしょうね。
このあたりにも、クラシック音楽が非常にポピュラーであるドイツらしさが表れて
いるような気がします。
とものり
- 840. 菩提樹 投稿者:山本直樹 [URL] 投稿日:2010/05/11(火) 07:42:08
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杉本先生
私もシューベルトのリートは大好きです。
歌曲の世界には「絶対的」といえるような優れた男性歌手がいます。
バリトンのディートリヒ・フィッシャーディスカウ1925年生まれ。
もう何年か前に現役を引退しています。
彼を超えるような歌い手は今後もなかなか現れないと思います。
- 839. 「菩提樹」 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/05/07(金) 11:21:41
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・「菩提樹(Die Trapp-Familie)」ヴォルフガング・リーベンアイナー監督、
1956年、ドイツ
第二次世界前夜にオーストリアからアメリカに亡命し、トラップファミリー合
唱団として活躍したトラップ一家をモデルにした音楽映画の傑作です。
この作品と、続編である「続・菩提樹(Die Trappe-Familie in Amerika)」(ヴ
ォルフガング・リーベンアイナー監督、1958年、ドイツ)はドイツだけでなく世
界中でヒットしました。
そのためアメリカのブロードウェイでミュージカル「サウンド・オブ・ミュー
ジック」としてリメイクされ、さらにそれを映画化したのが有名な「サウンド・
オブ・ミュージック」(ロバート・ワイズ監督、1965年、アメリカ)です。
この作品はマリア・フォン・トラップの自伝を基にしていますが、あくまでも
ノンフィクションではなくフィクションなので、色々と脚色がされていて、自伝
とはかなり異なった内容になっています。
「サウンド・オブ・ミュージック」はこの作品のリメイク版なので、この作品
とほとんど同じシーンが沢山ありますが、ストーリーや登場人物をアメリカ好み
に改変しているため、元の自伝とはかけ離れた内容になっています。
「菩提樹」と「サウンド・オブ・ミュージック」を観比べると、ドイツ人とア
メリカ人の好みの違いがよくわかります。
「菩提樹」でトラップファミリー合唱団が歌う歌はオーストリアの民謡やクラ
シックであり、彼等が「狩の歌」や「菩提樹」を歌うシーンがクライマックスに
なっています。
特にラストシーンの「菩提樹」の合唱は圧巻であり、この合唱を聞きたいがた
めに、僕はラストシーンを続けざまに3回も観ました。(^_-)
(ちなみに、ウィーン少年合唱団をテーマにした「野ばら(Der Schonste Tag
meines Lebens)」(マックス・ノイフェルト監督、1957年、ドイツ)で天使の歌声
を聞かせてくれたミヒャエル・アンデがトラップ一家の次男役をやっていて、こ
の作品でもその素晴らしい歌声を大いに聞かせてくれます。)
それに対して「サウンド・オブ・ミュージック」でトラップファミリー合唱団
が歌う歌はアメリカのポップスであり、彼等が歌いながら踊るショーと、スリル
に満ちたオーストリアからの脱出シーンがクライマックスになっています。
(ちなみに、ラストシーンの山越え脱出は実際には有り得ないものです。何しろ
ザルツブルクから山越えすればドイツ領に入り、その近くにはアドルフ・ヒトラ
ーの別荘が存在したのです。そもそもヒトラーはオーストリア生まれですもん
ね。(^^;))
つまりドイツ人にとってクラシック音楽が民謡のようなものであり、合唱や楽
器の演奏が最も身近な音楽であるのに対して、アメリカ人にとってはジャズやポ
ップスが民謡のようなものであり、歌って踊るショーやミュージカルが最も身近
な音楽なのでしょう。
そのせいか、「サウンド・オブ・ミュージック」は地元のオーストリアやドイ
ツなどのドイツ文化圏ではヒットしなかったそうです。(^^;)
「菩提樹」でヒロインのマリアを演じているのは、ドイツを代表する美人女優
ルート・ロイヴェリックです。
彼女は知的な美貌と舞台で鍛えた演技力の持ち主であり、この作品の天衣無縫
でバイタリティー溢れるマリア役も魅力的ですが、個人的には「朝な夕なに
(Immer, wenn der Tag beginnt)」(ヴォルフガング・リーベンアイナー監督、
1957年、ドイツ)で演じたギムナジウムの女性教師ハンナ役の方が、より適役だ
と思います。
いずれにせよ、この2つの作品によって彼女はお気に入りの女優のひとりにな
りました。(^o^)v
とものり
- 838. Re[837]:告別演奏会 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/05/04(火) 00:49:43
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>山本直樹先生
リバッティの告別演奏会は、クラッシックファンの間では有名な歴史的名演ですね。
時々思うのですが、音楽を聴いたり絵画を観たりする時は、受け手の思い入れの強さ
がプラセボ効果のような効果を及ぼして、感動をより深くすることがあるような気がし
ます。
例えば、昔、ギターの神様セゴビアの最後の演奏(と言われているもの)を聴いたこと
があります。演奏技術そのものは全盛期と比べるとかなり落ちているのですが、こちら
の思い入れが強いせいで、ついつい深く感動してしまいました。
また、かなり以前にNHK教育Vでフジ子・ヘミング氏のドキュメントを放映していて、
その中で彼女がリストのラ・カンパネラを弾いているのを聴いて非常に感動したことが
あります。
そこで彼女のCDを買い、同じラ・カンパネラの演奏を聴いたのですが、TVで聴いた時
ほどの感動は受けませんでした。
その理由は、TV番組で演奏を聴いた時は、彼女と彼女の苦難の人生を初めて知り、独
特の存在感を持つ彼女が演奏している姿を観ながらだったので、より深く感動したのだ
と思います。
医療の現場でプラセボ効果が無視できないものであるように、芸術鑑賞でもプラセボ
効果は無視できないものなのかもしれません。(^^;)
とものり
- 837. 告別演奏会 投稿者:山本直樹 [URL] 投稿日:2010/05/03(月) 16:58:02
-
リパッティの告別演奏会は有名ですし、ショパンのワルツ集を最後の1曲だけ残して
力つきたことも有名なエピソードです。
リパッティの告別演奏会で最初にリパッティが弾く曲はバッハの
パルティータ第一番変ロ長調です。
この曲を、その死を目前に控えたリパッティは、この上ない清明さと典雅な気品を
