1450. Re^2: 自宅サーバ ISLAY  2004/05/11 (火) 00:23
>  SMTPとFTPが動かせたのなら、HTTPは簡単ですよ。

サーバを立ち上げるだけなら何とかなると思うのですが、そこから先に進めそうもないんですよ。今の状況では時間があまりにも足りないので・・・
やりたいことに知識と時間がついてこないと言うのが本音ですが(笑)

>  僕は原作マンガを読んでいた世代ですが(^^;)、このアニメもよく観てましたよ。初期のアニメは時代の雰囲気を反映していて、重くそして暗いんですよね。

私もモノクロのやつを見ていた口なんですが、今やっているのはリメイクと言うか、もっとも原作に近いのではと思います。(セピア色に近いカラー映像に、重く暗いナレーション)

>おかげで今でも重くて暗い物語に弱く、明朗快活なヒーローよりも孤独でニヒルで陰のあるアンチヒーローに惹かれてしまいますよ。(^^;)

それはなんとなくわかります。私にとって最初のヒーローは、エイトマンでしたので・・・
今思えば、高校生の頃平井和正にハマッていたのもこれがルーツかもしれません。



1449. Re: 自宅サーバ とものり [URL]  2004/05/09 (日) 15:01
>ISLAYさん

 やあ、久しぶりですね!(^o^)/

>>Webサーバの立ち上げはいつになるかわかりませんが、ぼちぼちやっていきます。

 SMTPとFTPが動かせたのなら、HTTPは簡単ですよ。

 僕の自宅のWinXPもIISを走らせていて、一応、WebサーバーとFTPサーバーとして使えるようになってますよ。CGIとSSIの設定と、PerlとASPを使えるようにするところでちょっと苦労しましたけど、色々と試行錯誤しているうちに何とかなりました。

 ただ僕がUNIX使いでLinuxの方が使いやすいので、今はLinuxをサーバー役にしてますけどね。UNIX使いから見ると、WinXPのLAN機能は(LAN機能だけじゃないけど…(^^;))わけわからんところが多いんですよ。何せUNIXは全部の設定がテキストファイルでできて、全部オープンですもんね。

>>それはさておき、懐かしさのあまり見始めた日曜深夜の鉄人28号にはまりかけてい
>>ます。モノクロアニメを見ていた同年代の方々、少々重い内容ですが見ごたえがあ
>>ると思いますよ。

 僕は原作マンガを読んでいた世代ですが(^^;)、このアニメもよく観てましたよ。初期のアニメは時代の雰囲気を反映していて、重くそして暗いんですよね。

 今思うとあの時代は本当に重くて暗く、その重さと暗さが思春期から青年期になろうとしていた僕のような人間の心理状態に妙にシンクロしましてね。おかげで今でも重くて暗い物語に弱く、明朗快活なヒーローよりも孤独でニヒルで陰のあるアンチヒーローに惹かれてしまいますよ。(^^;)

                            とものり



1448. 自宅サーバ ISLAY  2004/05/08 (土) 00:57
ご無沙汰してます。
実は私も自宅サーバを立ち上げるべく、この連休前にDELLのOptyPlexをセレロンの500MHzとメモリ128MBに引かれて10K弱で購入しました。
これをベースに、HDを部屋に転がってた80GB交換し、ちょっと訳在りのWindowsXP PROをインストールし、Mail及びFTPサーバとして試験運転を開始しました。(Linaxは使うスキルがないので・・・)
Webサーバの立ち上げはいつになるかわかりませんが、ぼちぼちやっていきます。

それはさておき、懐かしさのあまり見始めた日曜深夜の鉄人28号にはまりかけています。モノクロアニメを見ていた同年代の方々、少々重い内容ですが見ごたえがあると思いますよ。

ではでは、また忘れた頃?に寄らせて頂きます。



1447. 自宅のWebサーバー とものり [URL]  2004/05/06 (木) 12:14
>ねこまんまさん

 やあ、久しぶり!(^o^)/

>>去年自宅のWebサーバをできるだけ安くでっち上げましたが、\10k超かかってしまい
>>ましたf^^;。

 ふっふっふっ、僕は今のところ0円だよ。(^o^)v

 もっともこれは僕が悪徳窓際幽霊社員だからできる裏ワザであって、まともにやってたら、当然、数万円くらいはかかってたろうね。(^^;)

>>いまでも元気で動いていますが、RedhadのErrataのサポートが終わってしまったのが
>>ちょっと難点ですね。

 そうなんだよね。VineはRedhatをベースにしているので、Vineのメーリングリストなんかでもそのことが話題になってるよ。まあ開発関係者の多いLinuxのことだから、何とかなると思うけどね。

 そういえば、今回のPCにLinuxをインストールする前に、前々からやってみたかったWin2KとWinXPのAdministratorのパスワード破りを試してみたよ。

 色々と情報を集めた結果、リソースキットに付いているsrvany.exeと同じ機能を持つフリーソフトがあったので、それを使ってやってみたところ見事に成功!

 これでもうAdmiのパスワードを忘れても、たいていの状況なら何とかなりそうだよ。(^_-)v

                            とものり



1446. Re: 自宅LANのサーバー変更 ねこまんま  2004/05/06 (木) 06:48
ごぶさたしてます。ねこまんまです。

>  今回使用した部品としては400MHz程度のCPUに128MB程度のメモリ、80GB程度のハードディスク、CD-ROM、FDD、RS232-C、USB、セントロ、SCSII、LAN、その他いくつかのポート、ホイールマウス、日本語キーボード、そして17インチ1024×768ドット程度のCRTです。

去年自宅のWebサーバをできるだけ安くでっち上げましたが、\10k超かかってしまいましたf^^;。

秋葉原でNECのPenII266を見つけたので、これをベースに
本体 PenII266 Mem64M HD4G \3500
メモリ 128M (計192M) \3980
HDD 20G (元入っていた4Gと交換) \0 (廃棄予定のPCに入っていたもの) 
USBキーボード \600
USBマウス \0 (家に転がっていたやつ)
ビデオグラバカード \3500 (ライブカメラ用 Sotecに入っていたやつらしい)
グラフィックカード増設メモリ 2M \500(別にいらないけど気分で)
OS    \0 (Redhad Linux8)
モニタ \0 (普段使いのPCのモニタと共用)

てな感じです。

\10kもかかってしまった敗因は、PCを安易に選んでしまったので、メモリにECCタイプが必要で安いメモリが選べなかったこと、ビデオグラバカードに、ついついチューナ付きを選んでしまったことでしょうか。チューナなしなら\1kくらいであったんですけど。

いまでも元気で動いていますが、RedhadのErrataのサポートが終わってしまったのがちょっと難点ですね。

                        ねこまんま



1445. Re: お初にお目にかかります とものり [URL]  2004/05/05 (水) 14:23
>みけさん

 頓陳館にようこそ!(^o^)/

>>わかりやすくて、庶民的(^^)な語り口なのに、詳しいところまで書いて下さってい
>>たのに感動し、早速印刷させて頂きました。有用な資料をありがとうございます。

