玄関会議室

会議室

この会議室はパソコン通信と同様のオンライン掲示板です。 どんな話題でもかまわないので気軽にじゃんじゃん書き込んでください。

[書き込み削除]

1988 番の書き込みのパスワードを入力してちょ!


1988. Re[1987]:2群の経時データの解析について 投稿者:杉本典夫 [URL] 投稿日:2024/11/11 (Mon) 08:45:48
>悩める開発担当者様
お久しぶりですね!(^o^)/

> CROのレポートでは、0w,6w,12wの各ポイントで、それぞれ群間比較(t検定またはMann-Whitney U検定)を実施しています。これは、多重性の問題があると思いますが、如何でしょうか?
そのとおりです。全ての時点を評価時点にするのなら、当然、多重比較が必要です。

> 私の理解では、パラメトリックであれば、反復測定分散分析+post-hoc検定だと思うのですが…
反復測定分散分析は適切ですが、post-hoc検定は不適切です。post-hoc検定は結果を見てから検定方法を選択する「後知恵」ですから、事前に必要例数を求められません。
多重比較を行うのなら試験計画段階で設定しておき、有意水準と検出力と検出差に基づいて多重比較に必要な例数を求めておかなければなりません。そして一般に、多重比較の必要例数は分散分析の必要例数よりも多くなります。

> また、ノンパラメトリックの場合は、Bonferroni補正すると理解しています。
ノンバラメトリック手法でもパラメトリック手法と同様に各種の多重比較があります。Bonferroni型の多重比較は効率が悪くて試験の必要例数が増えるので、できるだけ使わない方が良いですよ。(^_-)

反復測定データの評価方法については、当館の次のページを参考にしてください。
○玄関>雑学の部屋>雑学コーナー>統計学入門
→4.3 繰り返しのある多標本・多時期の計量値 (5)繰り返し測定データの評価方法
http://www.snap-tck.com/room04/c01/stat/stat04/stat0403.html

またノンパラメトリック手法の多重比較については、次のページを参考にしてください。
○玄関>雑学の部屋>雑学コーナー>統計学入門
→4.2 多標本の計数値 (注2)
http://www.snap-tck.com/room04/c01/stat/stat04/stat0402_1.html#note02