1650. ご無沙汰 NEGI  2004/12/03 (金) 08:08
>老師
「ある地方議員後援会の理想と現実」楽しく読ませていただいています。

>初詣オフには出られそうです。(^o^)v

 おお、お待ちいたしております、ジカに「ある地方議員後援会の理想と現実」をお聞きしたいですね。(笑)

>おぉ、いつの間にやら尾陽神社の公式サイトができていたんですね!w('o')w

 私が管理人なんで、私の独断と偏見のかたまりになってます。(笑)
 写真や flash ばかりのくそ重たくて、隠しページだらけの訪問者に不親切で、おまけに IE でしか見られないつまらないサイトですが、よかったら見に来てください。

> これは当館のリンクページにリンクしないと、神罰が下るというもんです。公式サイトなので友人関係のページでは何ですから、その他のページにリンクしようと思いますが、ぜひ御祭神様のご神託を伺ってくださいませませ。(-人-)

 管理人である私の独断でぜひお願いいたします。
 相互リンクってことで宜しいですか?

        NEGI



1649. おひさしぶりです! @^^@  2004/12/03 (金) 06:32
えっと、この場をお借りして……
我が家に居るsera(トイプードル犬)に、赤ちゃんが産まれました@^^@
3匹産まれまして、2匹は決まりそうなのですが、1匹が未だ、未定です。12月1日に産まれたばっかりなのですが、もし、気になる!見てみたい!ってかたが見えましたら、教えて下さい

SNAPさん突然ゴメンナサイ
もし、この掲示板にはこういうことは……
と言うことでしたら、すぐに削除して下さいね。

近況……
最近は、子供も、すっかり怪獣から人間になりまして、伸びたラーメンや、残り物処理の生活からも逃れ、自分の生活をかなりエンジョイしております@^^@
息子二人なので、娘を2匹迎えて、にぎやかな我が家です。



1648. お久しぶりにきてみれば・・・ まりりん。  2004/12/02 (木) 21:59
こんばんは、ご無沙汰しています。皆さんお久しぶりです。
とものりさん、サイト移転のお知らせメールありがとうございました。
懐かしい面々にすっかり感慨深い今日この頃です!

ついでに近況を書いて去ることにしようかな・・・。

SE?始めてもうすぐ10年、A&Eに入ってやっぱり10年ちょうどくらい・・・?
相変わらず、名前も会社も変わっておりませんが、容姿は非情なくらいに衰えました。。。テヘ。
でも皆さんも一緒ですよね。というか、一緒だと信じたい!笑
数年前から世界を転々とし、昨年から住所を転々とし、
そしてたった今も引越し準備の真っ最中です。

また落ち着いたらゆっくり来ます。
年の瀬も慌しい今日この頃、皆様もお体を大切にね。
それではまたね。



1647. Re: 初詣オフのお知らせ とものり [URL]  2004/12/02 (木) 20:50
>NEGIさん

 もう初詣オフの時期になったんですねぇ。厚顔無恥の中年から彼岸間近の老年になりつつある今、月日の経つのがとみに速くなりました。(^^;)

 近頃、ふと思うところがあり、長い年月の間に溜まりまくった色々なシガラミや余分な物を切り捨てて身軽になろうとしています。そのかいあって少しずつ身軽になりつつありますので、初詣オフには出られそうです。(^o^)v

>>URL http://www6.plala.or.jp/biyoujinjya/index.html

 おぉ、いつの間にやら尾陽神社の公式サイトができていたんですね!w('o')w

 これは当館のリンクページにリンクしないと、神罰が下るというもんです。公式サイトなので友人関係のページでは何ですから、その他のページにリンクしようと思いますが、ぜひ御祭神様のご神託を伺ってくださいませませ。(-人-)

                            とものり



1646. 初詣オフのお知らせ NEGI  2004/12/02 (木) 08:52
 老師、ちょいとお借りいたします。m(__)m

 NEGIです、皆様、生きてますかぁ?^^;

 特に、某草の根ネットの関係者諸氏には、ご無沙汰しながらもときどき風の便りを聞いたりして、稀に顔を会わせたりしておりますがお元気だったでしょうか。

 当時、紅顔の美少年だった某氏たちはご結婚なされりりしい青年に、りりしい青年だった某氏たちは現在社会の一線でバリバリ仕事をこなされ、皆のあこがれだった某女子たちはさすがにその容姿のおとろ・・・ゴホン、エト、いまだ当時のままにお美しく、気になってたあの娘たちは某氏たちのもとへ嫁に行っちまい、あちらこちらで繁殖しまくってます。(ーー;)

 私も年々進化して、より薄く、より太く、よりカスミ、よりボ-っとしてまいりました。

 徐々に脳みそがスカスカになってきて、あっち側に逝くばっかしの状態になりつつあります。(笑)

そこで、生きてるうちの神頼み、高齢チガウ恒例「初詣オフ」を決行いたします。

場所 : 尾陽神社
    名古屋市昭和区御器所二丁目9番19号
    TEL 052-872-4851
    URL http://www6.plala.or.jp/biyoujinjya/index.html
    MACとネスケの人は多分見られません。^^;
    最近は「尾陽神社」で色々検索にひっかかります。

日時 : 平成17年1月3日午後2時から30分程度
    あとお茶してから流れ解散

会費 : 1000円 お守り付

参加ご希望の方はメール頂くとありがたいです。
MAIL:namiyose@hotmail.com



1645. 移転先URLが決まりました!(^o^)/ とものり [URL]  2004/12/01 (水) 14:59
 以前から予告していた当館の移転先が決まりました。今のところ、来年の1月1日に移転する予定です。

 ・移転先URL…http://www3.starcat.ne.jp/~snap/

 当館をブックマークに登録している方、そして自分のサイトのリンクページに登録している方はアドレスの変更をお願いします。

 それからこの掲示板は@niftyのものを利用していますので、移転に伴ってこの掲示板システムも変更になります。掲示板を自作するのが面倒なので、とりあえず無料のレンタル掲示板を利用するつもりです。

 とゆーわけで、どちら様も引き続き御贔屓のほどをよろしくお願い申し上げます。m(..)m

                            とものり



1644. ある地方議員後援会の理想と現実−12 とものり [URL]  2004/11/30 (火) 12:13
 これはあくまでも僕の独断と偏見にすぎませんが、世間一般の人間の世界では、正規分布理論に基づいて分布の端の2割ぐらいの人が「(相対的に)良い人」、反対の端の2割ぐらいの人が「(相対的に)悪い人」であり、その中間の6割ぐらいの人が「普通の人」と言えるでしょう。

 それに対して地方政治家の世界では、良い人の割合は同じく2割ぐらいですが、悪い人が4割ほどに倍増し、普通の人が4割に減って悪い人と同じくらいの割合になります。ただし分布の幅が非常に広くて、良い人は本当に自然に頭が下がるほど尊敬すべき人ですし、悪い人はめったやたらと悪い人です。(^^;)

 このような幅が広くて歪んだ分布のせいで、良い人に比べて悪い人がやたらと目立つようになり、「政治家≒悪い人」という偏見または固定観念ができあがっているような気がします。

 ただ政治家およびその周辺の人達と付き合えば付き合うほどわかってきたことは、そこは僕のような人間がいるべき世界ではないということです。人種が違うというか、肌が合わないというか、とにかく僕が理想とする世界とは正反対といってもよいほど異質な世界です。

 しかし区長という仕事を真剣にやればやるほど、そして僕の中にある自分では忌み嫌っている腹黒い手練手管を発揮すればするほど、必然的にその世界に深くかかわることになり、ついには選挙運動に引きずり込まれるような深みにはまってしまうことになったのです。(~o~)

                            とものり



1643. ある地方議員後援会の理想と現実−11 とものり [URL]  2004/11/30 (火) 12:13
 その時はまだはっきりわかっていませんでしたが、次期区長である僕にとって、議員が一人だけ当選したのは幸運でした。

 お互いに反発しあっている議員が地区に二人いれば、当然、住民も2派に分かれて争うことになり、区長としてはその調整に苦労したでしょう。または地区出身の議員が一人もいなければ、町に色々な要望を掛け合う時に味方がいなくて苦労したでしょう。

 ともあれ地元の町会議員が決まったので、僕は次期区長として当選した町会議員宅に挨拶に行きました。

 政治家や教師など「先生」と呼ばれる人種に対して根深い偏見を持っていて、尊敬してもいない人に頭を下げることを潔しとしない唯我独尊な僕が、町会議員の先生宅に尻尾を振りに行くとは、考えてみれば因果なことではあります。しかし区長という役目のためには何でもやってやろうと決心し、完全な仕事モードになっていた僕は、あまり抵抗もなく頭を下げ、愛想笑いを振りまきました。(^^;)