 統計学入門を読んでいただき、ありがとうございます。とにかく「わかりやすくて読みやすいこと」をモットーにして書いてますので、嬉しいですよ。

 わからないところや気づいたところがあったら、遠慮なくここに書き込んでください。

>>他のページも面白そうですね。昼休みの楽しみにさせていただきます。

 おそらくは、当館の展示物の中で「統計学入門」と「ベクトルと行列」が一番面白くない展示物だろうと思いますので(^^;)、他の展示物も是非見てください。

 今後とも当館をよろしくお願いします。m(..)m

                            とものり



1444. Re: GWのさなか。 とものり [URL]  2004/05/05 (水) 14:22
>ヨシミツさん

 ゴールデンウィークも今日で終わりですね。僕は自宅のLANサーバーのセットアップの合間をぬって、日間賀島で蛸を食べてきました。(^^)v

>>さらに、彼らを「反日的分子」と言ったKという国会議員。
>>学生の頃、その議員のラジオ番組が好きだったでけに、なおさら残念。
>>(某中京TV制作の「お笑い*ンガ道場」の司会者でもありました)

 僕はもともとマスコミを全く信用していないので、彼の言葉を聞いて「やっぱり、この程度の人間だったか…」と思っただけで、特に驚きませんでしたよ。

>>それから、年金保険料を納めていなかった閣僚、国会議員。

 国民を守るという最低限の義務を果たしていない政府が、政府の愚挙の尻拭いをし、日本人の名誉を高めた立派な人たちのことを非難したり、年金を払っていない議員たちが、年金制度の法案を強行採決したりするんですから、これはもう腹が立つのを通り越し、あきれてものが言えませんよ。

>>どうも、今、世の中がヘンになってる気がします。

 政府とか議員とかマスコミなどはもともと特権階級意識が強く、いまだに「お上」という感覚があるので、モロモロの失言は全て本音だと思いますが、彼らが本音を言っても許されるような世の中になりつつあるからこそ、彼らもつい本音を漏らしてしまうんでしょうね。

 現在の日本は形式だけは民主主義ですが、中身は第2次世界大戦前のままで、それが色々なところで露呈しつつあります。地元の自治会活動を通して多くの役人や議員などと知り合い、僕はそれをひしひしと実感していますよ。日本はまたしても軍国主義への道をたどり始めています。(~.~)

                            とものり



1443. お初にお目にかかります みけ  2004/05/03 (月) 20:55
比例尺度の統計学の手引きを捜してgoogleから来ました。
わかりやすくて、庶民的(^^)な語り口なのに、詳しいところまで書いて下さっていたのに感動し、早速印刷させて頂きました。有用な資料をありがとうございます。明日の待ち時間を利用して勉強するぞ。
他のページも面白そうですね。昼休みの楽しみにさせていただきます。
取り急ぎ御礼まで。



1442. GWのさなか。 ヨシミツ  2004/05/03 (月) 09:59
ご無沙汰してました。ヨシミツです。
GWのさなかですが、取り立てて、どこへも行かず、自宅でPCに向かってます。

最近、納得のいかないこと言えば、
イラクで人質になり解放された人々への、"自己責任"というバッシング。

元警察関係のコメンテーターは「ボランティアをするにしても、
(何も)イラクじゃなくても良いじゃないか…」という主旨の発言をしていた。

さらに、彼らを「反日的分子」と言ったKという国会議員。
学生の頃、その議員のラジオ番組が好きだったでけに、なおさら残念。
(某中京TV制作の「お笑い*ンガ道場」の司会者でもありました)

それから、年金保険料を納めていなかった閣僚、国会議員。
自分の子どもが大学生になって、国民年金のことで、
めんどうな手続など、いろいろ苦労した私から見ていると、とても腹立たしい。

今朝は今朝で、右翼の宣伝カーの大音量で目が覚めました。
今日が、5/3なので"大宣伝"をしてたのでしょう。

どうも、今、世の中がヘンになってる気がします。

***ヨシミツ



1441. 自宅LANのサーバー変更 とものり [URL]  2004/04/30 (金) 13:12
 これまでは会社のリース切れUNIXマシンを自宅に持ち込み、家庭内LANのサーバーとして利用していましたが、モロモロの理由からそのUNIXマシンが使えなくなったのでLinuxマシンに変更することにしました。

 今回のコンセプトは「できるだけ金をかけんぞ!p(*o*)」というもので、徹底してコストレスに挑戦することにしました。といっても悪徳窓際幽霊社員の僕は、会社のお古を勝手に家に持ち込んでいるので、これまでも自費で買ったものはほとんどないんですが、今回は正々堂々とした(?)コストレスに挑戦することにしたんです。(^^;)

 まずハードウェアは、主としてコンピュータのハードウェア関係を担当している会社の同僚に頼み、余っているコンピュータの部品から適当に組み立ててもらいました。

 今はパソコンなどの電気製品を廃棄処分しようとすると、色々と面倒な手続きが必要な上、業者に処分料金を取られるので、できるだけ処分せず、社員のコンピュータが故障した時の代用品として一時的に使用したり、使える部品を使い回ししたりしているのです。

 今回使用した部品としては400MHz程度のCPUに128MB程度のメモリ、80GB程度のハードディスク、CD-ROM、FDD、RS232-C、USB、セントロ、SCSII、LAN、その他いくつかのポート、ホイールマウス、日本語キーボード、そして17インチ1024×768ドット程度のCRTです。

 「程度」とか「いくつかの」というあやふやな言葉が付くのは、人に組み立ててもらったのでまだ内容を詳しく知らないためです。(^^)ゞ

 OSは、UNIX使いの僕としては、当然、Linuxになります。これは会社で試験的に使っているVine Linux 2.5をインストールしました。

 とゆーわけで、ゴールデンウィークはこのLinuxマシンのセットアップにかかりきりになりそうです。(^_-)

                            とものり



1440. イラクで人質になった方々への敬意表明と激励のアピール−2 とものり [URL]  2004/04/27 (火) 18:39
                      よびかけ人(4月26日現在)
 市野川 容孝(東京大学教授・大学院総合文化研究科)
 植田 健男(名古屋大学教授・大学院教育発達科学研究科)
 小野塚 知二(東京大学教授・大学院経済学研究科)
 久保 亨(信州大学教授・人文学部)
 小森 陽一(東京大学教授・大学院総合文化研究科)
 高橋 文彦(関東学院大学教授・法学部)
○醍醐 聰(東京大学教授・大学院経済学研究科)
 西村汎子(白梅学園短期大学名誉教授・教養科)
 野村 剛史(東京大学教授・大学院総合文化研究科)
 八木 紀一郎(京都大学教授・大学院経済学研究科)
 山田 広昭(東京大学教授・総合文化研究科)
 山中 章(三重大学教授・人文学部)
 横山 伊徳(東京大学教授・史料編纂所)
    ○ 代表世話人
=====================================================
↑ここまで引用

                            とものり



1439. イラクで人質になった方々への敬意表明と激励のアピール−1 とものり [URL]  2004/04/27 (火) 18:38
 大学関係者が中心となって、インターネットを利用した表題のような署名活動を行っています(http://ac-net.org/honor/)。

 以下にその趣旨文を引用しますので、興味のある方はアクセスし、趣旨に賛同されるようでしたら署名もしてみてください。操作はけっこう簡単ですよ。v(^_-)

↓ここから引用
=======================================================
           大学関係者および市民の皆様へ

 イラクで人質になった方々の活動に敬意を表し、これらの方々への非難・中傷を直ちに止めるよう訴える緊急アピールへのご賛同をお願いします。

 イラクで人質となった5人の方々が無事解放され帰国されたにもかかわらず、政府やマスコミの一部では、これらの方々とその家族の方々の「自己責任」が声高に叫ばれています。さらに一部では、5人の方々の過去の経歴なるものを持ち出して、いわれのない非難・中傷さえ、なされています。そのため、一足先に帰国された3人の方々は、人質の体験に加え、こうした冷淡で非人道的な非難・中傷によって精神的に追い詰められ、心身を傷つけられています。