もって弾いています。そこには「死」を予感させるものはなにもありません。
かれのバッハは、その音楽の奥深くから照射するような光に満ちています。
演奏会でリパッティがしばしの沈黙の後に静かに弾き始めたのが、
「主よ、人の望みの喜びよ」でした。演奏し終わったリパッティは静かにピアノを閉じ、そしてその数ヶ月後にわずか33年の生涯を閉じました。
http://www.yung.jp/yungdb/op_3.php?id=79
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%82%B6%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%B3%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E7%A5%AD%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E5%91%8A%E5%88%A5%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%88-%E3%83%AA%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3-%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%8C/dp/B0000896ND
- 836. 「4分間のピアニスト」 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/04/30(金) 10:52:14
-
・「4分間のピアニスト(Vier Minuten)」クリス・クラウス監督、2006年、ドイ
ツ
天賦の才を持ちながらも、エキセントリックな性格が災いして才能を埋もれさ
せている女性と、その才能を見出して彼女を指導する老女教師という、ストーリ
的にはいかにもありがちな音楽映画です。
しかし伝統的に音楽映画を得意にしているドイツらしく、映画に使われている
音楽は素晴らしく、特にラストシーンのピアノ演奏は圧巻です。
もしかしたら、このラストシーンのピアノ演奏をより効果的に見せるために、
逆算的に暗くて重いストーリーを作ったのではないかと思えるほどです。
「のだめカンタービレ」や「ピアノの森」や「神童」など、このところ日本で
もピアニストやクラシック音楽を題材にした作品が流行りました。
しかしこの作品を始めとしてオーストリアやドイツなど本場の作品を観ると、
伝統の力というか歴史の重みというか、とにかくクラシック音楽に関する底力を
感じて、やはり日本の作品はとても太刀打ちできないと思わされます。
とものり
- 835. Re[834]:マスコミの偏向報道 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/04/27(火) 10:20:23
-
>山本直樹先生
>>今日のラジオ番組である評論家がマスコミの変更報道を憂いていました。
>>その中でこんな報道をしている新聞もあり興味深かったので転載いたします。
転載、ありがとうございました。m(..)m
古今東西、マスコミと権力の関係は普遍的なものであり、偏向報道をしないマスコ
ミというものは有り得ませんよね。
僕は、マスコミが流す情報の半分は虚偽であり、残りの半分は(記者の理解不足によ
る)間違いだと思っていますよ。(^^;)
このためマスコミ情報はほとんど無視していますが、たまに暇があると、マスコミ
情報の内容から、そのマスコミはどのような勢力と関係が深く、背後にどのような利
害関係があるのかといったことを憶測するという、天邪鬼的な楽しみ方をしています。
日刊ゲンダイは講談社系の音羽グループであり、特定のテレビ局とはつながりがな
いので、こういった報道ができるのでしょうね。
また音羽グループは元々反自民党系であり、今は民主党寄りなので、民主党に好意
的な報道が多いですよね。
我々庶民としては、このように勢力争いをしているマスコミ同士の相反する情報を
見比べて、その中にわずかに存在するかもしれない真実を見つけ出し、本当に起こっ
ていることを推測するという面倒な作業が必要ですね。
とものり
- 834. 無題 投稿者:山本直樹 投稿日:2010/04/27(火) 07:36:52
-
今日のラジオ番組である評論家がマスコミの変更報道を憂いていました。
その中でこんな報道をしている新聞もあり興味深かったので転載いたします。
2010年04月24日17時31分 / 提供:ゲンダイネット
民主党が政策に掲げた「電波利用料のオークション制度」。電波を有限資源としてとらえる世界では当たり前の考えだが、これまで格安料金で電波を独占してきた日本のテレビ局 はそこに触れてほしくない。現在40億円で済んでいる利用料が、数倍、数十倍に膨れ上がる可能性があるからだ。
それで、オークション制度はもちろん、そんなことを言い出す民主党政権そのものを封じ込み、弱体化させ、支配下に置いてしまおう。そうテレビ局経営者が考えたとしても不思 議じゃない。いや、経営者なら当然の感覚だろう。
テレビの民主党叩きの本質はここにあるのだ。
しかも、今回の特徴は民主党批判するテレビ局を、資本関係にある新聞社が全面的に支援していることだ。それが表れたのが、民主党・小沢一郎幹事長に対する嵐のような攻撃だ った。
昨年春から報道が始まった小沢氏の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件。テレビでは女子アナや芸人キャスターまでが「小沢さんは辞めるべき」「説明責任を果たせ」 と叫び、街頭で「小沢氏は国会議員を辞めるべきか」などと「○×アンケート」を行う番組もあった。影響力が絶大なテレビが、起訴も逮捕もされていない政治家を“容疑者扱い ”した報道を連日続けたのだ。
タッグを組むように新聞社も検察の尻をたたき、捜査情報をロクに検証しないでタレ流し続けた。
「自民党時代は、新聞メディアが汚職政治家を厳しく批判しても、テレビは後追いで、報道もソフトだった。小沢幹事長の事件は、テレビも横並びという点で異様だった」(民主 党議員)
こうした状況に原口一博総務相が、テレビ・新聞を牽制する対抗策に出た。特定資本が新聞社やテレビ局などの複数メディアを持つ「クロスオーナーシップ」を規制しようとした 一件だ。
「日本では総務省令で、新聞、テレビ、ラジオの『3事業支配』は原則、禁止です。しかし、基準があいまいで例外的に認められているケースもある。このため、読売新聞と日本 テレビ、朝日新聞とテレビ朝日、毎日新聞とTBS、産経新聞とフジテレビ、日経新聞とテレビ東京のような系列関係が築き上げられてきました」(ITジャーナリスト)