 ところがその町会議員の先生と親しくなるにつれ、あまりの人の良さと朴訥さにあきれてすっかり好きになってしまい、町会議員という人種に対する偏見が多少は薄れました。

 そして区長になった後、町会議員に連れられて町役場や町長や地元政界の有力者に挨拶に行き、政治家やその周囲の人達と知り合いになりました。また僕と一緒に自治会の役員をやることになった人の中に、たまたま地元県会議員の秘書の奥さんがいて、その人を通しても色々な情報を手に入れることができました。

 こうして地方政治と地方政治家の世界がおぼろげながらわかってきて、政治家に対する偏見は薄れましたが、代わりに新たな見解(あるいは誤解?(^^;))を持つようになりました。

                            とものり



1642. Re: 楽しく読ませてもらってます とものり [URL]  2004/11/28 (日) 13:44
>ヨシミツさん

>>具体的な話…、生々しい話(?)なんで、とても興味深いです(笑)。

 書き始めたら、ついリキが入ってかなり踏み込んだところまで書いてしまいましたので、関係者がこれを読んだら腹を立てたり気分を害したりする人が続出すると思います。(^^;)

 でも今書いておかないと、最近、とみに活躍し始めたアルツちゃんとハイマー君のおかげでどんどんと忘却の彼方に行ってしまうような気がするので、できるだけ生々しい話を記録しておきたいと思います。

 まだ序章の冒頭が始まったばかりですので、気長にお付き合いください。m(..)m

                            とものり



1641. 楽しく読ませてもらってます ヨシミツ  2004/11/26 (金) 11:18
ご無沙汰してます。ヨシミツです。

「ある地方議員後援会の理想と現実」、毎回、楽しく読ませてもらってます。
具体的な話…、生々しい話(?)なんで、とても興味深いです(笑)。
このあいだの「選挙四方山話」とともに、
"貴重な"資料として使わせて下さいね。



1640. ある地方議員後援会の理想と現実−10 とものり [URL]  2004/11/26 (金) 09:08
 その年の町会議員選挙では、結局、現職議員が当選して新人候補者は落選しました。現職議員は約600票という下から2番目の低い得票数で滑り込み、新人候補は200票差の落選でした。

 僕の地区は800軒ほどの戸数があり、1600人以上の有権者がいますので、それまでの地区の候補者は概ね800票以上は獲得していました。町会議員選挙の当選の目安は600票程度ですので、けっこう楽々と当選していたわけです。

 しかしこの年は同じ地区から立候補した二人の候補者に票が分かれた結果、危うく共倒れするところでした。しかも、それまで経験したことのなかった地区を二分する激しい選挙戦のしこりが住民の間に残り、自治会の運営など色々な面に悪影響が出るようになりました。このことが4年後の今年、僕が選挙戦に巻き込まれることになった要因のひとつです。

 後からわかったことでしたが、二人の候補者は候補者の家に近いほど人気がなく、家から遠くて本人をよく知らない人ほど人気がありました。つまり候補者の地元ほど批判票が多く、地元から離れるほど期待票が多かったのです。(^^;)

 このあたりが人間心理の複雑さというか面白さで、区長になった後で僕はどちらの人とも付き合うようになり、その理由が大いに納得できました。

 当選した現職議員は本当に人は良いのですが、政治手腕に欠け、地元住民の要望を聞いてそれを町に掛け合うとか、議会で発言するといったことがほとんどなく、2期8年間にこれといった実績を残していません。つまり、いい人なんだけど、この人が議員じゃあ地元は良くならないだろうなぁ…と周囲の人に思わせるような人なのです。(^^;)

 それに対して落選した新人候補はかなり強引な政治手腕を持っていますが、権力欲が強くて人が悪く(^^;)、色々な人に迷惑をかけていました。つまり、この人が議員になったら地元は大変なことになる!…と周囲の人に思わせるような人なのです。(~o~)

 この二人はどちらも区長経験者であり、僕が区長になってから、二人がやったことの尻拭いをする羽目になりました。特に新人候補は区長の時に色々ととんでもないことをやっていて、多くの人達に迷惑をかけまくっていたので、それらの尻拭いをするのにひどく苦労しました。そしてこのことが、今年、僕が選挙戦に巻き込まれることになった大きな要因なのです。

                            とものり



1639. ある地方議員後援会の理想と現実−9 とものり [URL]  2004/11/24 (水) 09:46
 このように区長と町会議員の仕事は重なる部分が多く、色々な場面で行動を共にし、一致協力して事に当たることが多々あります。例えば各種の申請は区長が書類を提出し、その地区の町会議員が町に働きかけて許可を得やすくする、という構図になっています。このため地区出身の町会議員は自治会の顧問になっていて、区長と町会議員は必然的に親しく付き合うことになります。

 そして町会議員にとっても誰が区長になるかということは大きな関心事であり、町会議員が自分の派閥の人を区長にしたり、区長が町会議員の後援会会長を務めるということも決して珍しくありません。

 僕の地区でも、それまでは町会議員と地元の有力者が中心になって根回しを行い、地区集会までに次期自治会役員が内定していることが多かったのですが、その年は次期町会議員候補をめぐる勢力争いのために根回しが失敗していたようなのです。

 そういった地区を二分する前代未聞の勢力争いが展開されている真っ最中に、勢力争いのことはもちろん、地元のことも、区長という役目のことも、自治会のことも全く知らないドシロウトで能天気な僕が、こともあろうに次期区長として名乗りを上げたのですから、どちらの派閥の人達もかなり戸惑ったようです。

 それまで僕は地元の人達には全く知られておらず、正に「どこの馬の骨とも知れない若造(^^;)」でした。事実、「次の区長は、何だかわけのわからん若造だそうだ(~o~)」という噂が、地元の人達の間で盛んに飛びかっていたそうです。

 それでも、一応、選挙前に両方の立候補者と後援会の役員が僕の家に挨拶に来ました。その時は、僕はまだそういった事情を全く知りませんでしたので、一介の住民にすぎない僕なんかにわざわざ挨拶に来るとは、何と律儀な立候補者だろうと感心したものです。(^^;)

 しかしどちらの候補者陣営もとりあえず遠巻きにして様子を見ているといった感じで、僕に積極的な働きかけはしてきませんでした。おかげで本来なら勢力争いの渦中に巻き込まれるはずの僕は、図らずもエアースポットのような奇妙な中立地帯に身を置くことができたのです。

                            とものり



1638. ある地方議員後援会の理想と現実−8 とものり [URL]  2004/11/22 (月) 11:03
 区長が運営するコミュニティ推進協議会の行事には、運動会とか盆踊り大会のように住民の親睦を目的としたものももちろんありますが、住民総出で町中のゴミを拾って歩くゴミ0運動とか、住民総出で道路や水路や公園の大掃除をする年末一斉大掃除といった、住民の親睦よりもむしろイガミ合いを助長する行事がけっこうあります。

 何しろクソ寒い12月に、水路に漬かってヘドロを汲み出し、コンクリート製の重い側溝の蓋を開けて溜まったゴミやヘドロを掻き出すのですから、老人ぞろいの我が地区の住民には大変な作業です。

 しかも住民が話し合って自主的に行うことを決めた行事ではなく、町から区長を通して天下り的に決められた半強制的な行事ですから、やれ誰それの家は女しか参加していなくて不公平だとか、やれ上流担当の隣組がウチの組の担当水路にヘドロを流すのでケシカランとか、とにかく不平不満続出の、親睦とはほど遠い行事になってしまいます。(~~;)

 そういった住民使役行事だけでなく、道路や公共施設の掃除とか、ゴミ集積場に集められたゴミの整理分別とか、防犯灯や消火栓のメンテナンスなどといった、本来は公共事業として行うべき仕事も住民が当番制で行っています。

 昔から住んでいる地家の人達は町の事情をよく理解していますし、昔からやってきたことなのでそれが当然と思っていますが、僕のように名古屋市あたりから移住してきた人はそのあたりの事情をほとんど理解していません。

 このため「名古屋よりも高い住民税を払っているのに、どうしてこんなことまで住民がやらんといかんのだ。町役場は何をやっているんだ! 区長はどうして町役場に抗議せず、役人のお先棒を担ぐような真似をするんだ!!(-"-)」などと、どうしても区長に非難が集中することになります。

 実際、僕自身も区長をやるまではそう思っていましたから、人のことは全く言えません。(^^ゞ

                            とものり



1637. ある地方議員後援会の理想と現実−7 とものり [URL]  2004/11/22 (月) 11:02
 僕の町の区長という役目がこれほど大変な理由は、一言でいえば町の財政事情です。