 しかし、5人の方々は戦禍のイラクの悲惨な事態に心を痛め、ジャーナリストとして、また草の根のボランティアとして、イラクの人々に人道支援の手をさしのべようとした若者です。

 私たちは、このように日本が世界に誇るべき方々にいわれのない非難・中傷が浴びせられている日本の現状を憂えるとともに、ささやかではあっても、大学で働く教職員の良識において、日本人の人道精神をイラクの人々へ届けた5人の方々とその家族の皆様に敬意を表し、激励したいと考えました。また、5人の方々への不条理な非難・中傷を一刻も早くなくすよう、政府、マスコミ、そして国民の皆様に向けて緊急のアピールを出すことにしました。

 そして、このアピールを5人とそのご家族の方々に届けるとともに、政府各機関、マスコミにも伝えたいと考えています。

 大変、急なよびかけではありますが、皆様のご賛同を心よりお願いする次第です。どうかよろしくお願いいたします。

2004年4月25日

           続きます             とものり



1438. 「アバウト・シュミット」 とものり [URL]  2004/04/26 (月) 16:44
・「アバウト・シュミット(About Schmidt)」アレクサンダー・ペイン監督、2002年、アメリカ、レンタルビデオ

 会社を定年退職した男の侘しい生活を、ユーモアとペーソスを交えて描いた作品。

 ジャック・ニコルソンが珍しく普通の人を演じていて(^^;)、一応、彼に負けないくらい存在感のあるキャシー・ベイツとのからみシーンはあるものの、ほとんどニコルソンの一人芝居といった感じです。最後のシーン、表情の変化だけでこの映画のツボを見事に表現したのはさすがです。

 この役柄はもっと地味で実直そうな俳優の方があっていると思いますが、あのニコルソンが演じているという意外感が最後のシーンをより感動的なものにしているような気がします。

 しかし、そろそろ定年退職が近づいている年代の人がこの映画を観ると、身につまされるようなところがあるでしょうね。僕はまだそこまでいってませんが、そこまでいかないうちに早期退職して第2の人生を謳歌したいと、この作品を見てますます思うようになりました。(^^;)

                            とものり



1437. 高橋源一郎の人生相談ー蛇足 とものり [URL]  2004/04/20 (火) 12:33
 というわけで、もちろん僕はとっくの昔にこの国を見離していて(^^;)、近い将来には海外に逃げ出したいと思っています。この思いは、地元の自治会がらみで町役場や議員と付き合ったり、地方議員の選挙活動をやったおかげでますます強くなってきています。

 あのような選挙活動で当選して議員としてやっていけるのは、よっぽど強い信念を持った聖人君子か、金欲と権力欲の塊のような輩か、それとも権力者べったりの無能なイエスマンだけであり、僕が経験した限りでは、聖人君子もしくはそれに近づこうと真摯に努力している人は残念ながらほんの一握りでした。

 そしてさらに腹立たしく哀しいことは、そのような政治家達の構成はそのような人達を選んだ有権者たちの意識と構成をそのまま反映していて、彼等は文字通り有権者の代表であるという事実です。(~.~)

 そのような人たちが集まって行う政治は、必然的に地元エゴ丸出し、偏狭なナショナリズム丸出しの金権愚衆政治にならざるを得ないでしょうし、実際、そのような現場を僕は自分で何度も体験したり目撃したりしました。そして今回の人質事件における政府の対応とマスコミの論調と世間の反応の背後にも、そういったことがあるような気がします。

 まあこれは以前からわかっていたことで、自分でもそれを逆利用して、自分のやりたい自治会変革を無理矢理やってしまったことが何度もありますので、人のことをエラソーに非難できる柄では全くありません。こういったところが、カミさんなどから”腹黒い(^^;)”と言われるゆえんでしょうねぇ……。(^^)ゞ

      久しぶりに腹立ちまぎれの怒涛の書き込み(^^;) とものり



1436. 高橋源一郎の人生相談ー4 とものり [URL]  2004/04/20 (火) 12:32
 アメリカ軍はイラクでがんがん女子ども老人をぶち殺しています。日本政府はもちろん見て見ぬふりです。そんな国の軍隊がのこのこ出かけてイラクの人たちの反感をかい、日本へのテロ攻撃の危険を増やしてしまったのを、民間のボランティアが(政府の勧告に反して)民衆に向けて活動することで、その危険を減らしてくれたのです。

 彼らは、日本人の名誉を高め(その結果、日本の安全に寄与し)ました。ブッシュに気に入られることばかり考えているコイズミのような人間だけではなく、いい人間もいることを、イラクの人たちに証明してくれたからです。

 つまり、バカな政府の犯した過ちを、人質の人たちが償ってくれたのです。10万人軍隊を送るより、彼らの果たした役割の方が大きかった。だったら、政府や一部マスコミは、まず彼らに感謝状を贈るべきではないでしょうか。それが非難の嵐とは。

 わたしはわたしの国の人質の人たちにこういいたいです——こんな恩知らずの国のことなんかもう放っておきなさい。

  (おわかりのことと思いますが、質問も筆者作です)

    2004年4月19日 朝日新聞夕刊より全文引用     とものり
P.S.
 最後の()の中の文章は、冗談のわからない人が馬鹿げた誤解をして、人質の人たちに迷惑がかからないようにという高橋氏の配慮でしょう。こういった配慮をしなければならないことに、今の日本の馬鹿馬鹿しさとやり切れなさを感じます。(~.~)



1435. 高橋源一郎の人生相談ー3 とものり [URL]  2004/04/20 (火) 12:32
 実は、わたしの国でもイラクでボランティア活動をしている人やジャーナリストが誘拐され、人質にされました。そして、やっと解放された。よかったよかった。

 そしたら、その後、政府のエラい人が「『寝食を忘れて』救出活動をした人」のことを考えろとか文句をいいだしたんですよ。わけがわかんないとは、このことですよね。だって「国民の保護」は、彼らがいちばん先にやらなきゃならない仕事なんですから。やって当たり前。

 もしかしたら、政府の人たちは「人質の救済」は「サービス残業」みたいなもので、ほんとはやりたくないのに無理やりやらされたと思ってるんでしょうか。法律を知らないんじゃないですか。

 それから「迷惑をかけた」と怒ってる人もいました。ヘンですね。その人はいったいどんな迷惑をかけられたんでしょう。わからない。少なくともわたしはぜんぜん迷惑をかけられてません。でも、人質の人たちのしたことが「迷惑」なら、そういう「迷惑」はどんどんかけてもらいたい。わたしの「血税」はそのために是非使ってもらいたい。大歓迎です。

 それから、「金がかかったから払ってもらえ」といってる人もいましたが、この人もヘンですねえ。だったら、その前に為替差損で何兆円も国に損をさせた人や誰も来ないホテルを年金基金の金で建てた人に請求書を回しなさいよーーっていったら、自分たちのところにものすごい額の請求書が来るからイヤか。

 人質の人たちは、いいことをしようと思って個人で海外へ行ったんです。そしたら、彼らの力を超えたものに拉致された。あのね、そういう時のために、わたしたちは政府とか役人とかを雇っているわけです。「海外危険保険」を税金を出して買ってるわけ。まあ、ガードマンみたいなもんですよ。そしたら「保険は効きません」といわれちゃった。どうやら、わたしたちは詐欺にあったみたいなんですねえ。