この5大メディア資本が、すべて同じ方向に動いた結果、狂気のような小沢バッシングになったのだ。元秘書の石川知裕衆院議員がいきなり微罪で逮捕された乱暴さなどは、まっ たく検証されなかった。原口総務相は会見で「同一資本が一色で支配することは、言論の多様性からみて問題」と指摘したが、テレビ、新聞は「クロスオーナーシップ」に言及し た大臣発言をほとんど取り上げなかった。阪大名誉教授の鬼木甫氏(情報経済論)はこう言う。
「この件は新聞・テレビのクロスメディア所有の弊害がそのまま出た。つまり国民の『知る権利』が害されているのです。クロスメディアの規制を実施し、テレビの好まぬ話題は 新聞が、新聞の批判はテレビが行うという環境づくりが必要です。外部批判を欠く状態は『停滞と腐敗』を生みやすいのです」
ところが、テレビは耳の痛い話だから全く報じない。そればかりか、原口総務相まで縛ろうと、民主党政権攻撃をさらにエスカレートさせた。それが現在の普天間基地移設をめぐ る鳩山首相「無能無策」報道、「5月退陣論」報道なのである。
(日刊ゲンダイ2010年4月21日掲載)
- 833. 焼酎の初垂れ 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/04/23(金) 12:07:59
-
21〜22日に仕事で鹿児島に出張しました。(^o^)/
30年ほど前にやはり仕事で鹿児島に出張しましたが、その頃とはすっかり変わ
っていて、見覚えのある場所は全くありませんでした。
30年ほど前は、有名な特産品は「さつま揚げ」と「かるかん」くらいでしたが、
今は黒豚や焼酎が有名になり、黒豚を食べさせる店や焼酎を売る土産物屋が沢山
できていました。
焼酎を売っている土産物屋に、「初垂れ(はなたれ)(^^;)」という名前の珍し
い焼酎がありました。
これは焼酎を蒸留した時に最初に抽出されるアルコール分、つまり「最初に垂
れる」もので、アルコール度数が非常に高い焼酎だそうです。
でもアルコール度数が45度を超えると酒税上は「焼酎」扱いされないため、度
数を44度程度に調整しているそうです。
珍しいので試飲させてもらったところ、泡盛や老酒を少し甘くしたような味で、
ほとんどエタノールをそのまま飲んでいるような感じでした。
名前は「はなたれ」と子供のようですが、相当の酒豪でなければとても太刀打
ちできない恐ろしいシロモノでした。(+o+)
とものり
- 832. 「ゆれる」 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/04/19(月) 12:20:06
-
・「ゆれる」西川美和監督、2006年、日本
西川監督の出世作であり、サスペンス映画の秀作です。
ゆらゆらと揺れ動く吊り橋、物語が進行するにつれて揺れ動く事件の真相、そ
して表面上は仲の良い兄弟の揺れ動く内面と、題名どおり「ゆれる」ことを巧み
に描きつつ、ラストシーンで観客の心にも「ゆれる」ような謎めいた余韻を残し
ます。
僕の勝手な想像では、西川監督は推理小説分野でお馴染みのリドルストーリー
風の物語を描こうとしたのではないかと思います。
でも完璧なリドルストーリーにしてしまうと、宙ぶらりんの心理状態のまま投
げ出されることに多くの観客が戸惑うだろうと考え、やや中途半端な、考えオチ
のようなラストにしたのではないかと思います。
この作品の成功は、難しい役柄を、凄みまで感じさせるような演技力で見事に
演じた香川照之に負うところが大きいと思います。
彼が、現在の映画界やテレビ界で引っ張りだこなのは当然でしょう。
とものり
- 831. Re[830]:お爺ちゃん 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/04/13(火) 17:37:10
-
>通りすがり(^^;;さん
>>すでにお爺ちゃんなんですね。
自分の意識としては二十歳の頃と全く変わっていないつもりなんですが、客観的に
見れば、今年の秋には二人の孫持ちになる予定の、逃げも隠れもできない正真正銘の
”お爺ちゃん(^^;)”ですよ。
孫には「典夫おじちゃん」と呼ばせたいと思い、せっせと教育しているのですが、
家族みんながグルになって僕のことを「じぃじ」と呼ぶので、孫もとうとう「じぃじ」
と呼ぶようになってしまいました。
全く、困ったもんです。(^^;)
とものり
- 830. Re[829]:兼業主夫兼保育士(^^;) 投稿者:通りすがり(^^;; 投稿日:2010/04/12(月) 21:04:27
-
>とものりさん
すでにお爺ちゃんなんですね。
みなさん、同じように歳を・・なんで、当然といえば当然ですが(笑
素敵なお爺ちゃん目指してがんばってくださいね(^^v
- 829. 兼業主夫兼保育士(^^;) 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/04/12(月) 18:52:02
-
ここ2週間ほど、下の娘が子供を連れて帰省していました。(^o^)/
第2子を身ごもったのですが、体調が少し悪いのと、つわりの時期のために、
上の子供の面倒を見るのが大変なのでウチで面倒をみることにしたのです。
ちょうど年度の終わりと年度の始めのため、カミさんは会社を休むわけにはい
かないので、日中は主に僕が子供の面倒をみました。
若い頃から共働きだったので、僕も一応は子育てをしていたのですが、何しろ
昔のことなのでやり方——オムツの替え方等(^^;)——をすっかり忘れていました。
娘に教えてもらいながらどうにかこうにか面倒をみましたが、兼業主夫に子育
てが加わって兼業主夫兼保育士になり、めったやたらと忙しくて仕事量が極端に
減ってしまいました。
主婦をしながら、子育てをしながら、なおかつ仕事をするというのは想像以上
に大変なことだということがわかり、兼業主婦兼保育士をしている女性をますま
す尊敬してしまいました。
子育てのことを考えると、類人猿の一種である人間にとって核家族というのは
やはり不自然であり、2世代3世代家族とか群れ全体で子育てをするのが自然なの
だとつくづく感じます。
とものり
- 828. 「ピエロの赤い鼻」 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/03/18(木) 10:47:17
-
・「ピエロの赤い鼻(Effroyables jardins)」ジャン・ベッケル監督、2003年、
フランス
ミシェル・カンのベストセラー小説を映画化した作品で、第二次世界大戦末期
に、フランスがナチスドイツに占領されていた時代の出来事を寓話的に描いてい
ます。
404番の書き込みで紹介した「陽だまりの庭で」といい、745番で紹介した「ま
ぼろしの市街戦」といい、フランス映画は戦争をまるでおとぎ話のように寓話的