 近郊の大都市である名古屋市の場合は、人口密度が高くて企業も密集していますので税金が沢山集まり、市の財政規模が1兆数千万円もあります。これに対して、我が町の財政規模はたかだか100億円程度です。そして面積は名古屋市の10分の1程度であり、人口密度も10分の1程度ですから、一定面積当たりまたは住民一人当たりに使える公的経費は名古屋の10分の1ほどになります。

 簡単にいいますと、名古屋市で道路1メートル当たりまたは住民一人当たりに10万円の公的経費が使えるとしたら、我が町ではたった1万円しか使えないということです。住民が同じように税金を払っても、公的経費が10分の1しかないのですから、名古屋市と同じ行政サービスを期待するのはどだい無理というものです。

 このためどうしても住民におんぶすることが多くなり、住民の負担が大きくなります。そしてそのために各地区に区長という行政協力員を設置し、住民と町とのパイプ役を務めてもらうと同時に、住民が「自主的に(^^;)」行政の手助けをするように、区長にリーダーシップを取ってもらっているわけです。

 したがって端的にいえば、区長とは「町役場すぐやる課」の各地区特別出張所長兼雑用係であると同時に、建前上は住民の自主的なボランティア活動でありながら、その実、行政指導による半強制的な住民使役の指導者ということになります。

                            とものり



1636. Re: namazuのテンプレートファイル ねこまんま  2004/11/21 (日) 18:39
ねこまんま@風呂上がりです。

>  それから検索対象中に更新されたファイルがない時は、インデックスファイルだけでなくテンプレートファイルも更新されないため、mknmzrc中のマクロ変数やテンプレートファイルだけ書き換えた時はそれが反映されないようなんだよ。(~.~)

な、なるほど。そうでしたか(--; やってて何となく心当たりあり。そういえばインデックスを全部消去して新規に作ったときはちゃんと動いたことがあったような・・・

>  テンプレートファイルの内容をHTML出力に確実に反映するためには、インデックスディレクトリ中の古いテンプレートファイルを削除し、検索対象ファイルの中のどれか1つのファイルのタイムスタンプを更新してからmknmzコマンドを走らせるか、namazurcファイルのTemplate指定を使って特定のテンプレートファイルを強制的に読み込ませるのがいいみたいだね。

>  だからmknmzrc中の$TEMPLATE変数はこのままでいいけど、namazurc中のTemplate指定は「Include指定」とでも変えた方がいいような気がするね。(^_-)

これは確かに御意(^^)

ねこまんま



1635. namazuのテンプレートファイル とものり [URL]  2004/11/21 (日) 16:20
>ねこまんまさん

>>なのでインデックスファイルにあるコピーされたテンプレートファイルを消してから
>>mknmzをやれば、ちゃんとテンプレートフォルダのテンプレートファイルが反映され
>>ましたv^^)

 インデックスディレクトリに既にテンプレートファイルがある時は、mknmzはどうも思ったような動きをしないみたいだね。namazuのサポートサイトでテンプレートファイルについて調べてみたところ、そのものズバリの情報はなかったけど参考になりそうな情報はあったよ。

 mknmzはNMZ.footなどの英語バージョンファイルの有無や内容を基準にして色々な判断をしていて、NMZ.*.jaはおまけ的に扱われているようなんだよ。mknmzコマンドのソース(mknmz.bat)を見ると、確かにそういうところが見受けられるよ。

 それから検索対象中に更新されたファイルがない時は、インデックスファイルだけでなくテンプレートファイルも更新されないため、mknmzrc中のマクロ変数やテンプレートファイルだけ書き換えた時はそれが反映されないようなんだよ。(~.~)

 テンプレートファイルの内容をHTML出力に確実に反映するためには、インデックスディレクトリ中の古いテンプレートファイルを削除し、検索対象ファイルの中のどれか1つのファイルのタイムスタンプを更新してからmknmzコマンドを走らせるか、namazurcファイルのTemplate指定を使って特定のテンプレートファイルを強制的に読み込ませるのがいいみたいだね。

 それからmknmzが使用するマクロ展開前のテンプレートファイルは、確かに「テンプレート」という名前にふさわしいものだけど、namazu.cgi.exeが読み込んでHTML出力に使用するマクロ展開後のテンプレートファイルは、どちらかと言えば「インクルードファイル」と呼んだほうがいいよね。

 だからmknmzrc中の$TEMPLATE変数はこのままでいいけど、namazurc中のTemplate指定は「Include指定」とでも変えた方がいいような気がするね。(^_-)

                            とものり



1634. Re^2: namazuの設定-1 ねこまんま  2004/11/19 (金) 16:41
ねこまんま@外出の電車の中 です
揺れてザウルスではかきにくい。。

>  だから多分、デフォールトのmknmzrcを使ってマクロ展開された、デフォールトのテンプレートファイルをインクルードしているんじゃないかと思うんですよね。

んー、でもデフォルトのmknmzrcを書き換えちゃっているんですよ。。.nmknmzrcは設定していないし。。f^^

ねこまんま
              



1633. Re^2: namazuの設定-1 ねこまんま  2004/11/19 (金) 10:10
ねこまんま@すこしわかってきました です。

今indexの作成は、
mknmz -T C:\namazu\var\namazu\mytmpl\public -U -O c:\namazu\var\namazu\index\public c:\inetpub\wwwroot\public
とやって、indexの出力はここに、
C:\namazu\var\namazu\index\public
テンプレートは
C:\namazu\var\namazu\mytmpl\public

においています。このときindex出力フォルダに
テンプレートファイルがない状態でmknmzをすると、指定したテンプレートフォルダからデンプレートファイルをインデックスフォルダにコピーするのですが、すでにファイルが存在する場合は無条件でコピーしないみたいです。だからテンプレートフォルダのテンプレートファイルをいくらいじってもだめ、ということみたいです。

なのでインデックスファイルにあるコピーされたテンプレートファイルを消してからmknmzをやれば、ちゃんとテンプレートフォルダのテンプレートファイルが反映されましたv^^)

けど、なぜかNMZ.foot.jaとNMZ.head.jaしかコピーされないんですよね・・・f^^;

ねこまんま



1631. namazu2.0.12の仕様orバグ? とものり [URL]  2004/11/18 (木) 14:04
 mknmzのテンプレート変換機能を色々と試してみたところ、ちょっと妙なことを発見しました。

 $ADDRESS変数と$TEMPLATEDIR変数の内容を色々と変えた、色々なバージョンのmknmzrcファイルを用意し、mknmzの-fオプションでそれらを指定して実行してみました。

 その結果、ユーザーmknmzrcファイルの$TEMPLATEDIR変数で設定した、ユーザーテンプレートディレクトリ中にあるテンプレートファイルと同じ名前のものが、最初に読み込まれるデフォールトmknmzrcファイル(C:\namazu\etc\namazu\mknmzrc)中の$TEMPLATEDIR変数に設定された、デフォールトテンプレートディレクトリ(C:\namazu\share\namazu\template)に存在すると、なぜかデフォールトテンプレートディレクトリのものが優先されて変換されます。

 そしてそのテンプレートファイル中にマクロ(<!-- ADDRESS -->等)が使用されていれば、その部分がユーザーmknmzrcファイルで設定された内容に置換されますが、マクロを全く使っておらず、しかもインデックスディレクトリ中に以前に変換されたテンプレートファイルがある場合は、テンプレートファイルは更新されません。

 マクロを使っている時だけテンプレートファイルが更新されるのはいいとしても、ユーザーmknmzrcファイルで指定したユーザーテンプレートディレクトリ中のテンプレートファイルが優先されないのは困ります。(~_~)

 namazuのサポートサイトで、このあたりのことをちょっと調べてみることにします。

                            とものり



1630. Re: namazuの設定-1 とものり [URL]  2004/11/18 (木) 12:15
>通りすがり(^^;;さん

>>たぶん勘違い?
>>じゃないかと思うのですが・・。

 ありがとうございます、実はmknmzrcとnamazurcの説明をするつもりが、途中で両方の説明をごっちゃにしてしまったんですよね。(^^ゞ

>>当方)Apache2 + Perl5 + Namazu ではきちんと書き換わっていますが・・。こちら
>>の勘違いでしたらごめんなさいm(__)m

 僕も試しに自作のテンプレートファイル中にマクロを入れてみましたが、LinuxのnamazuでもWinXPのnamazuでもちゃんとマクロ展開されましたよ。

 だから多分、デフォールトのmknmzrcを使ってマクロ展開された、デフォールトのテンプレートファイルをインクルードしているんじゃないかと思うんですよね。

 デフォールトのC:\namazu\etc\mknmzrcは$ADDRESSがコメントアウトされてますから、デフォールトの基本インデックスディレクトリ(C:\namazu\var\namazu\index)中のNMZ.foot.jaファイルは、バージョン部分しかマクロ展開されてませんもんね。