                  続きます      とものり



1434. 高橋源一郎の人生相談ー2 とものり [URL]  2004/04/20 (火) 12:31
答える人 作家・高橋源一郎

 「匿名希望」さんへ。お気の毒に。あなたの国では、どんなにいいことをするより、他人に(あるいは「お上」に)迷惑をかけないことの方が大事なのでしょう。家に閉じこもって、テレビを見ながら「戦争か、たいへんだなあ」と鼻毛でも抜いてる人がいちばん立派なのでしょう。

 実をいうと、わたしの国でも同じようなことが起こっています。そのことについて書きます。もしかしたら、あなたたちの役に立つことができるかもしれないから。

 その前に、一ついっておきますが、わたしは、きわめて穏健な生活保守主義者です。わたしは、わたしの国の政府が信じられないぐらい無能で嘘つきの集団だと思っていますが、だからといって革命を起こそうとは思いません。面倒くさいし。たいへんだし。

 それどころか、わたしは法律で規定された「国民の義務」を遵守しています。つまり、わたしは「寝食を忘れて」働いて得た収入から毎年何百万もの国税を政府に文句もいわずに納めています。そして、わたしは、わたしの払ったその金で、政府の役人や政治家たちを雇っているのです。

 わたしは、わたしの義務を完全に果たしました。それ以上の義務はなにもありません。あとは政府の役人や政治家たちに、彼らの義務を果たしてもらうだけです。つまり、彼らにはするべき仕事をしてもらわなきゃなんない。

 ところが、ですよ。信じられないことに、わたしの国の政府の役人や政治家たちは、義務を果たさない。というか、仕事をしたくないっていってるみたいなんですねえ。

                  続きます      とものり



1433. 高橋源一郎の人生相談ー1 とものり [URL]  2004/04/20 (火) 12:31
Q どこかの国の人質問題

 わたしたちは、ついこの間、ある国へ行ってきました。そこで、劣化ウラン弾というものがどんなにたいへんな被害を与えているかを調べたり、見捨てられているストリートチルドレンの世話をしたり、「誤爆」で民衆がどんどん殺されていくのを止めるためにもカメラで現場を撮影したりしようと思いました。周りの人たちも、それはいいことだといってくれました。

 そしたら、ある日、わたしたちは誘拐され、人質にされてしまったのです。こわかった。死ぬかと思った。でも、やっと解放され、目の前に突き出されたマイクに「これからも同じ活動をしたいと思います」といったら、わたしたちの国の政府やマスコミやいろんな人たちに「反省しろ」とか「謝罪しろ」とか「迷惑をかけるな」とか「ふざけるな」とかいわれています。

 いったい、どうなっているのでしょう。わたしたちは間違っているのでしょうか?

                   (匿名希望)

                  続きます      とものり



1432. 高橋源一郎の人生相談ー前振り とものり [URL]  2004/04/20 (火) 12:30
 昨日(4月19日)の朝日新聞夕刊に、お気に入りの作家・高橋源一郎氏の人生相談が載っていました。

 それが素晴らしく傑作で、しかもまさに我が意を得たりという内容だったので、著作権の問題を無視して(^^;)全文引用することにしました。

 高橋先生、無断引用ごめんなさい!m(..;)m

                 次からが引用です   とものり



1431. 「サイモン・バーチ」 とものり [URL]  2004/04/19 (月) 12:01
・「サイモン・バーチ(Simon Birch)」マーク・スティーブン・ジョンソン監督、1998年、カナダ/アメリカ、BS映画劇場

 「ガープの世界」、「ホテル・ニューハンプシャー」などで有名なジョン・アービングの小説を映画化した作品。

 ゴーイング・マイウェイの自立した母親、ちょっとマザコン気味の優しく繊細な子供と一風変わった友人たち、自分では善良なつもりで実は異質なものに無理解でそれを排除しようとする因習的な周囲の人達、そして波乱万丈で同時に人間万事塞翁が馬的なストーリー展開と、いかにもアービングらしい作品です。

 「ガープの世界」や「ホテル・ニューハンプシャー」と比べるとちょっと小粒で予定調和的なところがあるものの、こういったO・ヘンリー的なオチと子供同士の友情というテーマに弱いので、作者の手練手管に乗せられていると知りつつ、ついついホロリと感動させられてしまいました。(^^;)

 信仰心と言えるものはこれっぽっちも持ち合わせておらず、「自分がこの世に生まれたのは神のプランの一部」とも「物事には理由があるはず」とも思っていないニヒリストの僕ですが、たまにはこういった甘い御伽噺に素直に感動するのもいいもんです。(^_-)

                            とものり



1430. 悲喜こもごも…… とものり [URL]  2004/04/16 (金) 09:52
 イラクで人質になっていた人達が解放されて喜んでいたら、火事で重態を伝えられていた漫画家の横山光輝氏が死去されたというニュースに驚かされました。('o')

 全く次元の違うニュースで、しかもどちらも直接関係の無い他人事ながら、個人的にやっぱり関心を持たずにはいられなかったので、まさに悲喜こもごもといった感じがします。(~.~)

 地元の自治会関係のからみで色々なボランティア団体で活動している人達と知り合いになり、その人達を通してNPOなどで活動している人達のことも色々と知るようになりました。

 マスコミなどではほとんど報道されず、世間一般にはあまり知られていないのですが、人間もそう捨てたもんじゃないと感心させられた、実に立派な人達です。

 そういった活動をしている人達がいると知り、そういった人達と知り合いになれたことが、自治会関係の仕事をして良かったなぁと思えた、本当に数少ないことのひとつです。(^^;)

 その人達の仲間がイラクで人質になったと知り、ここ1週間ほどメーリングリストなどで事態の推移を見守っていたのですが、昨日、とりあえず3人だけ解放されたと知りホッと一息といったところです。

 事件の本当の内幕はマスコミにはほとんど報道されないのですが、今回の事件も、これまでの歴史で何度も繰り返されてきた、権力者の愚行と暴挙によって危機に瀕した平和と友好を、心ある民間人が命がけで守るという構図そのものです。

 今回もまた、政府の横暴とマスコミの無力と民衆の草の根活動の大切さを再認識させられました。そしてインターネットというツールが、使いようによっては民衆の大きな力になることも再認識させられました。

 このインターネットという新しいツールをどのように利用するかは、個人にとっても社会にとってもこれからの大きな課題だと思います。

                            とものり



1429. 「ハリー・ポッターと賢者の石」 とものり [URL]  2004/04/14 (水) 12:25
・「ハリー・ポッターと賢者の石(Harry Potter and the Philosopher's Stone)」クリス・コロンバス監督、2001年、イギリス/アメリカ、レンタルビデオ

 J・K・ローリングのベストセラー・ファンタジー小説を映画化した作品。

 原作を読んでないとわからないだろうと思われる部分がけっこうありますが、映画職人のコロンバス監督はそれなりにそつなくまとめています。

 しかし原作を読んだ時にはそれほど感じなかったイギリス的なエリート主義と点数主義と勝利至上主義を、この映画ではやけに強く感じてしまいました。これはやはり、アニメではなく生身の人間がやっている実写ということが関係していると思います。

 それからファンタジーに突っ込みを入れるのはヤボですが、これだけ露骨にエコヒイキをしてくれる先生と校長先生と用務員のおじさんがいたら、学校もさぞかし楽しいだろうなぁと思わずにいられなかったのも、やっぱり実写だからこそでしょう。(^^;)

                            とものり



1428. 「戦場のピアニスト」 とものり [URL]  2004/04/12 (月) 12:39
・「戦場のピアニスト(Le Pianiste)」ロマン・ポランスキー監督、2002年、イギリス/ドイツ/フランス/ポーランド、レンタルビデオ