に描くのが得意のようです。
しかもリアルな描写の中に軽妙なエスプリをきかせて、重すぎず軽すぎず、さ
りげなく人生を感じさせるところがいかにもフランス映画らしくていいですね。
この作品は題名だけは聞いたことがあったものの、内容は全く知らずに観たの
で、製作者の思惑通り思わずホロリとさせられてしまいました。
戦争をテーマにしたフランス映画の中では、ロリコン殺しの美少女が出てくる
「陽だまりの庭で」の次にお気に入りの作品になりました。v(^^;)
とものり
- 827. 名古屋国際女子マラソン 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/03/15(月) 16:54:47
-
昨日(14日)、名古屋国際女子マラソンがあったので、近所の道路で観戦してき
ました。(^o^)/
昨年は高橋尚子選手のラストランということで、瑞穂競技場でスタートを観て、
その後は名古屋城付近と栄付近まで追っかけをやり、最後にまた瑞穂競技場に戻
ってゴールを観戦しました。
高橋選手は岐阜出身のため競技場にも道路にもやたらと沢山の観客いて、これ
まで観戦した中で最高の数でした。
おかげでトップの選手がゴールするまでに競技場に戻ることができず、誰が優
勝したのかもわからない有様でした。(^^;)
今年はオリンピックの中間年で有力な選手があまり出場しないため、道路の観
客が少なくてゆったりと観戦することができました。
常連さんらしい観客が、観客の整理をしているボランティアの人とマラソン談
義に花を咲かせていたり、選手のコーチらしい人が歩道を走りながら選手に指示
を出している後を子供達が自転車で追っかけたりと、都市マラソン観戦らしい光
景をのんびりと楽しむことができました。(^o^)v
じっくりとスポーツ観戦を楽しむのは、やっぱりマスコミが大騒ぎしないこう
いった試合に限りますね。スポーツに限らず、マスコミが大騒ぎするとろくなこ
とになりません。(^^;)
とものり
- 826. 確定申告 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/03/12(金) 09:53:14
-
昨日(11日)、開業後2回目の確定申告に行ってきました。(^o^)/
昨年は雨降りの日に確定申告に行ったせいか、申告会場が比較的空いていて、
申告作業をすいすいと行うことができました。
ところが今年は申告会場がやたらと混んでいて、受付だけで1時間半ほど順番
待ちをさせられましたし、いたるところで長い間待たされました。(~o~)
昨年は書類のチェックがかなりラフで、申告作業が手早く済んだのですが、今
年はそれを反省したのか、書類をかなり細かくチェックし、申告作業に時間がか
かりました。
しかも受付で長く待たされたため途中で12時になり、税務署の職員が昼食を取
るということで対応する係員の人数が半減してしまい、待ち時間がさらに長くな
ってしまったのです。
申告する人達は昼食も取らずに待たされているというのに、自分達だけ昼食を
取るという無神経さとお役所仕事ぶりにあきれ返ってしまいました。
確定申告の作業量と申告者の人数、そして申告者が多い時間帯などは既に十分
わかっているはずですから、それなりの体制を整えておき、お客に不便を感じさ
せないようにするのが当然のはずです。
例えば昼休みの時間帯にお客の多い店が、従業員が昼食を取るといって対応す
る係員を減らし、お客を待たせるようなことをしたら、お客が来なくなってすぐ
に潰れてしまうでしょう。
相変わらず公務員には、自分達が公僕つまりサービス業であるという自覚がな
く、CS(カスタマー・サティスファクション、顧客満足)の向上に努めようという
意識がないようです。(+_+)
とものり
- 825. Re[823]:とうとうここまで来てしまった。 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/03/08(月) 12:37:35
-
>山本直樹先生
>>自民党憲法改正推進本部(本部長・保利耕輔前政調会長)は4日の会合で、徴兵制
>>導入の検討を示唆するなど保守色を強く打ち出した論点を公表した。
政権の座にあった頃から少しずつ匂わせていましたが、野党になったせいか、堂々
と主張し始めましたね。
こういった意見も堂々と主張できるということ自体は良いことであり、そういった
雰囲気だけは大切にしたいと思いますが、主張の内容には100%反対ですね。(^^;)
>>論点では「国民の義務」の項目で、ドイツなどで憲法に国民の兵役義務が定められ
>>ていると指摘した上で「民主主義国家における兵役義務の意味や軍隊と国民との関
>>係について、さらに詰めた検討を行う必要がある」と記述。
相変わらず、自分達の主張に都合の良い所だけは外国の真似をし、都合の悪い所は
「日本独自」を主張する、インターナショナリズムとナショナリズムの悪しき組み合
わせですねぇ。
明治以来、この悪しき組み合わせの主張で日本を富国強兵し、帝国主義的かつ植民
地主義的な血みどろの道を突き進んだことを、いまだに反省していないようですね。
全く、困ったもんです。(~o~)
とものり
- 824. Re[822]:日本人は人肉を喰わなかったか 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/03/08(月) 12:23:07
-
>和田流雲さん
初めまして、当館の館長を務めております「とものり」こと杉本典夫と申します。
当館にご来館いただき、ありがとうございます。
>>73歳の私は通信制の大学院で佛教を学んでいます。
教職をご退職された後でさらに勉学の道を選ばれるとは、本当に頭が下がります。
僕は会社を退職した後は、自分の気に入った仕事だけをやるという、非常に我侭な仕
事をさせてもらっています。
>>山形県余目町(現庄内町)の方の引揚記録も本になっているはずです。
「行雲流水」を書くために、満州からの引き揚げ関係の書籍は色々と目を通したつ
もりでしたが、ご紹介いただいた書籍のことは初めて知りました。折を見て、読んで
みたいと思います。
>>人間が生きるということはどういうことか、私は教職を退職してから学び直しを始
>>めました。人間・人生を考えれば考えるほど己の罪深さを感じて人間がこわくなっ
>>てうつ状態です。
色々な宗教家や哲学者達が自己の宗教観や哲学観を極め始めるきっかけが、多くの
場合、人間の罪深さを自覚したことにあるようですね。
僕はまだそこまで深く考えたことはありませんが、何となくわかるような気がしま
す。
>>戦後の日本人の苦労は戦中の苦労を知った者でないと本当は分からなかったのだと
>>思います。つまり、明治の始まりから、というより幕末維新の混乱・開国・選択か