                            とものり



1629. namazuの設定−4 とものり [URL]  2004/11/18 (木) 11:55
 僕も複数のディレクトリを別々に検索できるように、インデックスディレクトリを複数作っていて、

<form method="get" action="./namazu.cgi.exe">
<p class="message center">
<strong>検索対象:</strong>
<label><input type="checkbox" name="idxname" value="snap" checked="checked" />SNAP</label>
<label><input type="checkbox" name="idxname" value="scc" checked="checked" />SCC</label>
:
<label><input type="checkbox" name="idxname" value="etc" />その他</label>
</p>
</form>

てな感じで、チェックボックスを使ってユーザーに選択させているんだ。

 で、デフォールトのテンプレートファイルは使わずに自分好みに修正したものを使っていて、そのテンプレートファイルでは、マクロを使わずにウェブマスターのメールアドレスを直接記述しているんだよ。

 テンプレートにマクロを利用すると、テンプレートの一部を修正した時に全てのディレクトリに対してmknmzを再実行する必要があるので、あえてマクロは使わず、それを独立したテンプレートディレクトに保存しておいて、そのディレクトリを.namazurc中のTemplateで指定して、強制的に同じテンプレートファイルをインクルードさせているんだよね。

 複数のインデックスファイルを利用して、しかも結果の出力フォーマットを同じ形式にしたい時には、マクロ展開を使わずにこうした方が便利じゃないかと思うんだよね。(^_-)

            終わりだよ           とものり



1628. namazuの設定−3 とものり [URL]  2004/11/18 (木) 11:55
>ねこまんまさん

>>あれ?namazurcに$ADDRESSを指定する行ってありましたっけ?

 ごめんごめん、「namazuの設定-1」の説明はmknmzrcとnamazurcの説明がごっちゃになっちゃてたね。(^^ゞ

 mknmzを実行すると、-Tオプションで指定されたディレクトリか、.mknmzrcの$TEMPLATEDIR変数に設定されたディレクトリ中のテンプレートファイルは、.mknmzrcで設定されたマクロ変数が展開されて、-Oオプションで指定された出力ディレクトリに出力されるんだよ。

 そしてnamazu.cgi.exeがHTML中にインクルードするテンプレートファイルは、次のような順番でサーチされることになっているよ。

1..namazurcのTemplateで指定されたディレクトリ中のテンプレートファイル

2.選択されたインデックスディレクトリが1つの時
 選択されたインデックスディレクトリ中のテンプレートファイル

3.選択されたインデックスディレクトリが複数の時
 基本インデックスディレクトリ中のテンプレートファイル
 基本インデックスディレクトリは.namazurcのIndexで指定されたディレクトリで、Indexが指定されていない時は$(localstatedir)/$(PACKAGE)/index(たいていはC:\namazu\var\namazu\index)になる。

 だから.namazurcのTemplateでディレクトリを指定しておらず、選択されたインデックスディレクトリが複数の時は、基本ディレクトリ中の、ひょっとすると以前のmknmzrcを使ってマクロ展開されたテンプレートファイルが使われてるかもしれないよ。

 これは最新のmknmzrcを使ってマクロ展開された、個別のインデックスディレクトリ中のNMZ.foot.jaなどと、基本ディレクトリ中のNMZ.foot.jaなどを比べればわかるんじゃないかと思うよ。

            続くよ             とものり



1627. Re^3: namazuの設定-1 通りすがり(^^;;  2004/11/18 (木) 08:52
たぶん勘違い?
じゃないかと思うのですが・・。

mknmzrcはmknmzプログラムで検索用のインデックスを作成する際の動作環境を設定します。
namazurcはnamazuコマンドで検索を実行する際の環境を設定します。mknmzは検索用のキーワードのインデックス(索引)をつくるプログラムです。

当方)Apache2 + Perl5 + Namazu ではきちんと書き換わっていますが・・。こちらの勘違いでしたらごめんなさいm(__)m

参考)
http://www10.plala.or.jp/miyazawa/namazu/nmzconf.html



1626. Re^2: namazuの設定-1 ねこまんま  2004/11/17 (水) 17:27
こんにちわ ねこまんまです。
詳しい説明ありがとうございます。


>  だからC:\namazu\etc\namazu\namazurcファイルの$ADDRESS行を変更しても、.namazurcファイル中で$ADDRESSが元のまま設定されていれば、元のものが表示されてしまうんだよ。

あれ?namazurcに$ADDRESSを指定する行ってありましたっけ?
ごそごそ・・・・
やっぱりないみたいです。

テンプレートはmknmzでインデックスを作るところで、
mknmz -T C:\namazu\var\namazu\mytmpl\public -U -O c:\namazu\var\namazu\index\public c:\inetpub\wwwroot\public
てな感じで指定していまして、検索するときに
http://hoge.jp/scripts/namazu.cgi.exe?idxname=public
とindexを指定しています。

このときに指定した先のテンプレートのNMZ.foot.jaはデフォルトのままなのですが、


<address>
<!-- ADDRESS -->
<a href="mailto:foobar@namazu.org">foobar@namazu.org</a>
<!-- ADDRESS -->
</address>

ここがかfoobar@namazu.orgのまんま変わらないんですよね。
で、mknmzrcの@ADDRESSを変えればよいのか、と思ったのですが、それでも変わらない・・・ということなのです。

もちろん<a href="・・・>の行を直接書き換えても、検索時に表示されるページのソースは上のまんま変わらないのですが、同じところにあるテンプレートのNMZ.head.jaで、indexを指定する、
<input type="hidden" name="idxname" value="public">
の行は、ちゃんとvalue="public"が反映されて(オリジナルはvalue="foo"だったか)ページが表示されているんですよね・・・f^^;



                        ねこまんま



1625. Re: namazuの設定−追伸 とものり [URL]  2004/11/17 (水) 00:07
 1と2の説明でわかると思うけど、サーバーにnamazuをインストールする必要はなく、namazu.cgi.exeと.namazurcとテンプレートファイル、それからindexディレクトリにインデックスファイルをアップすれば検索できるよ。

 インデックスファイルは、ローカルコンピュータにサーバー上のウェブサイトと全く同じ構造のものを作成し、そのローカルコンピュータにnamazuをインストールして、ローカルコンピュータ上のウェブサイトに対するインデックスファイルを作成するんだよ。この時、インデックスファイルを作成するディレクトリは相対ディレクトリで指定するのがミソだよね。

 こうしてできたインデックスファイルをサーバー上にアップすれば、namazu.cgi.exeと.namazurcで検索することができるというわけだよ。(^_-)

                            とものり



1624. Re: namazuの設定-2 とものり [URL]  2004/11/16 (火) 23:53
 それから.namazurcファイル中でTemplateディレクトリを指定し、そのディレクトリに次のような名前のファイルを置いておくと、それがHTML出力中にインクルードされて表示されるよ。

・NMZ.head.ja…検索結果の冒頭部分
・NMZ.foot.ja…検索結果の末尾部分
・NMZ.body.ja…検索式の説明
・NMZ.tips.ja…検索のコツ
・NMZ.result.ja…検索結果の表示書式

 これらのファイルの雛形はC:\namazu\share\namazu\templateディレクトリにあるから、それを自分好みに修正して.namazurcファイル中で指定したサーバー上のtemplateディレクトリに置いておけば、それらがインクルードされて表示されるよ。

 ただしこれらのファイルはEUCコードで書く必要があるので、テキストエディタで書き出すときにEUCに変換しないといけないよ。

 僕はこの方法を採用していて、フッタ中にウェブマスターのメールアドレスを、マクロ変数を使わずに直接書き込んでいるんだよね。僕の.namazurc中のTemplete指定部分は、

>>Template .\namazu\template

と相対ディレクトリで指定していて、サーバー上のcgi-binディレクトリの下に\namazu\templateディレクトリを作り、そこにテンプレートファイルを置いてあるんだよ。

 ちなみに僕のNMZ.head.jaファイル中のウェブマスターのメールアドレス部分は、次のような感じだよ。(^_-)

>><address class="center">
>> <a href="mailto:webmaster@snap-tck.com"><img class="icon" src="./post00.png" alt="〒" width="32" height="32" /></a>
>> ウェブマスターのE-mailアドレス:<a href="mailto:webmaster@snap-tck.com">webmaster@snap-tck.com</a><br />
>> <a href="./index.php"><img class="icon" src="./snapbnr00.png" alt="【SNAP】" width="128" height="32" /></a>
>> Copyright (C) 2002-2004 SNAP
>></address>