 実在のユダヤ人ピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの自伝をもとにして、第2次世界大戦下のポーランドを生き延びた一人のピアニストを描いたポランスキー監督の話題作。

 ポランスキーは自らも強制収容所で生き延びた経験を持っているので、シュピルマンの体験に自身の体験を重ね合わせて描いていてかなりリアルで説得力があります。

 戦時下のような極限状態では芸術家は無力な役立たずであり、なすすべも無く流れに押し流され、せいぜい見ることに徹して運を天に任せるしかないというポランスキー監督自身の自嘲的な諦観と、しかしだからこそ平和は尊いのだという強い主張が感じられます。

 実際、文化とか芸術といったものは人間が生物として生き延びていく上で直接的に必要なものではなく、生物的にははっきり言って無駄なものです。

 しかし、そういった無駄なもの中でも特に無駄なサブカルチャー的なものをこよなく愛好し、極限状態ではまず間違いなく無力な役立たずである僕(^^;)などは、そういった無駄を許容する余裕があり、無駄なものを担う能力を持つ人間がどの程度尊敬されているかによって、社会の文化的な成熟度や平和の浸透度が推し量られるのではないかと、自己弁護的に思ったりします。

 無駄なもの愛好家や平和主義者を臆病者とか非国民といった言葉で非難し、力を正義として多様性を認めない社会がどこに行き着くかは、第2次世界大戦前のナチスドイツや大日本帝国、そして現在のアメリカを見ているとわかる気がします。

 無駄なもの愛好家で無力な役立たずの臆病者である僕としては、そういった社会には決してなって欲しくないものです。

                            とものり



1427. 「橋の上の娘」 とものり [URL]  2004/04/11 (日) 00:01
・「橋の上の娘(La Fille Sur Le Pont)」パトリス・ルコント監督、1999年、フランス、BS映画劇場

 「髪結いの亭主」と「仕立て屋の恋」で有名なルコント監督が、あえてモノクロームで描いた官能映画。

 ナイフ投げ芸人とその的になる女性の純愛をルコント監督独特の官能的な映像と演出で描いていて、モノクロにもかかわらずやたらとカラフルで、あからさまな性描写はないにもかかわらずやたらとセクシーなのはさすがです。

 ただ「髪結いの亭主」や「仕立て屋の恋」と比べると変態度(^^;)がやや足らず、ストーリーも予定調和的で、普通のきれいにまとまったいい話になってしまっているのが、ルコント作品としては少々物足らない感じがします。

                            とものり



1426. OOoはなかなかお勧め!v(^o^) とものり [URL]  2004/04/08 (木) 12:27
 最近、会社でOpenOffice.org(OOo)を使い始めました。

 ご存知のように、OOoはフリーウェア&オープンソース&マルチプラットフォームという特徴を持ち、Microsoft Officeとファイルの互換性がある便利なオフィスソフトです。しかし、ワープロソフト嫌い&表計算ソフト嫌い&プレゼンテーションソフト嫌いの僕は、これまでOOoはあえて使わずにいました。

 しかしMS-Officeが会社の推奨ソフトになっているため、会社でOffice関係のファイルを取り扱うことが多くなり、それらのファイルを表示したり変換したりするためにOOoを利用することにしました。

 UNIX/Linuxにはgnumericというフリーの表計算ソフトがあり、これにはMS-Excelファイルを読み書きする機能があるので、本業のデータ解析では特に困ることはなかったのですが、WordやPowerPointのファイルをそのまま送信してきたり、イントラネット上の部署別サイトにアップしたりする不届き者が後を絶たず、ついにOOoを利用することにしました。

 僕が仕事で使う主なプラットフォームはUNIXマシンとLinuxマシンですが、会社の推奨OSがWindowsであり、部署のLAN管理者とコンピュータサポート役もやっているためどうしてもWinマシンも必要であり、古いコンピュータの部品を寄せ集めてWinマシンを1台でっち上げて使っています。

 こういったマルチプラットフォーム環境で、高価なソフトを買う予算がない人やMS嫌いの人(σ(^^;)僕のことです)、ライセンスのない不法コピーをこっそり使っている人(^^;)には、OOoは特にお勧めです。v(^_-)

                            とものり



1425. 入館者3万人突破! とものり [URL]  2004/04/08 (木) 11:50
 本日(4月8日)、当館の入館者がついに3万人を突破しました!\(^o^)/

 これもひとえに常連さんと、流れの飛び込みさんのおかげです。m(..)m

 2万人を突破したのが去年の7月16日ですから、約9ヶ月間で1万人増加したことになり、1日に約42人ほどのペースです。最初の1万人は約13人ほどのペース、1万人から2万人までは約27人ほどのペースでしたから、入館者が徐々に増え続けているようです。

 とは言うものの、1日に数千から万単位のヒットがある人気サイトに比べれば相変わらずスローペースで、まだまだのんびり気楽にやっていくのにちょうどいいペースです。(^o^)v

 んで、3万人目の入館者は誰だったのでしょうか?(?o?)

                            とものり



1424. 「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!栄光のヤキニクロード」 とものり [URL]  2004/04/07 (水) 10:39
・「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!栄光のヤキニクロード」水島努監督、2003年、日本、TV映画

 原恵一監督の下で助監督をしていた水島努が初めて監督した長編。初監督した短編「クレしんパラダイス メイド・イン・埼玉」がなかなかの傑作だったのでけっこう期待していたんですが、ぎこちなさとテンポの悪さが目立ち期待はずれでした。(~.~)

 「大人帝国の逆襲」と「戦国大合戦」という2大名作の後だけに、やりにくかったことは確かでしょうが、初の長編作品らしい熱気も感じられなかったのは残念です。

 ただ、名作映画のパロディシーンと得意のミュージカルシーンだけは水島努らしい個性が出ていて、唯一の救いでした。(^^;)

                            とものり



1423. Re: どうも とものり [URL]  2004/04/05 (月) 10:56
>ななしさん

>>…売り場それぞれでの当たりくじの本数というのを
>>あらかじめ指定して頭で考えてしまったので訳がわからなくなってたようです

 確率論は、何となく感覚的に考えたことと食い違うところがけっこうあるので、じっくり考えないとややこしいですよね。

 トンデモ話検出キットとトンデモ話でっち上げキットにも書きましたように、科学的な議論をするためには、冷静かつ客観的な観察に基づいて細心の注意を払いながら粘り強く丹念な思考をし、できれば議論の内容を数式で表して結果を定量化することが必要であり、それがトンデモ話や似非科学に陥らないための重要なポイントです。

 ……などとエラソーなことを言いながら、実は僕も、イメージと思い込みと定性的な状況証拠だけで気楽に大風呂敷が広げられる、トンデモ似非科学がけっこう好きだったりするんですけどね。(^^)ゞ

                            とものり



1422. どうも ななしさん  2004/04/03 (土) 01:04
ありがとうございました。確かにそのように考えれば
>>「売り場を1単位とした」時の当たりクジの出る「確率」
になりますね。売り場それぞれでの当たりくじの本数というのを
あらかじめ指定して頭で考えてしまったので訳がわからなくなってたようです
(当たりくじの総本数はわかっても売り場での当たりくじの本数は当然わからないはず)。



1421. 「眺めのいい部屋」 とものり [URL]  2004/04/02 (金) 08:55
・「眺めのいい部屋(A Room with a View)」ジェームズ・アイボリー監督、1986年、イギリス、BS映画劇場