>>らの歴史を人間の心・精神の根源からの捉え治しがないと今の不透明時代を超えら
>>れないのではと思っています。
このお考えには全く同感です。僕は今、江戸時代に非常に興味を持っていますが、
そのきっかけはそのような思いからでした。
>>とにかく、十界互有の人間の心の浄化のために、歴史の事実を知りたいし、反省し
>>たいものです。
僕の場合は子供の頃から植えつけられ続けた偏見を取り除き、できるだけ真実に近
い事実に基づいて自分なりの世界観を構築したいという我侭な動機で、色々なことを
調べ始めました。
世間≒マスコミには、意識的にせよ無意識的にせよ、知らず知らずのうちに間違っ
た偏見を植え付けるような情報が氾濫しています。天邪鬼の僕は、それらの情報に踊
らされるのは癪に障るのです。(^^;)
>>どうぞもっともっと書いてください。
ありがとうございます。そのように言っていただけると、非常に励まされます。
今後とも、当館ともどもよろしくお願いします。m(..)m
とものり
- 823. とうとうここまで来てしまった。 投稿者:山本直樹 投稿日:2010/03/08(月) 01:47:13
-
自民党憲法改正推進本部(本部長・保利耕輔前政調会長)は4日の会合で、徴兵制導入の検討を示唆するなど保守色を強く打ち出した論点を公表した。これを基に議論を進め、05年に策定した改憲草案に修正を加えて、憲法改正の手続きを定めた国民投票法が施行される5月までの成案取りまとめを目指す。
参院選を視野に、離反した保守層を呼び戻す狙いとみられる。ただ05年草案も徴兵制には踏み込んでおらず、「右派」色を強めたと受け取られる可能性もある。今後党内外で論議を呼ぶのは必至だ。
論点では「国民の義務」の項目で、ドイツなどで憲法に国民の兵役義務が定められていると指摘した上で「民主主義国家における兵役義務の意味や軍隊と国民との関係について、さらに詰めた検討を行う必要がある」と記述。直接的な表現は避けたものの徴兵制復活の検討をうかがわせる主張を盛り込んだ。
- 822. 日本人は人肉を喰わなかったか 投稿者:和田流雲 投稿日:2010/03/07(日) 11:47:20
-
妻は中国生まれです。その両親は満鉄の職員でした。引揚者です。結婚以来いっしょにくらしたが、あまり詳しくは話を聞かないでしまいました。二人とも亡くなってしまいました。80歳、92歳でした。何もして上げれなくてごめんなさい。
73歳の私は通信制の大学院で佛教を学んでいます。易子而食の四字熟語を知って日本人の飢餓状態時の東北の歴史を眺めています。天明の大飢饉の時に仙台藩では30万人、津軽では10万人余も餓死したと調べた人がいます。その時、最後まで連れて歩いた子どもを食したという話もあると。
昭和18年に知床半島の絶壁にたどり着いた船長がもう一人たどり着いた若者の死肉を食べたということで裁判になったという。軍部が漁船に小樽に来いと北の天候を無視した命令による遭難でした。合田一道著『削けた岬』に詳しい。「ひかりごけ」田宮虎彦戯曲も。合田道新記者は15年も通って船長から話を聞きだしている。「ひかりごけ」が話題になればなったで船長は地獄の中で生きなければなりませんでした。戯曲がなくとも地獄でした。詳しくはぜひ上記の本を。
合田一道氏は『開拓団壊滅す・「北満農民救済記録」から』道新選書も書いています。「ここに『北満農民救済記録』と書かれた古びた七冊のノートがある。昭和二十年から翌21年夏にかけて、満州のハルピン難民収容所及びその近くの収容所に避難した満蒙開拓団の代表が、ハルピン日本人居留民潭農民佛教大学に提出した開拓団壊滅の報告書である」
と書き始めています。…偶然に昭和52年に、日中友好帰国者援護会と日中友好手をつなぐ北海道支部主催で、北海道で始めての追討法要が7月23日、札幌・西本願寺でもようされることになったその直前、一人の老人が、帰国者援護会長および手をつなぐ会支部長を務める柴田正雄さん宅を訪れて、「これを霊前にまつってほしい」と風呂敷に包んだ七冊のノートを差し出したのです」。
この本には満州各地からハルピンまでいかにしてたどり着いたか、何人で出発して何人になったかまで各集団の生き様が詳しく記録されています。
杉本さんが今回ここに書かれたことと重なります。たどり着いた各集団から選ばれて記録させられたものです。合田さんはもう一冊あったようだが、と書いていたと思います。
山形県余目町(現庄内町)の方の引揚記録も本になっているはずです。
人間が生きるということはどういうことか、私は教職を退職してから学び直しを始めました。人間・人生を考えれば考えるほど己の罪深さを感じて人間がこわくなってうつ状態です。
戦後の日本人の苦労は戦中の苦労を知った者でないと本当は分からなかったのだと思います。つまり、明治の始まりから、というより幕末維新の混乱・開国・選択からの歴史を人間の心・精神の根源からの捉え治しがないと今の不透明時代を超えられないのではと思っています。
日本人は人肉を食することを非常に嫌うということは三内丸山と火焔土器を知れば納得できると思います。火焔土器のあの余分な飾りは何を物語っているでしょうか。食が足りていたからだといえるでしょう。マンモスを追ってモンゴリアンは北へ移動したのでしょう。食べ尽したからーそれに近い状態になって、南下したのだと飢餓経験の実感で私は思っています。インデアンとかインデオも同じ様なものではなかったでしょうか。
日本人の大慈悲心は佛教伝来以前からのもので佛教思想によって儒教思想によってもいっそう強められたのでは、というのが私の見方です。
とにかく、十界互有の人間の心の浄化のために、歴史の事実を知りたいし、反省したいものです。
どうぞもっともっと書いてください。ありがとうございました。
- 821. 名古屋400年のあゆみ展 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/02/22(月) 11:03:14
-
名古屋市博物館で開催されている「開府400年記念特別展・名古屋400年のあゆ
み」の招待券を貰ったので、昨日(21日)行ってきました。(^o^)/
この展示会で、江戸時代に大丸呉服店(現在の大丸百貨店)の支店が名古屋にあ
り、伊藤呉服店(現在の松坂屋百貨店)と商売を競っていたことを初めて知りまし
た。
それ以外のことはある程度知っていたことが多く、特に興味を引かれるものは
はありませんでしたが、グッズ売り場で名古屋の古地図を売っていたので買って
きました。
名古屋にも歴史的な由来のある場所がけっこうあって、立て看板などがあるの
で、かねがね古地図があればもっと面白いだろうと考えていました。
今回の展示会でその古地図が手に入ったので、これからはその古地図を片手に
名古屋の町を散策してみようかと思っています。(^o^)v
とものり