                   終わりだよ    とものり



1623. Re: namazuの設定-1 とものり [URL]  2004/11/16 (火) 23:53
>ねこまんまさん

>>最初mknmzrcの$ADDRESS行を編集してmknmzし直せばそれでよいのか、と思っていたの
>>ですが、全然変わらず、検索画面には、

 Winkの場合、namazu.cgi.exeが読み込む初期設定ファイルは、

1.$(sysconfdir)/$(PACKAGE)/namazurc
 全ユーザー共通の設定ファイルで、たいていはC:\namazu\etc\namazu\namazurc。
ただしこれは、namazuがインストールされているWinでしか読み込まれない。

2.namazu.cgi.exeと同じディレクトリの.namazurc
 ユーザーごとの設定ファイルで、namazu.cgi.exeを置くディレクトリごとに設定を変更することが可能。CGIでnamazu.cgi.exeを使う場合は必須。

3.-f, --config=FILE オプションで指定したnamazurc
 実行時に設定を変更することが可能。

という順番で、後から読み込んだ設定がそれまでの設定を上書きするようになっているよ。

 だからC:\namazu\etc\namazu\namazurcファイルの$ADDRESS行を変更しても、.namazurcファイル中で$ADDRESSが元のまま設定されていれば、元のものが表示されてしまうんだよ。

 CGIの場合は、サーバーにnamazuを勝手にインストールするわけにはいかないので、C:\namazu\etc\namazu\namazurc-sampleファイルを自分好みに修正し、それをnamazu.cgi.exeと同じサーバー上のCGIディレクトリに、.namazurcファイルとしてアップするんだよね。

                  続くよ       とものり



1622. Re: 新しいWinXPマシンの設定−21 ねこまんま  2004/11/16 (火) 21:07
ねこまんまです。

>  パーソナルWebサーバーのチェックをしたところで、今度はCGIの検索で利用する検索ツールWin用namazuと、namazuが内部で利用している漢字変換プログラムkakasiをインストールしました。

職場のWebサーバ(管理者は他人)のお手伝いをしているのですが、まぁ検索システムを入れようと言うことになりまして、とりあえずnamazuを使おうと、まぁフリーだし、ということでnamazuを使っております。一応namazu.cgi.exeを使って、Web上から検索はできているのですが、webmasterのメールアドレスが変えられなくて困っておりますf^^;
もしご存じでしたら教えてくださいませ。

最初mknmzrcの$ADDRESS行を編集してmknmzし直せばそれでよいのか、と思っていたのですが、全然変わらず、検索画面には、

>この全文検索システムは Namazu v2.0.12 によって構築されています。
>webmaster@foo.bar.jp

と表示されたまま・・f^^;

一応mknmz -Cで、正しいmknmzrcファイルを編集していることは確認しています。
OSは Win2003サーバ+IIS namazuのバージョンはv2.0.12です。

別々のindexを二つ作って、各index用に検索画面テンプレートを用意して、それぞれ別に検索できるようにしているのですが、特には関係ないようには思いますが・・・いかがでしょ。

教えてくださいませ。

                       ねこまんま



1620. ある地方議員後援会の理想と現実−6 とものり [URL]  2004/11/15 (月) 15:16
 さて、区長の話題に戻りまして、前の書き込みで説明した定例業務以外にも、「道路を作って欲しい」とか、「下水道を整備して欲しい」とか、「横断歩道を作って欲しい」とか、「大雨で下水が溢れているので何とかして欲しい」とか、「電車の騒音が激しいので何とかして欲しい」とか、「違法駐車の車を何とかして欲しい」とか、「不法投棄されたゴミを何とかして欲しい」とか、「犬の散歩をする人が糞の始末をしないので何とかして欲しい」とか、「ヌートリアが畑の作物を荒らすので何とかして欲しい」とか、「猫の死体が落ちているので何とかして欲しい」とか、「近所迷惑な家があるので何とかして欲しい」とか、「宇宙人から地球を守るために地球防衛隊を組織して欲しい」(←ウソ!(^^;))とか、とにかくありとあらゆる要望、苦情、不平、不満、ワガママが全て区長のところに持ち込まれます。

 何しろ僕の地区には800軒ほどの家があるので、1週間に1人以上は訪問者が訪れ、ほとんど毎日、誰かから電話がかかってきました。(~~;)

 こんな調子ですので、ほとんどの休日は色々な行事や会議でつぶれ、平日の3分の1程度は昼または夜に会議や打ち合わせがあり、しかも地元のことに精通していなければなりません。このため区長は地家の長老か、会社をリタイアした人か、自分で商売をやっている人が務めるのが普通でした。

 僕はそれまで地元のことはほとんどやってこなかった地元音痴でしたので、こういったことは全て区長になってしまった後で初めて知りました。カミさんは僕よりは事情を知っていましたが、それでもこれほど大変な役目だということは、やはり僕が区長になった後で初めて知ったそうです。

 ところが天邪鬼で唯我独尊の僕は、自ら立候補した以上は徹底的にやってやろうとファイトを燃やし、暇さえあれば区長経験者や地家の長老から色々と教えてもらい、地元を探索し、役場や図書館で地元の歴史と現状を調べ、色々な人を訪問して話を聞かせてもらいました。

 このため休日と平日の夜はもちろんのこと、平日の昼間(つまり会社の業務時間中(^_-))も区長関係の仕事に没頭し、年に20日以上の有給休暇を取りまくりました。それが元になってか、区長を辞めたとたんに部署を転属になり、ますます悪徳窓際幽霊社員化してしまったのであります。(^^;)

                            とものり



1619. メールアドレスが変わりました!(^o^)/ とものり [URL]  2004/11/14 (日) 18:43
 諸般の事情からプロバイダの変更を検討していましたが、昨日(11月13日)、新しいプロバイダと契約しました。

 「諸般の事情」とは、大きな声では言えませんが、小さな声では聞こえない……などと、化石ギャグをかましている場合ではなく、要するに会社のチェックが厳しくなったので、会社のビジネスアカウントを勝手に利用するのがヤバクなってきたという、悪徳窓際幽霊社員の身から出た錆のせいであります。(^^;)

 このサイトを移転するのに時間がかかるため、当分の間は2つのプロバイダを併用していき、来年の1月くらいをめどにサイトを移転するつもりです。

 んで、とりあえず本日から個人的なメールアドレスだけを変えることにしました。新しいメールアドレスは「snap@sf.starcat.ne.jp」ですので、アドレス帳に登録してある方は修正していただくようお願いします。

 ただし、このサイトを移転するまではウェブマスターのメールアドレスは元のままにしておき、そのメールアドレスでもちゃんと館長の僕のところに届くようにしておくつもりです。

 とゆーわけで、どちら様も引き続き御贔屓のほどをよろしくお願い申し上げます。m(..)m

                            とものり



1618. ある地方議員後援会の理想と現実−5 とものり [URL]  2004/11/12 (金) 11:21
 僕の町の区長という役目は、普通の自治会長または町内会長と違って、町行政協力員という役目を町から委託された特別公務員になります。このため自治会の運営を行うだけでなく、町と行政地区住民のパイプ役として住民の色々な要望を取りまとめて町に申請し、町からの各種配布物を住民に配布し、各種の通知を住民に広報します。

 例えば道水路の整備や清掃や害虫駆除などの要望は全て区長が取りまとめて町に申請し、その許否、実施予定、実施結果は区長に通知されますし、各種補助金の申請も区長が取りまとめて申請し、区長の口座に振り込まれます。

 さらに建物を建てたい時や、水路に浄化槽などからの排水を流したい時は区長の許可が必要で、法人の担当者や家主が青写真を持参して区長のところに許可印を貰いにきます。

 以前はもっとすごくて、住民の税金関係の処理も区長を通して行われたため、区長は住民台帳を町から貸与されたそうです。実際、区長になった後、地元の公民館の倉庫で古い住民台帳を見つけたことがあり、その台帳には僕の家族の個人情報がしっかり記載されていました。(~~;)

 また小学校区の区長連合と自治会連合、各種委員会、各種任意団体などで構成する小学校区コミュニティ推進協議会を運営し、住民参加の各種行事を主催します。この行事が大きいものだけで年に10回ほどあり、地区の自治会が主催する各種行事を合わせますと月に1回以上は行事を主催します。

 さらに住民代表として町の各種委員会や各種団体のメンバーになり、色々な会議や行事に参加します。それらの会議とコミュニティ推進協議会と自治会関係の会議を合わせますと、週に1回以上は会議があります。

 さらにまた地元の保育所や小中学校や各種任意団体、そして神社・仏閣関係の各種行事に来賓として参加します。地元の神社は大祭が年に2回と中祭が1回、そして月次祭が月に1回あり、仏閣関係では地蔵際が年に2回あります。