 E・M・フォースターの名作小説を映画化した作品。アイボリー監督が同じようにイギリスの名作小説を映画化した「日の名残り」と比べると、全体的に掘り下げが足らず底が浅い感じですが、その分、気楽に楽しめます。

 これはまあテーマの違いと、「日の名残り」のアンソニー・ホプキンスとエマ・トンプソンに対するに、ヘレナ・ボナム・カーターとジュリアン・サンズという俳優の差によるところが大きいでしょう。

 どちらの作品にも共通する格調の高さと品の良さ、そして取り澄ましたような高慢さがいかにもイギリスらしく、もう少しで嫌味になるところを、「日の名残り」はアンソニー・ホプキンスとエマ・トンプソンの深くて渋い演技が救い、この作品はマギー・スミスのコミカルで人間臭い演技が救っています。

 内容としては典型的な少女マンガで、微妙な乙女心の動きがうまく表現されていて、イギリス好きの萩尾望都あたりが好んで描きそうな感じです。(^_-)

                            とものり



1420. 当たりクジの出る確率−蛇足2 とものり [URL]  2004/03/30 (火) 09:57
 しかし人間の心理として、「宝クジが当たった!\(^o^)/」と感じるのは「何本か買った中の1本以上のクジが当たった時」であり、「宝クジが外れた……(T_T)」と感じるのは「何本か買った全てのクジが外れた時」ですよね。

 これを数学的に表現しますと、前者を「OR結合」といい後者を「AND結合」といいます。これは統計学分野で有名な多重比較の原理であり、データ解析屋や統計学者にはお馴染みのものです。

 つまり「アタリを数えてハズレを忘れる」ということは「アタリはOR結合でとらえて、ハズレはAND結合でとらえる」ということであり、宝クジやギャンブルに限らず、ギャンブル的な要素のあるものにハマルのは、この心理がある程度作用しているのではないかと思います。

 トンデモ話でっち上げキットの中の「沢山売れる売り場ほど当たりクジの出る確率は高い。しかし外れクジの出る確率も同じように高い(^^;)」という文章を書いた背景には、実はこういったことがありました。

 しかしあらためて指摘されますと、この文章はこういった背景を知らないと誤解されやすい文章のようですので、もう少し誤解されにくいものに修正しようと思います。(^_-)

                            とものり



1419. 当たりクジの出る確率−蛇足1 とものり [URL]  2004/03/30 (火) 09:56
 少々蛇足ですが、ついでに「売り場を1単位とした時の外れクジの出る確率」についても計算しておきましょう。(^_-)

 前の書き込みと同じ条件で、売り場単位で外れクジが出る確率は次のようにして計算できます。

  クジを1単位とした時の外れる確率=(n−a)/n=1−x

ある売り場のクジm本が全て当たりクジである確率はx^mですから、その売り場で外れクジが1本以上出る確率zは次のようになります。

  z=1−(m本全てが当たりクジである確率)=1−x^m

 例えば前の書き込みと同じようにn=1000、a=100、m=10とすると、

  x=100/1000=0.1
  1−x=0.9(90%)
  z=1−0.1^10=1−0.0000000001=0.9999999999(99.99999999%)

以上の確率をまとめますと次のようになります。

  1本のクジが当たる確率x=0.1(10%)
  1本のクジが外れる確率=1−x=0.9(90%)

  1本以上のクジが当たる確率y≒0.6513215(約65%)
  10本全てのクジが外れる確率=1−y=0.3486784(約35%)

  1本以上のクジが外れる確率z=0.9999999999(99.99999999%)
  10本全てのクジが当たる確率=1−z=0.0000000001(0.00000001%)

 以上のことから、「売り場を1単位とした時の当たりクジの出る確率」も「売り場を1単位とした時の外れクジの出る確率」も、クジの本数が多くなるほど大きくなることがわかると思います。

                            とものり



1418. Re: 当たりクジの出る確率 とものり [URL]  2004/03/29 (月) 11:42
>ななしさん

>>「売り場を1単位とした」時の当たりクジの出る「確率」というのは定義できなくな
>>いですか?

 売り場単位で当たりクジが出る確率は、次のようにして計算します。

・クジの総本数をn、当たりクジの本数をa、ある売り場で売れた(またはある売り場に配給された)クジの本数をmとすると、

  1本のクジを1単位とした時の当たる確率x=a/n

ある売り場のクジm本が全て外れクジである確率は(1−x)^m((1-x)のm乗)ですから、その売り場で当たりクジが1本以上出る確率yは次のようになります。

  y=1−(m本全てが外れクジである確率)=1−(1−x)^m

このyを「売り場を1単位とした時の当たりクジの出る確率」と定義すれば、ある程度合理的に定義できると思います。

 例えばn=1000、a=100、m=10とすると、xとyは次のようになります。

  x=100/1000=0.1(10%)
  y=1−(1−0.1)^10=1−0.9^10≒1−0.3486784=0.6513215(約65%)

このように「売り場を1単位とした時の当たりクジの出る確率」yは、たった10枚売るだけで、1枚のクジが当たる確率よりもかなり大きくなることがわかると思います。

 これと全く同様にして、宝クジをm枚買った人が1本以上クジに当たる確率、つまり「個人を1単位とした時の当たりクジの出る確率」も定義することが可能です。

 実はこれ、「感覚的に考えるよりも意外に高くなる確率」の例として、確率分野ではちょっと有名な問題なんですよね。(^_-)

                            とものり



1417. 並ぶな。 ななしさん  2004/03/28 (日) 00:53
わざわざ返信ありがとうございます。勿論このホムペのコンテンツからして
勘違いされていると思って書いたわけではありません。ただ、確率、は
0と1の間の数値として決まるもので、
「売り場を1単位とした」時の当たりクジの出る「確率」というのは定義できなくないですか?
マリオン(1単位)で出る当たりくじ    百本
渋谷駅前売り場(1単位)の当たりくじ   3本
みたいなときに「確率」が高い、というのは
「百本/マリオン売り場(1単位とする)」を
確率として定義できないのでおかしいと思います。
それはともかく、自分は有楽町のマリオン前とか有名な売り場で何時間も並んで宝くじを
買っている人たちを見ると、その人たちは並ぶことが楽しいと思っているのではなく
そこで買ったほうが本当に当たり易いと思って買っているのだろうなと思えて
とても悲しくなります。



1416. Re: 間違い? とものり [URL]  2004/03/27 (土) 13:34
>ななしさん

 頓陳館にようこそ!(^o^)/

>>は「当たりクジの出る確率」 ではなく「当たりくじの本数」の間違いではありませ
>>んか?
>>宝くじはどの売り場で買っても当たる確率は当然に同じはずだと思うのですがいかが
>>でしょうか。

 貴重なご指摘ありがとうございます。m(..)m

 この文章の意味は「沢山売れる売り場ほど(当たりクジが売れる本数が多いから、あまり売れない売り場に比べて、売り場を単位とした時の)当たりクジの出る確率は高い。しかし外れクジの出る確率も同じように高い(^^;)」という意味で、要するに「売り場で売れる発売総本数を分母とした時の当たりクジの割合、つまりクジを1単位とした時の当たる確率はどの売り場でも等しい」ということを言いたかった文章です。

 クジ売り場が「この売り場で当たりクジが何本も出た!」と宣伝しているのは、売り場から当たりクジが出る確率が高い、つまり発売総本数を無視して、売り場を1単位とした時の当たりクジの出る確率が高いということであり、クジを1単位とした時の当たる確率ではありませんよね。