- 820. Re[819]:逝きし世の面影 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/02/09(火) 10:52:18
-
>山本直樹先生
>>その本は日本の開国にあたって当時日本を訪れた欧米人が感じた、自分たちがもた
>>らす近代的文明がこの特異で幸せな文明を滅ぼしてしまうだろうという複雑な哀惜
>>の情の記述からだそうです。
ヒュースケンの文章は読んだことがありますが、この本のことは初めて知りました。
欧米の植民地政策と自分達の文明や文化が最高だという傲慢な思い込みが、世界各
地のユニークで優れた文化をことごとく滅ぼしてしまいましたよね。
悪いことに、現地にもそういった欧米思想にかぶれてしまい、自分達の優れた文化
を卑下してしまった”進歩的な(~o~)”人達がいて、”文明開化”などと称して自分
達の文化を自らの手で壊してしまったのは本当に残念です。
現在でもその傾向は根強く、「グローバルスタンダード」などと称して欧米(特に
アメリカ)の標準を模倣し、それができないと”世界から遅れる(^^;)”などと危機感
を持ったりしています。
自分達の文化を正しく評価し、それなりの自負心を持つことにより、他の文化も正
しく認識し、どちらも対等なものとして認め合うことができるのだと思います。
自分達の文化を正しく評価できないと、いたずらに卑下して他の文化を模倣したり、
自分達の文化こそが最高だと思い上がり、他の文化を馬鹿にして自分達の文化を無理
矢理押し付けたりするのではないかと思います。
それらは劣等感とそれを裏返した歪んだ優越感に起因するのであり、正しい自負心
を持っていればそういった落とし穴にはまりにくいのではないかと思います。
とものり
- 819. 逝きし世の面影 投稿者:山本直樹 投稿日:2010/02/09(火) 07:46:17
-
逝きし世の面影という本を最近知りました。
その本は日本の開国にあたって当時日本を訪れた欧米人が感じた、自分たちがもたらす近代的文明がこの特異で幸せな文明を滅ぼしてしまうだろうという複雑な哀惜の情の記述からだそうです。
『いまや私がいとしさを覚えはじめている国よ。この進歩はほんとうにお前のための文明なのか。この国の人々の質樸な習俗とともに、その飾りけのなさを私は賛美する。その国土のゆたかさを見、いたるところに満ちている子供たちの愉しい笑声を聞き、そしてどこにも悲惨なものを見いだすことができなかった私は、おお、神よ、この幸福な情景がいまや終わりを迎えようとしており、西洋の人々が彼らの重大な悪徳をもちこもうとしているように思われてならない(ヒュースケン,1857)』
『私は心の中でどうか今一度ここに来て、この美しい国を見る幸運にめぐりあいたいものだとひそかに希った。しかし同時に私はまた、日本はこれまで実に幸運に恵まれていたが、今後はどれほど多くの災難に出遭うかと思えば、恐ろしさに耐えなかったゆえに、心も自然に暗くなった(カッテンディーケ,1859)』
- 818. 春風亭小朝独演会 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/02/08(月) 11:45:25
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先日、金山で春風亭小朝の独演会があったので行ってきました。(^o^)/
古典落語を2席と新作を1席演じましたが、いかにも小朝らしく古典も新作もそ
つの無い演じぶりで、大いに楽しませてもらいました。
そつが無さすぎて円丈ほどの強烈なインパクトは無いものの、じっくりと話を
聞き、安心して落ち着いた笑いを楽しむことができました。
吉本興業がパワーとスピード感のある関西の笑いで、円丈の落語がナンセンス
でアクの強い名古屋の笑いとすれば、小朝の落語はまさしく端正な江戸の笑いで
しょう。
マンガ好きの僕にとっては円丈のナンセンスな笑いが一番好みですが、吉本興
業も小朝もそれなりに好きです。(^o^)v
とものり
- 817. 3回忌と17回忌 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/02/03(水) 15:00:21
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先日、親父さんの17回忌と兄貴の3回忌の法要がありました。兄貴の息子は相
変わらず中国にいるため、またしても男は僕だけでした。
去年の1周忌でさえ既に親睦会と化していたので、今回は全くの井戸端会議に
なっていて、話題はもっぱら孫のことや自分達の病気のことばかりでした。(^^;)
さすがにお袋さんだけは、兄貴の話題が出ると今でも涙ぐみます。そして兄貴
に色々と苦労させられたことはきれいさっぱり忘れてしまって、いい思い出ばか
りが残っているようで、しきりと兄貴を懐かしがっていました。
僕も、会社を退職した後は会社の悪い思い出はすっかり忘れてしまって、いい
思い出ばかりが残っています。
こういった、悪い思い出を忘れることができる人間の能力のお陰で、どんな人
でも死ぬといい思い出ばかりが残り、仏様になることができるのでしょう。
ところが、お袋さんは親父さんの話題が出てもほとんど反応を示さず、思い出
どころか顔もすっかり忘れてしまったと言っています。(^^;)
これは血を分けた息子と、見合い結婚した夫の違いなのでしょうか。何となく、
「夫婦は他人の始まり」という言葉を思い出している今日この頃です。(^^;)
とものり
- 816. Re[815]:普天間問題 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/01/26(火) 10:07:31
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>山本直樹先生
>>マスコミ情報だけでは間違った判断を下しそうです。大本営発表の時代から何も進歩
>>していない日本が悲しくなります。
マスコミが権力者に擦り寄り、権力者がマスコミを利用して情報操作するのはいつ
の時代でも変わらないようですね。
マスコミ嫌いの僕は「マスコミが流す情報の半分は嘘で、残りの半分は間違いだ」
と思っていますよ。(^^;)
実際、昔の新聞記事を読んでいるとつくづくそう思いますよ。特に昭和初期から第
二次世界大戦までの新聞やTVニュースの内容は、今の北朝鮮の国営放送とほどとん変
わりませんからね。(^^;)
それはほんの60年ほど前のことにすぎず、そういった教育を受けたり、そういった
偏った情報を刷り込まれたりした人達が、いまだに権力を握っていたりするわけです
から、日本はそう簡単には変わりませんよね。(~o~)
とものり
- 815. 普天間問題 投稿者:山本直樹 投稿日:2010/01/25(月) 16:59:42