 その上、住民が死亡した時は住民代表として葬儀に参列します。僕の担当地区は戸数が800軒ほどで老人が非常に多いため、年に10回以上は葬式があります。このため僕は、冠婚葬祭用の礼服と白と黒のネクタイをいつも用意しておき、ポケットには常に数珠と香典を入れておきました。(^^;)

                            とものり



1617. ある地方議員後援会の理想と現実−4 とものり [URL]  2004/11/10 (水) 10:42
 それまでは地元の地区集会には全てカミさんが出席していて、色々な役も全てカミさんが務めていました。

 例えば子供達が小学校の時、たまたま僕の地区が小学校区子供会連合の会長を出す番に当たったことがありました。この時、子供の学年から見てカミさんが地区の子供会役員を務め、しかも元小学校教師という経歴から見て会長をやらなければならない雰囲気になっていました。

 子供会連合の会長は当番地区の子供会会長が兼任することになっていたので、このままならカミさんが連合会長を兼任することになります。ところが恐ろしいことに、連合会長は男が務めるという非合理かつ前時代的な慣習があったのです。このため「僕がやってもいいよ」とカミさんに申し出たところ、「あんたなんかがやったら、必ず深みにはまるから絶対ダメッ!!(-"-)」と断られ、カミさんが初の女性の連合会長になりました。

 自治会役員を決める地区集会についても、僕を出したら必ず大役を引き受けるだろうとわかっていたカミさんが、僕の出席を固く禁じていました。しかし勢力争いのことがあったせいか、その年の地区集会は揉めに揉めて1回目でも2回目でも役員が決まらず、ついに「次回の集会には必ず男が参加すること」という申し合わせがされてしまったのです。

 自治会役員を務めるのは圧倒的に男が多く、特に区長は男でなければならないという封建的な不文律があるので、役から逃れたい家は、ウチのように(^^;)奥さんが集会に参加する傾向があったのです。この申し合わせはそういったズルをさせないことが目的でした。

 その申し合わせがされた時、カミさんは僕が集会に出れば必ず役を引き受けてしまうだろうと思い、「どうせいつかはやらなきゃならないので役員をやるのはかまわないけど、他に適任者が沢山いるんだから区長だけは絶対にやらないように!(-"-)」と強く釘を刺しました。しかしそう言いながらもすでにその時カミさんは、ひょっとしたら僕が区長をやってしまうかもしれないと薄々予感していたそうです。

 無闇矢鱈にわけのわからない世界に飛び込みたがる物好きで、しかもやってはいけないと言われると意地でもやりたがる天邪鬼で、その上、どうせやるなら端役ではなく主役級になって自分の思い通りやりたがる唯我独尊のこの性格には、我ながら困ったもんです。(^^ゞ

                            とものり



1616. ある地方議員後援会の理想と現実−3 とものり [URL]  2004/11/08 (月) 12:08
 今年2月の町議会議員選挙では、僕の地元地区の町会議員が引退して代わりに新人が立候補しました。その元議員は3期12年間町会議員を務めた人で、この人が昨年、「次回の選挙には出ず、引退したい」と言い出したのが今回のドタバタ劇の始まりです。

 この元議員は地元の町会議員の例に漏れず、地家の農家出身で、地元地区の区長(町行政協力員兼自治会長)や任意団体の役員を歴任した後、地元議員の後を継いで町会議員になりました。その決め手になったのは、町の議員の中で長老的存在であり、町議会議長を長い間務めていた古株議員の親戚筋にあたるということでした。町村議会議員はこういったことから議員に推される人がけっこう多いのです。

 この元議員はやはり地元の町会議員の例に漏れず、人の良い朴訥とした農家のオジサンで、人間的には実にいい人で僕も好きなのですが、強力なリーダーシップを発揮する政治家タイプでは全くありません。はっきり言って、議員とか政治家をやらせるのはかわいそうと同情してしまうようなタイプなのです。(^^;)

 このため議員2期目の後半では地元地区でこの人に対する不満が募り、反対派のようなものが形成されていました。また現在の町は現町長派と元町長派が覇を争っていて、この元議員は現町長派なので、元町長派と反対派が結びついてけっこう大きな勢力になりつつありました。

 その結果、前回2000年2月の選挙ではこの元議員と、反対派が擁立した新人の2人が立候補し、地元地区を真二つにして激しい選挙戦が行われたのです。これは地元地区始まって以来のことであり、どちらかの派閥に味方すると旗色をはっきりさせた人以外の地区住民は、戦々恐々として成り行きを見守っていました。

 そういった勢力争いが行われつつあった1999年の年末、そんなことは全く知らない地元音痴の僕は、来年度の自治会役員を決める地区集会に、色々ないきさつから初めて参加する羽目になっていました。

 そして、地家の長老とか元教員とか元校長とか元会社役員といったふさわしい人が沢山いるのに、誰もが言い訳ばかり言いつのって逃げてばかりいるのに腹を立て、カミさんの強い制止を振り払って「誰もやらないのなら、僕が区長をやってもいいですよ(^o^)/」と立候補してしまったのです。これがそもそもの大間違いでした。(^^;)

                            とものり



1615. ある地方議員後援会の理想と現実−2 とものり [URL]  2004/11/05 (金) 13:34
 建前上は誰でも地方議員になれるというものの、普通のサラリーマンがいきなり地方議員に立候補しても当選するのは少々難しいでしょう。(^^;) どんな職業でもその職業に就くのにふさわしい道があり、地方議員にもやはりそれなりの道があります。

 まず一番の正道は政党や政治団体の会員になり、役員などを経由して議員になるか、自ら政治団体を結成して議員になる道です。国会議員や県議会議員は、やはりこの正道をたどって議員になる人が多いと思います。しかし町村議会議員は無所属のことが多く、この正道をたどる人はあまり多くありません。

 2番目は地元議員の秘書や後援会の役員を経由して議員になる道です。この道も正道と言える道で、この道をたどる人は国会議員でも地方議員でもけっこういるようです。

 3番目は地元の自治会や任意団体の役員を経由して議員になる道です。町村議会議員の場合はこの道をたどり、それから後援会の役員などを経由して議員になる人が大半です。

 これ以外にも多くの道がありますが、いずれにせよ色々な活動を通して顔を広め、人脈を作ってから議員に立候補するという基本は同じです。

 では僕の地元の町会議員の場合はと言いますと、それは長い話になりますので次回の心だーっ!(^^;)/

                            とものり



1614. ある地方議員後援会の理想と現実−1 とものり [URL]  2004/11/04 (木) 09:00
 地方議員とは国会議員以外の県議会議員、市議会議員、町村議会議員のことで、国会議員が1000人未満なのに対して、県議会議員が約3000人弱、市議会議員が約2万人、町村議会議員が約4万人弱います。

 選挙での倍率は国会議員が3倍以上なのに対して、県議会議員が約2倍、市議会議員が約1.2倍、町村議会議員が約1.1倍程度と、地方議員は意外と広き門です。

 そして一定の年齢(25才)以上の日本国籍を有する人なら、原則として性別、学歴などとは無関係になることができ、しかも年齢や議員年数や経験とは無関係に同じ仕事をし、同じ給料をもらうことができます。実際、純粋に職業として考えると、地方議員はけっこう穴場的な職業なのです。

 地方議員の定数は人口によって決まっています。僕が住んでいる町の場合、人口が3万人強ですから「人口5万人未満の市と人口2万人以上の町村」に該当し、議員定数は30人です。

 ただしこの定数は上限であり、条例によって減らすことができます。僕の町では条例によってかなり減らされて、現在(2004年)の定数は20人です。この定数に対して今年2月の選挙では23人が立候補し、倍率は1.15倍でした。

 このように地方議員選挙では数人落選するだけということが多く、立候補者が定数を超えずに無投票ということも珍しくありません。

 これは、国会議員などと違って地方議員、特に町村議会議員は権力があまりなく、しかも労多くして報われることの少ない職業なので、なりたがる人がそもそも少ないということと、特定の地域の利害を代表することが多いため、立候補者を決める段階で地域ごとに談合が行われ、立候補者を絞ってしまうということが大きな原因でしょう。

 理想としての地方議員は、やりがいがあり、その気になれば誰でもがなれる穴場的な職業ですが、現実的には誰でもがなれるわけではなく、またなりたがる職業ではないと言えるでしょう。(^^;)

                            とものり



1613. ある地方議員後援会の理想と現実−0 とものり [URL]  2004/11/02 (火) 12:50
 疾風怒濤の町議会議員選挙から半年以上たち、そろそろほとぼりも冷めてきました。そこで僕自身の反省とまとめを兼ねて、地方議員後援会の理想と現実をぽつりぽつりとアップしようと思います。