 しかしその両者をわざと(あるいはそういった理屈を知らずに(^^;))混同させ、購買意欲を誘おうという作戦がトンデモ作戦であり、それに乗せられてわざわざ遠い売り場まで行き、並んでまでクジを買うのは無駄ですよ、と言いたくて例として挙げたのです。

 また同様に、クジを沢山買う人ほど当たりクジを買う確率は増えますので、個人を1単位とした時のクジに当たる確率は増えます。したがって、買ったクジの総本数を無視して「あの人はクジに何度も当たっているからクジ運が強い」というのは、あまり合理的な評価ではないですよね。(^_-)

 しかしご指摘のように、この文章は舌足らずで誤解される可能性がありますね。早速、もう少し誤解されないような文章に訂正することにします。

 わざわざご指摘していただき、ありがとうございました。他にもお気づきの点があったら、遠慮なくご指摘ください。今後とも、当館をよろしくお願いします。m(..)m

                            とものり



1415. 間違い? ななしさん  2004/03/27 (土) 00:42
雑学コーナー>閑話閑人 13のトンデモ話でっち上げキット 6観測結果の寄り好み
(沢山売れる売り場ほど当たりクジの出る確率は高い。 しかし外れクジの出る確率も同じように高い(^^;))
は「当たりクジの出る確率」 ではなく「当たりくじの本数」の間違いではありませんか?
宝くじはどの売り場で買っても当たる確率は当然に同じはずだと思うのですがいかがでしょうか。

他の話題と全然関係なくて場違いな感じですが他にどこに書いたらいいか判らなかったのでここに
投稿させていただきました。削除される場合のためにパスは0にしておきます。



1414. Re: 我々の時代 とものり [URL]  2004/03/25 (木) 09:35
>NEGIさん

>>ひょっとして、お祓いオフに付いてきた娘ですか。

 アルツちゃんとハイマー君のせいで(^^;)、どの娘をどのオフに連れて行ったかはっきり覚えていませんが、とにかくどっちの娘もまだ子供の頃でしたねぇ。

>>徐々に我々の時代が去ってゆくのが感じられるようになってきましたよ。

 これはまさに、家でも会社でも日々実感してますよ。('')(..)('')(..)ウンウン

 会社ではやりたい放題やって、とりあえずやりたいことはやりつくしてしまい、もうかなり前から悪徳窓際幽霊社員としてついでに仕事をしているという感じでしたが、家でも徐々にそういう感じになってきましたね。

 ただ地元の自治会や議員の後援会関係ではまだまだ最若手で、色々なシガラミがますます強くなってきました。(~o~)

 子供たちがひとり立ちして、いよいよ日本にも未練がなくなってきましたので、早いとこ海外移住をしてシガラミを断ち切らねばなりません。とにかく次回の町議会選挙だけはやりたくないので、4年後までには少なくとも今の土地から脱出するつもりです。p(+o+)

                            とものり



1413. Re: 北海道・愛知県・三重県3泊4日の旅 NEGI  2004/03/24 (水) 12:28
>老師

>  下の娘が大学を卒業して就職することになったので、18日から21日にかけて、北海道の網走から愛知県の自宅を経由して三重県の上野まで引越し兼家族旅行をしてきました。(^o^)v
>

 ひょっとして、お祓いオフに付いてきた娘ですか。
 うーむ、お互い歳をとりましたなぁ。
 徐々に我々の時代が去ってゆくのが感じられるようになってきましたよ。
 
 いかりや長介も逝っちまったし  NEGI



1412. 「太陽に灼かれて」 とものり [URL]  2004/03/24 (水) 10:21
・「太陽に灼かれて(Utomlyonnye solntsem)」ニキータ・ミハルコフ監督、1994年、フランス/ロシア、BS映画劇場

 ニキータ・ミハルコフが監督、主演、脚本、製作の4役を兼ねた意欲作で、「シベリアの理髪師」と並ぶ傑作です。

 スターリンの独裁時代を痛烈に批判したテーマからして、暗く生真面目で重い作品になりがちなところを、美しい映像と美しい音楽に彩られたユーモアあふれるチェーホフ的な人間ドラマにしていて、しかも深い感銘と強いメッセージを感じさせるところがさすがにミハルコフです。

 ミハルコフ監督がこの作品に力を入れていることは、4役を兼ねているだけでなく、お気に入りの名優オレグ・メンシコフと、6歳になる彼の愛娘ナージャ・ミハルコフを出演させていることからもわかります。

 ナージャ・ミハルコフの汚れない透き通った笑顔と、演技とは思えないほど自然で愛らしい仕草は、重いテーマと過酷な運命を暗示するこの作品の中で強く印象に残ります。

 「シベリアの理髪師」はテーマが恋愛であり、ミハルコフ監督が肩の力を抜いて自身も楽しんでいるため、気楽に楽しめる涙と笑いの感動作になっていますが、この作品は重いテーマに真摯に取り組んでいるため、多少肩に力が入っている感じで気楽に楽しむというわけにはいきません。

 しかしロリコン殺しの美少女ナージャ・ミハルコフの透き通った笑顔と愛らしさは、テーマの重さを補って余りあります。(^_-)

                            とものり



1411. 北海道・愛知県・三重県3泊4日の旅 とものり [URL]  2004/03/22 (月) 11:40
 下の娘が大学を卒業して就職することになったので、18日から21日にかけて、北海道の網走から愛知県の自宅を経由して三重県の上野まで引越し兼家族旅行をしてきました。(^o^)v

 家族旅行に引越しの日程を強引に合わせたので、引越し荷物は北海道の網走から三重県の上野まで引越し屋さんに直送してもらい、人間は網走から阿寒湖を経由して苫小牧まで娘の自動車でドライブし、そこで自動車をフェリーに乗せて名古屋港まで送ってもらい、人間だけ新千歳空港から飛行機で名古屋に戻り、僕以外の家族は家の車で三重県の上野までドライブして網走からの引っ越し荷物を受け取り、僕は名古屋港で苫小牧港からの自動車を受け取って上野までドライブするという、分身・分荷物のワザ(^^;)を駆使した超変則的な3泊4日の旅でした。

 いつもは女満別空港から名古屋に帰るのですが、今回は新千歳空港から名古屋に帰ったため、新千歳空港のお土産コーナーで初めてお土産を買いました。とにかく新千歳空港のお土産コーナーは吹き上げホールで北海道大物産展を毎日開催しているような感じで、飛行機の待ち時間ではとても回りきれないほどの規模です。新千歳空港でお土産を買おうと思っている人は、お土産の物色時間を十分取っておいたほうがいいですよ。

 何はともあれ、自然と食の宝庫・北海道に気楽に旅行に行けるのもこれが最後と思うと少々寂しいですねぇ。(-.-)

                            とものり



1410. 「罪と罰」 とものり [URL]  2004/03/20 (土) 12:36
・「罪と罰(RIKOS JA RANGAISTUS)」アキ・カウリスマキ監督、1983年、フィンランド、BS映画劇場

 カウリスマキ監督の長編デビュー作で、ドストエフスキーの「罪と罰」を現代風にアレンジした作品。

 まだまだ生硬でブラックなユーモアを入れる余裕がなく、演出も巧くありませんが、カウリスマキ監督独特の体温の低そうな映像感覚がすでに散見できます。

 何よりも若干26才でドストエフスキーの名作に挑戦した意欲と才気は、やはりタダ者ではありません。

                            とものり



1409. Re: 漂着 とものり [URL]  2004/03/17 (水) 09:07
>伊佐次さん

>>剣客商売(録画)を観ながら漂流してたら流れ着きました。

 いらっしゃ〜い、久しぶりですねぇ!(^o^)/

>>ィャ、ネタを用意してないんで今日はこの辺で…

 昔馴染みがけっこう出入りしていますので、ちょくちょく立ち寄って、気が向いたらまた何か書き込んでください。

 今後ともよろしく〜!(^_-)