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河信基氏のHPより
産経新聞など自民党寄りメディアが絶対に報じないことだが、米太平洋軍司令部は06年7月に「普天間基地の海兵隊は司令部、ヘリ部隊を含む全部隊を2014年までにグアムに移転させる」との「グアム統合軍事計画」を策定している。
つまり、貴重なサンゴ礁を破壊して辺野古に飛行場を作っても、二、三年で御用済みになるのである。
同計画は公開され、沖縄では秘密でも何でもなく知る人ぞ知ることだが、日本のマスコミには同計画前に外務省や防衛省が米側と交わした辺野古移転の「日米合意」ばかりが報じられている。
自民党が辺野古移転にこだわるのは、辺野古の建設業者への利権誘導で票と企業献金を狙ったからに他ならない。
全く馬鹿げた茶番劇だが、それが政権交代後も続いているのは鳩山政権が未だに自民党政権時代の呪縛から完全には解かれていないことを示している。
また、自民党寄りのメディアが同統合計画の存在を隠すのは、自民党の責任問題が改めて浮上し、世論の袋叩きに遭うことを恐れているからである。外務省、防衛省の官僚が自分の責任問題になるのを恐れて談合体の記者クラブを通してマスコミを押さえていることも与っていよう。
マスコミ情報だけでは間違った判断を下しそうです。大本営発表の時代から何も進歩
していない日本が悲しくなります。
- 814. Re[813]:定時?連絡 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/01/18(月) 22:22:13
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>Yasさん
久しぶりで〜す!(^o^)/
>>去年は名大で行われた下村先生(緑色蛍光タンパク質GFPの発見)の講演に行くことが出来ました。
>>実際は抽選で外れたのですが、クラゲ仲間のお陰で(水族館枠で)潜入に成功しました。
それは良かったですね! 持つべきものはクラゲ仲間ですね。(^_-)
下村先生は薬学出身なので、昨年の日本薬剤師学術大会で講演をされてましたよ。
僕も仕事の関係でその大会に参加していましたが、時間がなくて下村先生の講演を聴
くことはできませんでした。(T_T)
>>因みに、名大の講演にてオワンクラゲを展示してましたが、採集を手伝ったのは私です。(^^ゞ
そうなんですか、それはすごいですね!
昨年は色々なところでオワンクラゲが引っ張りだこで、クラゲ愛好家にとって記念
すべき年でしたよね。
とものり
- 813. 定時?連絡 投稿者:Yas 投稿日:2010/01/18(月) 20:00:33
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お久しぶりでございます。
未だクラゲに浸っておりますよ。よくもまぁ、続いているなぁと自分でも思います。
去年は名大で行われた下村先生(緑色蛍光タンパク質GFPの発見)の講演に行くことが出来ました。
実際は抽選で外れたのですが、クラゲ仲間のお陰で(水族館枠で)潜入に成功しました。
ノーベル賞、それもクラゲ絡みでの受賞という事でとても興奮しました。
という事で、今年もクラゲ道を楽しみますよ。
P.S
因みに、名大の講演にてオワンクラゲを展示してましたが、採集を手伝ったのは私です。(^^ゞ
実は愛知県の某所は多種多様のクラゲが採集できるスポットなんです!
- 812. 三遊亭円丈独演会 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/01/15(金) 11:03:59
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先日、近所の小劇場で三遊亭円丈の独演会があったので行ってきました。(^o^)/
名古屋出身で、強烈な名古屋弁とユニークな新作落語で売り出した頃の円丈は、
バリバリの若手落語家という感じでした。しかし60歳を過ぎた今は、すでにベテ
ランの部類に入ります。
何しろ昭和の名人と称された故六代目三遊亭圓生の愛弟子であり、兄弟子の三
遊亭圓楽も昨年鬼籍に入りましたから、今や立派なベテラン落語家です。
今回は弟子の三遊亭亜郎が進行役と前座を務めましたが、ユニークな円丈らし
く、亜郎の演目の前に前座役として軽い話を一席演じ、亜郎の後で新作落語を二
席演じました。
円丈の落語を聞くのは久しぶりでしたが、60過ぎても新作落語家らしいパワー
に溢れていて、大いに笑わせてもらいました。(^o^)
実は、昨年末に恒例の吉本興業の名古屋公演を観て、関西らしいパワー溢れる
笑いを堪能してきました。
円丈の新作落語はマンガ的なナンセンスなギャグが中心であり、吉本のような
関西のギャグとはまた違った種類の笑いです。しかしどちらもパワーとスピード
感があり、サービス精神に溢れているところは共通しています。
そういえば円丈はパソコンやゲームに詳しく、パソコンに関する本を出したり、
ゲームのシナリオを書いたりしています。そんなところも漫画家と似ているよう
な気がします。(^_-)
とものり
- 811. Re[810]:遅ればせながら… 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/01/10(日) 19:17:48
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>ヨシミツさん
明けましておめでとうございます!(^o^)/
>>一昨年から、自分の両親と、かみさんのお父さんの、
>>病気やら介護やらで、てんてこまいをしております。
僕も同じような経験をしましたよ。ちょうどそういう世代なんでしょうね。
>>ところが、その義父の介護のおかげで、昨年末、韓国に行くとこに…。
>>先方からは、VIP 待遇で、貴重な体験をさせてもらいました。
>>そのときの写真は、拙HPにて公開しました。
ホームページの写真を拝見しました。
韓国の遺跡や歴史的な建物や古くからの風習を見ると、中国の文化が朝鮮半島で朝
鮮風に変化し、それが日本に伝わって日本文化の元になったということが何となくわ
かりますね。
実は、今、壬辰倭乱(イムジンウェラン)と丁酉倭乱(チョンユウェラン)—豊臣秀吉
が朝鮮半島に侵略した文禄・慶長の役の韓国名—と、その後始末のための朝鮮通信使
に興味を持っているので、韓国の救世主的な英雄である李舜臣(イスンシン)の像は特
に興味をそそられました。(^o^)v
>>そして、今のところの懸案は、母親の手術…。
>>来月あたり、某大学病院に入院の予定です。
そうなんですか、それはそれは…。今の医療は非常に進んでいるので大丈夫と思っ