 選挙に関しては現在でもまだ差し障りのあるところが多々ありますので(^^;)、どこまで正直に暴露できるかわかりませんが、できるだけ踏み込んでみたいと思います。

 では、地方議員と地方選挙の実態に興味のある方は、乞う、ご期待!v(^_-)

                            とものり



1612. 「自虐の詩」 とものり [URL]  2004/11/01 (月) 12:35
・「自虐の詩」業田良家、竹書房、1996年6月発行

 昔、雑誌でちょこちょこと読んでいた4コマ大人マンガで、単行本にまとまったという噂を聞きながら入手しそこなっていた作品です。少し前にBSの「マンガ夜話」で取り上げられたのがきっかけになって再版されたので、とうとう手に入れることができました。(^^)v

 最初は何ということのない4コマのギャグマンガだったのが、作中人物の中の二人が勝手に動き出し、作者を自分達の物語世界に引きずりこんでしまい、感動的な名作になりました。

 兄弟か親戚の子のお古の、継ぎはぎだらけの服を着て学校に通い、いつも空腹を抱えて野原や山で食べられる果物を漁り、雨漏りのする6畳一間のオンボロ長屋で極貧生活を経験したことのある、ある世代以上の庶民のオジサン(σ(^^;)私めのことです)は、この作品を最後まで読んだらきっと泣くでしょう。

 何度読み返しても、僕は最後のエピソードで必ず泣いてしまいます。(;_;)

                            とものり



1611. 「涼宮ハルヒの消失」 とものり [URL]  2004/10/29 (金) 10:24
・「涼宮ハルヒの消失」谷川流、角川スニーカー文庫、2004年8月発行

 天下御免のハチャメチャ暴走娘、涼宮ハルヒちゃんシリーズの第4弾です。

 前の巻の「涼宮ハルヒの溜息」で長門有希ちゃんが影の主役になりつつあったのが、この巻ではとうとう涼宮ハルヒちゃんが消失して脇役に回り、長門有希ちゃんが主役になっています。

 こういったことはシリーズ物ではたまに起こることであり、特に問題はありません。しかし、それに付随して物語がタイムパラドックスの迷路にはまりかけていることが気がかりです。

 時間旅行をテーマにしたシリーズは、例えばSF映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」がそうであったように、どうしてもタイムパラドックスの迷路にはまり込み、「おいおい、最初の設定はどうなったんだ…!?」ということになってしまいかねないんですよね。(^^;)

                            とものり



1610. 「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」 とものり [URL]  2004/10/28 (木) 11:08
・「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」滝本竜彦、角川書店、2004年7月発行

 作者が引きこもり体験者ということで評判になり、”鬱屈した青春を後ろ向きに駆け抜ける新世代グルーヴィー・ノベル”というキャッチコピーが売りの青春小説。

 夜な夜な現れる不死身のチェーンソー男と戦うセーラー服の美少女戦士と、彼女を自転車で送り迎えするごく普通の男子高校生の物語という、SFともファンタジーともつかない一風変わった内容ながら、テーマ的にはBoy meets girl&青春の自分探しといった普遍的かつお馴染みのものです。だからそこ、作者のユニークな経歴にもかかわらず幅広い読者の共感を得るのでしょう。

 セーラー服の美少女戦士というロリコン殺しの設定を別にすれば(^^;)、マンガを読み慣れた眼にはそれほど特異で新奇な作品ではなく、特に瞠目するところはありませんでした。しかし作者が止むに止まれず衝動的に書いたというところが感じられ、それなりに共感して何となく惹きつけられるものはあります。これからどのような作品を書くかが、この作者の勝負になるような気がします。

                            とものり



1609. 「風の又三郎」 とものり [URL]  2004/10/26 (火) 09:34
・「風の又三郎」島耕二監督、1940年、日本、TV映画劇場

 宮沢賢治の名作童話を映画化した最初の作品で、僕にとって、噂だけは聞いていたものの実物は観たことのなかった”幻の名作”です。

 映画の技術が飛躍的に向上した現代の眼で観ますと、特殊撮影などのアラが目立ち、どうしても興醒めしてしまうのは致し方のないところですし、これはある程度予期していました。しかし1940年という太平洋戦争前夜の暗い時代に、こういった素朴でリリカルな映画が作られていたという事実には素直に感動してしまいます。

 それから噂に聞いていた「どっどど、どどうど、どどうど、どどど……」という主題歌は、土着的でいながら奇妙にシュールでさすがに印象的で、映画を観終わった後もこの主題歌だけはしばらくの間耳について離れませんでした。

 またこの作品にはユニークな俳優・大泉滉が子役として出ていて、クリクリとした眼と飄々とした風貌が後年の彼を髣髴とさせていて笑えます。(^_-)

                            とものり



1608. 「地下室のメロディー」 とものり [URL]  2004/10/25 (月) 10:27
・「地下室のメロディー(Melodie En Sous-sol)」アンリ・ベルヌイユ監督、1963年、フランス、衛星映画劇場

 ジャン・ギャバンとアラン・ドロンというフランス映画界の大スターが共演した泥棒映画の傑作で、大昔に一度観たんですが、ラストシーンしか覚えてなかったので再見しました。(^^;)

 この当時としてはかなり斬新な感覚のミシェル・マーニュの音楽と、老ギャングを演じるギャバンの圧倒的な存在感、そして若いチンピラを演じるドロンの軽薄ながら陰のある表情が印象的です。ドロンは、こういった軽薄で拗ねたような甘えたようなところのあるチンピラで、それでいてどことなく繊細な陰がある役が似合っているような気がします。

 全体としてハリウッド物のようなストーリー展開にもかかわらず、男の美学と渋さを感じさせるのはさすがにフランス映画です。おそらくこの作品の影響を受けて2年後に作られた「黄金の七人」が、イタリア映画らしく軽妙洒脱で陽気でお色気たっぷりなのと好対照です。

 ちなみにこの2作品、特に「黄金の七人」は、日本のアニメ「ルパン三世」シリーズにかなり影響を与えています…と言うよりも、パクられています。(^^;)

                            とものり



1607. Re: 新しくコンピュータ本体を購入しました。 とものり [URL]  2004/10/22 (金) 17:18
>Yoshiさん

>>というのも、新しくコンピュータ本体を購入したからです。

 そうなんですか、いいですねぇ!('o')

>>ハードディスク2台をRAIDカードにつないでミラーリングとも呼ばれるRAID-1にしまし
>>た。

 僕の会社のイントラネットサーバーもそれにしてますよ。24時間稼動させるサーバーには必須の機能ですね。

 でも、予算の関係で家庭内LANのサーバーはミラーリングしてません。サーバーではないパーソナルユースのPCでミラーリングをするとは、相当な贅沢ですよ。(^^;)

 ミラーリングせずに、例えば1週間単位で定期的に自動パックアップするバックアップディスクとして利用すれば、ウィルス感染の問題もある程度防げますし、バックアップも取れるので便利かもしれませんよ。(^_-)

>>ここまで親切だと、おせっかいというか、やりすぎで、参ってしまいます。

 はっきり言って、MSの仕様はありがた迷惑の余計なお節介ですね。(^^;)

>>貴館の新しいWinXPマシンの設定は、この辺のところの退治の仕方が丁寧に解説して
>>くださっているので、本当に助かります。

 ありがとうございます。誰かがWinXPを設定する時の参考になればと思い、そのあたりのことは意識的に詳しく書きましたので、お役に立てて良かったですよ。(^^)v

                            とものり



1606. 新しくコンピュータ本体を購入しました。 Yoshi [URL]  2004/10/22 (金) 15:53
こんにちは!
お久しぶりです。パームプログラミングクラブのYOshiです。
新しいWinXPマシンの設定を真剣に読ませていただいています。
というのも、新しくコンピュータ本体を購入したからです。
いいでしょう。えへん。
カスタムマシンですが、よく知りもせずに、
ハードディスク2台をRAIDカードにつないでミラーリングとも呼ばれるRAID-1にしました。
このミラーリングというのは、2台のディスクにまったく同じデータを同時に書きこむ方式で、片方が破損しても、もう一方からデータを読み出せるのでシステムは問題無く稼動しつづけることができるという優れものです。
しかし、ウイルスに感染すれば同時に二つのHDDが感染してしまう訳で、
ハードディスクのバックアップはやっぱり必要です。
したがって、サーバーには有用かもしれませんが、個人ユースにはあまり必要ないというか、いらない機能みたい。
ちょっと、しまったかな。
とものりさんに相談しておけば、よかった。。。と、ちょっと悔やみましたが、どっちかっていうとRAIDは衝動買いだったので、予防しようがありません。
性格が災いしているので、しかたないんだわね。
しょうがないから、RAID-0を研究してHDDの高速化にチャレンジすることにして、フォローするつもりです。
それにしても、ウインドウズXPやマイクロソフトのオフィスにしても、すごい機能満載ですね。
ここまで親切だと、おせっかいというか、やりすぎで、参ってしまいます。
貴館の新しいWinXPマシンの設定は、この辺のところの退治の仕方が丁寧に解説してくださっているので、本当に助かります。