                   すなっぷ こと とものり



1408. Re: 「31歳ガン漂流」 とものり [URL]  2004/03/17 (水) 09:07
>Yoshiさん

>>31歳ガン漂流;奥山貴宏著ISBN4-591-07904-X C0095 Y1450Eポプラ社

 本の紹介ありがとうございました。m(..)m

 この本は読んだことがないので、ウェブ日記(http://www.teknix.jp/)の方を読んでみました。ポジティブで軽妙なユーモアセンスが実にいいですね、何となく正岡子規の病床記を連想してしまいましたよ。

 ウェブ日記の掲示板に色々な人が感想を書き込んでいて、反響の大きさがわかります。Yoshiさんも書き込んでおられましたね。(^_-)

 この本も手に入れて、読んでみようと思います。

                            とものり



1407. Re: 漂着 おお  2004/03/17 (水) 08:46
伊佐次さんって、あの「伊佐次」さんですか。(・o・)
だとしたら、ずいぶんおひさでした。
今後ともよろしゅうに。m(__)m
いやちょっとご挨拶だけ・・・・

         NEGI



1406. 漂着 伊佐次  2004/03/17 (水) 00:00
剣客商売(録画)を観ながら漂流してたら流れ着きました。
お久しぶりです。
皆さんお元気そうでなによりです。
では、また…


ィャ、ネタを用意してないんで今日はこの辺で…



1405. 「31歳ガン漂流」 Yoshi [URL]  2004/03/16 (火) 15:00
31歳ガン漂流;奥山貴宏著ISBN4-591-07904-X C0095 Y1450Eポプラ社
数日前、仕事帰りに、どうしてもドクターペッパーが飲みたくて、これを買いに雑貨兼本屋に行きました。店内に入ると、”傷だらけの天使”(知っているかな?)のCDが流れていて気づくとそのCDをつかんでいました。横をみると、この本が置いてあったので、ちょっと立ち読み。気がついたら、この本とCDとコーラの勘定を払ってました。高いコーラになりました。
で、この本なんですが、著者は、1971年生まれ、出版社勤務後、フリーライターになったが、31歳男独身で余命2年の肺がんに罹患。Web(http://www.teknix.jp/)で日記を公開。闘病1年くらいで、この日記を出版。それがこの本です。Web日記なので、活字がWebとリンクしてる的なところあり。
内容は、肺がん治療の入院生活とライターの生態をユーモアを交えて書いた日記といった感じです。この日記のすごい所は、自分の内面の死にたくないとか助かりたいという絶望、怒り、悲しみといった自分の感情を極力廃した点にあります。白血病のヒロインの悲劇を描く感動系の日記ではありません。注射が失敗してつらかったことなんかは、ユーモアを交えてポジティブに捉え、プラモデル作りが楽しかったこと、病気を忘れて仕事してる時の喜びなどを、淡々と文章にしています。今までに無いタイプの闘病記です。訴えるものは大きく重いのになぜかさわやか。現在日記は更新されているみたい。きっと、Still alive@禁句。



1404. Re: へぇ〜の連続 とものり [URL]  2004/03/15 (月) 10:13
>ヨシミツさん

>>現場からのレポートで、初耳のことばかり…。
>>「へぇ〜」の連続でした。

 実際、僕も初体験の連続でしたよ。

 でもこれまでアップしたことは差し障りのないことばかりでして、選挙は差し障りのあることのほうがよっぽど多いんですよ。差し障りのないことが3分の1程度、時間がたてばある程度差し障りがなくなることが3分の1程度、残りの3分の1はいつまでたっても差し障りがあることですね。(^^;)

 もう少し時間がたって差し障りがなくなったら、もうちょっと突っ込んだことまでアップしようと思っています。何しろ選挙後90日間はまだ選挙後処理期間で、お金や品物のやり取りはもちろん、当選お礼の挨拶回りや祝勝会も制限されていて、ヘタなことをすると公選法違反になるんですよね。(~.~)

 それで何年か後に計画どおり海外移住して、色々なシガラミを断ち切ったら、差し障りのあることもアップできますので、乞うご期待!(^_-)

>>ところで、私のところも、
>>1カ月ほど前から ADSL になりました…。
>>ワープロ&2400 の頃を思えば、夢のような感じです(笑)。

 ヨシミツさんのところもADSLになったんですか! ほんと、まだ10年もたっていないのに、今の感覚からするとあの頃は「パソ通石器時代」といった感じですよね。(^^;)

                            とものり



1403. へぇ〜の連続 ヨシミツ  2004/03/14 (日) 23:55
こんばんわ。ヨシミツです。
ご無沙汰してました。

選挙のお話、とても興味深かったです > とものり さん
現場からのレポートで、初耳のことばかり…。
「へぇ〜」の連続でした。

***
ところで、私のところも、
1カ月ほど前から ADSL になりました…。
ワープロ&2400 の頃を思えば、夢のような感じです(笑)。
快適ですね。

それで、副産物というか、
スプリッタを使ったら、今まで、電話に変な雑音があったのが、
きれい、すっきり良い音になりました…。
ラッキーでした。

///ヨシミツ



1402. 「シベールの日曜日」 とものり [URL]  2004/03/12 (金) 11:12
・「シベールの日曜日(Cybele out les dimanches de ville d'avray)」セルジュ・ブールギニョン監督、1962年、フランス、BS映画劇場

 父親に見捨てられた孤独な少女と、戦争で記憶を失った子供のような男との純愛という、ロリコンにとってはけっこう嬉しい作品。v(^^;)

 ストーリーはわりとありがちですが、ヒロインの少女がおしゃまで可愛らしく、いかにもフランス映画という感じです。

 少女のコスチュームと画面の雰囲気から、何となく石ノ森章太郎の名作短編マンガ「昨日はもうこない、だが明日もまた…」(アンソロジー『竜神沼』収録)を思い出してしまいました。年代的に、ひょっとしたら映画好きの石ノ森章太郎もこの作品を観たのかもしれません。

                            とものり



1401. 「童年往事・時の流れ」 とものり [URL]  2004/03/10 (水) 12:05
・「童年往事・時の流れ(童年往事、The Time to Live and the Time to Die)」ホウ・シャオシエン監督、1986年、台湾、BS映画劇場

 ホウ・シャオシエン監督の代表作のひとつ。選挙前に録画しておいたものを、ようやく観ることができました。(^^;)

 詩情あふれる美しい風景と郷愁を誘われる風俗描写、静かで淡々としたストーリー展開、繊細できめの細かい演出、そしてゆったりとした時間感覚と、いかにもホウ・シャオシエン監督らしい佳作です。

 主人公が子供の頃の風俗描写で、鉄クズや台風で落ちた電線などを拾って鉄クズ屋に売り、小銭を儲けているところがあり、自分の子供の頃を懐かしく思い出してしまいました。

 僕も子供の頃に、鉄クズを集めるために糸の先に磁石を結びつけて道を歩き、同時に磁石にくっつかない銅のクズ、通称「アカ(赤)」を拾い集めました。銅クズは鉄クズよりも高く売れるので、貴重だったんですよね。(^_-)

 精神衛生上あまりよろしくなかった、あわただしい選挙運動の後にこういう作品を見ますと、本当にほっとして、あらためて人生の意味や目的などをゆっくり考えたくなります。

                            とものり