ていても、自分の肉親のこととなるとやっぱり心配ですよね。手術が無事に成功する
ことをお祈りしています。
それでは、今年もよろしくお願いします。m(..)m
とものり
- 810. 遅ればせながら… 投稿者:ヨシミツ 投稿日:2010/01/10(日) 15:42:27
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>とものり さま
ヨシミツです。
遅ればせながら、新年のごあいさつを申し上げます。
明けまして、おめでとうございます。
今年も、よろしくお願いします。
一昨年から、自分の両親と、かみさんのお父さんの、
病気やら介護やらで、てんてこまいをしております。
ところが、その義父の介護のおかげで、昨年末、韓国に行くとこに…。
先方からは、VIP 待遇で、貴重な体験をさせてもらいました。
そのときの写真は、拙HPにて公開しました。
そして、今のところの懸案は、母親の手術…。
来月あたり、某大学病院に入院の予定です。
まぁ、いろいろ、あるもんです(苦笑)。
***
今年も、初詣オフ、盛況だったようですね。
A&E の響きとともに、何だか、とても、なつかしいです。
一度も参加させて頂いたことはないのですが、
いつも、この時期、話題になっていましたよね…。
あのとき使ってたのワープロは、
弁当箱のようなモデムとともに、今、押し入れの中です。
- 809. Re[808]:初詣オフ御礼 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2010/01/05(火) 00:35:27
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>NEGIさん
明けましておめでとうございます〜!(^o^)/
久しぶりに初詣オフに参加することができて、楽しかったですよ。せっかく尾陽神
社の近所に引っ越したというのに、正月に子供達が帰省して来たり、孫が来たりで、
ここ数年は参加できませんでしたからねぇ。
”A&Eネット残党(^^;)”の面々にも色々な出来事があったようで、まさに人生色々
といった感じですね。考えてみれば、A&Eネットでみんなが出会ってからもう20年近
く経つわけですから、人生色々あっても不思議ではありませんねぇ。
でもそういった様々な人生を歩んでいる、年齢も性別も職業も異なる人達が、毎年
律儀に集まって、分け隔ての無い自由な仲間同士としてフランクに語り合えるという
のは、本当にいいもんですね。
NEGIさんとぐうじさんと尾陽神社がご健在である限りは、ず〜っと末永く続けてい
ただきたい偉大なる高齢、いや恒例行事(^^;)です。
今後ともよろしくお願いしますです。m(..)m
とものり
- 808. 初詣オフ御礼 投稿者:NEGI 投稿日:2010/01/04(月) 08:45:19
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とものり様
あけましておめでとうございます。
初詣オフへのご参加ありがとうございました。
やはりご貴殿がいらっしゃるとオフにもメリハリがつき、なにやらアカデミックな
香りまで漂ってまいりますな。
私だけでは、漂うのは加齢臭ばかりでございます。
PC守りの件では失礼を致しました、材料が整い次第すぐに調製いたしましてお送り
いたしますゆえ、何卒お許し下さいようお願い申し上げます。
今後とも、宜しくお引き回しの程お願い申し上げます。
唐突の書き込みご容赦。
NEGI
- 807. Re[806]:クラスタとKLIC 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2009/12/29(火) 09:28:53
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>通りすがり(^^;;さん
>>でも、ヲタクに
>>http://linux-ha.org/
>>でクラスタ組んだり、
>>http://www.klic.org/software/klic/index.ja.html
>>で処理系変えたり、、も楽しいとは思いますが・・・(笑
クラスタも並列処理言語も興味は持っているんですが、まだ経過観察中(^^;)とい
った感じですね。
このあたりに凝りだすと仕事そっちのけで没頭してしまう癖があるので、自営業に
なった今は、できるだけ手を出さないように我慢しているんですよね。(^^;)
とものり
- 806. Re[805]:[804]:ST3500418AS 投稿者:通りすがり(^^;; 投稿日:2009/12/28(月) 21:55:06
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ヨタレスで、すいません(^^;;
C++使いのとものりさんですから、やっぱり買い替えがベストかなぁ。
でも、ヲタクに
http://linux-ha.org/
でクラスタ組んだり、
http://www.klic.org/software/klic/index.ja.html
で処理系変えたり、、も楽しいとは思いますが・・・(笑
- 805. Re[804]:ST3500418AS 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2009/12/27(日) 11:59:28
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>通りすがり(^^;;さん
>>であれば、SATA4発でRAID0が費用対効果は高いですよ。
確かにコストパフォーマンスが高そうですね! これは一度は試してみたいシステ
ムですねぇ。
>>データファイル小さければ、高いけどSSDかなぁ。。
データファイルの容量はだいたい50〜100MB程度ですから、それほど大きな容量で
はないですね。
データファイル全体を低水準の入出力関数で一度に読み込んでしまい、内部メモリ
上でリスト構築をすれば、I/O処理の時間をかなり短縮できることはわかっているん
ですよ。
でもその処理をすると内部メモリを2倍以上使うことになるので、現在のメモリ空
間の大きさでは28万×200要素のリストを構築することができなくなってしまうんで
すよね。
そこでデータファイルを1行ずつ読み込み、逐次的にリストを構築しています。そ
れでI/O処理に時間がかかってしまうんですよ。
メモリ空間が広がり、内部メモリが大きくなったら、データファイルを一度に読み
込むようにプログラムを変更しようかと考えていますよ。
とものり
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