1605. 「酔っぱらった馬の時間」 とものり [URL]  2004/10/22 (金) 08:28
・「酔っぱらった馬の時間(Zamani baraye masti asbha)」バフマン・ゴバディ監督/脚本/製作、2000年、フランス/イラン、衛星映画劇場

 イランとイラクの国境に近いクルド人の村を舞台にして、両親を亡くした5人の子供達が、過酷な環境で懸命に生き抜いていく姿を描いた作品。

 あまりにも過酷な環境で、健気などという言葉が甘く思えるほど必死に生き抜いていく子供達の姿に言葉を失ってしまいました。僕等が「生きる」ということと、彼等が「生きる」ということの意味の違いに気後れを感じ、同情することはおろか感動することすら躊躇するほどです。

 「姉は淫売、妹(いもと)は芸者、末のチョロ松ぁバクチ打ち、兄貴ゃ火葬場のホネ拾い、おいら上野でモク拾い、こんな一家に誰がした?」という岡林信康の社会派コミカルソングがありましたが(^^;)、この歌を引き合いに出すことをためらってしまうほど、この作品で描かれた子供達は懸命で必死です。

 これはバフマン・ゴバディ監督の最初の長編作品で、監督だけでなく脚本と製作も兼ねていることからもわかりますように、彼にとってはどうしても撮りたい作品だったのでしょう。アッバス・キアロスタミ、マジッド・マジディとはまた違った個性を持つ、いい監督がまたしてもイラン映画界から出てきました。

                            とものり



1604. 「ムッシュ・カステラの恋」 とものり [URL]  2004/10/21 (木) 09:19
・「ムッシュ・カステラの恋(Le gout des autres)」アニエス・ジャウイ監督、アニエス・ジャウイ/ジャン・ピエール・バクリ脚本、1999年、フランス、衛星映画劇場

 一目惚れした女性にストーカーのごとくつきまとう、妻子持ちのいい歳こいたオジサンを中心にした話なのに、観終わった後に心がほんわかと暖かくなり、しかも人生を感じさせるいかにもフランス映画らしい愛すべき作品です。

 同じテーマで撮ったとしたら、イタリア映画でもアメリカ映画でも日本映画でも、こういったほんわかとした作品にはならないでしょう。

 脚本を共同執筆しているジャン・ピエール・バクリがオジサン役をやっているので、てっきり相手役の芸達者ながら決して美人とは言えない女優(^^;)が監督のアニエス・ジャウイだとばかり思い込んでいたら、脇役で出ている若くてヤンキー風美人の女優がアニエス・ジャウイ監督でした。w('o')w

 これだけの作品を作る才女だから、たぶん若くもなく美人でもないだろうという僕の愚かな思い込みを、アニエス・ジャウイ監督は見事に打ち砕いてくれました。この監督、これから注目です。(^_-)

                            とものり



1603. 「灰とダイヤモンド」 とものり [URL]  2004/10/20 (水) 11:22
・「灰とダイヤモンド(Popiol I Diament)」アンジェイ・ワイダ監督、1958年、ポーランド、衛星映画劇場

 とゆーわけで、WinXPの話題から離れて久々に映画の紹介です。(^_-)

 第2次大戦後のポーランドを舞台にして、激動の時代と若者の挫折感を抑えたタッチで表現したアンジェイ・ワイダ監督の古典的名作です。

 この映画でズビグニエフ・チブルスキーが演じた若者像があまりにも印象的だったため、これに影響されたと思われる作品がたくさん作られ、ある種の若者像の典型になった感があります。

 そのせいか今この作品を観ると、何となくどこかで観たような感じを受けてしまいます。これは古典的名作と言われる昔の作品を現代の我々が初めて観た時に感じる、ある程度共通した感覚だと思います。

 発表された時に作品を観た古い映画ファンは、後から作られた2番煎じ作品にそういった感じを受け、もちろんそれが本来ですが、2番煎じ作品を散々観た後でオリジナル作品を観た新しい映画ファンは、本来とは逆の感じを受け、どうしてもオリジナル作品の印象が薄くなってしまうことがあります。

 映画ファンとしてはまだまだ若い年代(^^;)に属しながら、どちらかと言えば古い映画が好きな僕のような映画ファンは、古典的名作と言われる作品を観てそういった感覚を味わうことがしばしばあります。全く因果なことではあります。(^^;)

                            とものり



1602. 新しいWinXPマシンの設定−29 とものり [URL]  2004/10/19 (火) 08:57
 コンパイラーをインストールした後、古いWinXPからデータファイルを全てコピーしてようやく作業環境が整いました。

 新しいWinXPは15インチの液晶ディスプレイを使っていて、解像度は1024×768なのに対し、古いWinXPは17インチの液晶ディスプレイで解像度は1280×1024です。ディスプレイはやっぱり大きいほうが使いやすいので、最後にこれを交換することにしました。

 WinXPは多くのディスプレイをサポートしていて、ハードウェアを交換した場合はたいてい自動認識してくれます。今回も画面設定を適当に変更しただけで、特にトラブルなく新旧のディスプレイを交換できました。

 こうして古いWinXPの環境とデータファイルを新しいWinXPに移植できたので、古いWinXP本体と新しいディスプレイを家に持ち帰り、これまで家で使っていたWinマシンをカミさん用にしました。(^^;)

 ところでスペースの関係から、僕は会社でも家でもCPU切り替え器を利用してWinXPとLinuxでキーボードとディスプレイを共有しています。今回のWinXP入れ替えで、会社のシステムはWinXPの本体だけが入れ替わったことになり、Linuxのディスプレイはそのまま替わっていません。しかし家のシステムはWinXP本体とディスプレイが替わり、その結果としてLinuxのディスプレイが新しいものに替わりました。

 LinuxはサポートしているディスプレイがWinほど多くなく、しかも自動認識してくれないので自分で設定を変更する必要があります。そこで家のディスプレイを交換した後、シングルユーザーのコンソールモードでLinuxを立ち上げ、Xconfiguratorコマンドを利用してX-Window用のディスプレイ設定を変更しました。

 新しいディスプレイはLinuxではまだサポートされていない機種でしたが、非インタレースSVGA 1024×768@60Hzモードをサポートしていたので、マニュアルを参考にしてモードと水平同期信号・垂直同期信号のタイミングを指定し、無事に設定を変更することができました。

 とゆーわけで、長々と奮闘努力の末、ようやく新しいコンピュータ環境を整えることができました。(^^)v

                            とものり



1601. 新しいWinXPマシンの設定−28 とものり [URL]  2004/10/18 (月) 09:21
 オフィスソフトの次にC++コンパイラーとしてBCB(Borland C++ Builder)と、フリーのBCC(Borland C++ Compiler)をインストールしました。

 フリーソフト好きの僕はコンパイラーもできるだけフリーを使っていて、Linuxではg++を使い、Winではできる限りフリーのBCCを使うようにしています。しかしGUIを利用したソフトを作るにはBCBのほうが便利ですので、主義に反して(^^;)BCBを購入して利用しています。

 BCBにはインストーラーがついていて、それを使ってインストールしました。またおまけとしてDelphiとBJB(Borland JBuilder)も付いているので、それらもついでにインストールしました。DelphiはPascalコンパイラーで、BJBはJavaコンパイラーです。

 Pascalは僕が最初に勉強した本格的な構造化言語で、UNIXユーザーになりC言語を使うようになる前はけっこう利用していました。このためC言語を使うようになってからもプログラムをPascal風に記述する癖が残り、この癖はC++を使うようになった現在でもまだ残っています。

 Javaはオブジェクト指向言語の勉強に利用した程度で、実際に使うアプリケーションを書いたことはまだありません。しかしオブジェクト指向言語としては、何でもありで複雑怪奇なC++よりもコンパクトにまとまっています。このため覚えておいて損はありませんし、C++でオブジェクト指向プログラムを書くときの参考にもなります。

 BCBとBCCをインストールした後、自作のソースファイルをコンパイルしたところ、コンパイルは無事にできたものの、実行時エラーが出るものがありました。それらは自作ライブラリの特定の関数を使っていたので、自作のライブラリを全てリコンパイルしてから再構築してみたところ、今度は無事に作動しました。(^^)v

 マシンが異なるとたまにこういったことがあるので、マシンを代えた時はやっぱり面倒でも全てのオブジェクトファイルをリコンパイルしておいた方が無難なようです。

                            とものり